ライフオンマーズ学会定例報告会「ライフオンマーズのすゝめ」 | デモス瑠偉のLEGOブログ「暗黒世代より愛をこめて」

ライフオンマーズ学会定例報告会

「ライフオンマーズのすゝめ」


いよいよ来ましたライフオンマーズ初心者向け
「ライフオンマーズ設定&キャラクター紹介回」!!
レゴ黄金期と違ってレゴ暗黒期の中でも特に異彩を放つ
ライフオンマーズともなると
国内インターネットにも設定資料がほぼ現存しておらず
海外サイトから翻訳アプリを駆使しながら
国内に残った断片的な情報とあわせて繋ぎ合わせていくしかないという
ガチ考古学染みた行為をしないと情報が集まりません。

その上国内の当時の邦訳資料、海外資料、そして後に出た振り返り資料にて

設定などがなんか普通に食い違ってる部分も多く

情報収集は困難を極めましたが
なんとか集めた情報を僕なりにかみ砕き解説していこうと思います。
今回はガチで誰も最後まで読まないだろうなという確信がある。

まずライフオンマーズとはなにか?(今更)

これらについてはやたら詳しい海外サイトがありましたので
まずそちらのURLを記載しておきます。
https://tvtropes.org/pmwiki/pmwiki.php/Toys/LegoLifeOnMars

そこの説明を僕なりにGoogle翻訳経由で和訳して要点をまとめてみました。
「LEGO Life on Mars」は 2001 年から

短期間展開されたLEGOシリーズであり
宇宙関係シリーズのサブテーマでした。
人間の宇宙飛行士グループが火星に不時着し

火星人を発見しました。 
レゴ スペースのテーマの中では珍しく

戦闘よりも探索と発見に重点を置いています。
(ある意味では平和的なクラシックスペースの精神的後継者といえるかも?)
人間の宇宙飛行士は火星人を征服することに興味はなく
代わりに彼らの生活を観察することを好みました。
火星人は、呼吸可能な大気を作り出す緑色の
クリスタルである「バイオディウム」を火星で採掘していました。

(いうほど緑か?)
「バイオディウム」は火星の生存に不可欠な輝く鉱物であり
「峡谷の火星人」からなる反乱軍(!?)はそれを奪おうとしています。
唯一の紛争はオンラインストーリー(!?!?!?!)で発生し

人間の宇宙飛行士が友好的な火星人が暴力的な

反乱勢力に対処するのを手伝います。

「ライフオンマーズど真ん中世代」の僕にも

初めて聞く設定が色々でてきまして

既に大困惑気味ですが
そろそろ逝ってみましょう!
「ライフオンマーズキャラクター紹介」!
キャラ設定の資料としては主にこちら
「brickipedia」
https://en.brickimedia.org/wiki/Life_on_Mars
と当時のカタログ設定などを参考とさせていただいています。


まずは地球人側!!
主人公の「B.B」くん!!


地味側の大箱ソーラーシャトルを購入しないと
入手できないレアな主人公です。
「懸賞に当たって火星旅行に参加した12歳の少年」
というなかなかぶっ飛んだ設定のキャラですが
12歳にしては身長が高いです。
アメリカンですね。
米国設定では
「火星に行った最初の宇宙飛行士の1人になるためのコンテストで優勝した子供」
となってますが誤差ですねはい。
宇宙の事は何でも知っていて火星人と出会った時も大活躍とのこと。


こちらは「ドク」!


LOM地球人のリーダー格、医者であり科学者でもあり
火星に宇宙ステーションを作れるか調査してるとか。
LOM自体が前シリーズ「スペースポート」
「ステルス続編」とされているのでアレに登場した博士と
同一人別説もあるほか北極チームの同じ外見と名前の科学者とも
同一人物疑惑があるそうな。
ただこの顔の人、暗黒期シリーズだとやたら見ますね。
以前のLOM回でも言った気がしますが「暗黒期を代表するモブ顔」な気がします。


こちらは「マック」


B.Bと同じく大型ソーラーシャトルを買わないと
入手できないので中々のレアキャラ。
宇宙旅行の経験が豊富な宇宙飛行士で
最新のロケット技術を熟知しており勇敢で頼りになるとのこと。
ぶっちゃけキャラ薄めなので
この辺に女性宇宙飛行士でも配置しておいた方が
多様性&彩りがあったんじゃねぇかな。(今更)


こちらは「オフィサー」もしくは「アシスタント」!!


リアタイ世代としては
「ライフオンマーズの地球人キャラといえばこの人!」
というくらい印象深いのですが設定的にはほぼモブです。
トルソーが「オリ宇宙シリーズキャラ」「オリSFキャラ」「SW系オリ賞金稼ぎ」
などに使うのに最適かつ何気に珍しいライトグレーメット
シティ系から未来系テーマまでモブ枠に使いやすい

コンソール付きメガネモブ顔と素材力はピカイチでありましたが
それ故にバラされずそのまま使われることは珍しかった印象があります。
しかしB.Bくんにも言える事ですが
今になっても手が黄色いのむっちゃ気になる。
宇宙やぞ。



次はいよいよいきますよ
「ライフオンマーズ火星人キャラ紹介」!!
膨大になるのでお覚悟を!!



ら~ら~ら~言えるかな♪
キミは言えるかな♪
「ライフオンマーズネームドキャラ」の名前~♪



「オルター(右)」
好奇心旺盛。ニュースがあるとすぐに出かけていくとか。
彼が火星人側の主人公です。
前のLOM回で紹介したシャムシェルっぽい謎マシンこと
「マーズクルーザー」に搭乗

操縦技術は火星で一番とのこと。
主人公のくせに地味めなセットにしか入っていない曲者で
火星人キャラの中では割とレア寄り。
「カシオペイア(左)」
リゲルの娘でオルターの親友。
思いやりのある優しい火星人。
ライフオンマーズ界隈における唯一の女性キャラであり
ライフオンマージストの最大の高値の花です。
一般レゴ界隈における前髪ちゃん↓

などに相当する存在と言っていいでしょう。
ちなみに僕は三体持ってます(ライフオンマーズマウント)


海外民だと冗談抜きにガチで

カシオペイアちゃんが性癖にブッ刺さってる人
とかいたりしてまぁ

ライフオンマーズ道闇深し。


彼女がネタ抜きに可愛らしく見えてきたらもう
あなたも立派なライフオンマージストです。



「リゲル」


カシオペイアの父親で火星人のリーダー、マーズベースの指揮官。
彼はバイオディウム採掘の前哨基地である
エアロチューブ格納庫の将軍でもあります。
ライフオンマーズの登場人物でも主人公らより
実際はこの人の設定が特に濃いです。
(もっと濃いキャラが一名だけいますが後述)
50年以上にわたって火星人のリーダーをやってる設定アリ。

(火星人寿命長いみたいっすね)
彼はすべての火星人をやる気にさせるために

最善を尽くしており怠惰と無秩序を嫌うそうな。

(直属の上司に居たら若干しんどいタイプですね)
彼の好物はスペーススラッグ(おそらくぬるぬるナメクジ)と「キャビアック」。
なんだよその設定。
そもそも口どこだよ火星人。



「ケンタウリ」


見た目と乗機のキャラ立ちっぷりの割に
設定はこれといって特に見当たらない謎火星人です。
LOMの象徴的セットの一つ「マーズプロテクター」のパイロット。
日本では「マーズ偵察ロボット」「マーズプロテクター」
LOM二大巨頭なので気持ち的には「ダブル主人公」
みたいな印象ですが結構脇役みたいですね。

彼の愛機マーズプロテクターだけは他の火星人メカと

カラーリング法則が全く異なります。
どうでもいい情報ですが僕のお気に入り火星人の一つです。

「アンタレス」


マーズ偵察ロボットの操縦士かつ医者。
彼は発明が大好きで、好きな食べ物は野菜のキューブで
嫌いなものは火星インフルエンザの季節だそうな。
(なんか生々しいな)
彼の愛機「マーズ偵察ロボット」に火炎放射器がついてるのは
火炎による殺菌消毒の為なのかもしれません。
ちなみに本当は胴とレッグは白なんですが
僕は持ってないので赤服で代用してます。
まぁええやん。



「ベガ」


ボスキャラっぽい名前とモブ過ぎる顔のギャップが魅力。
シンプルな外見+やたら封入されてるので「火星人モブ代表」
だと思われがちですがネームドの模様。

ナイトキングダムにおけるリチャードのようなポジションですね…

(暗黒世代ど真ん中にしか伝わらない例え)
マーズ探査機(ベージュ色でサソリっぽいアレ)
の監督者で発掘を専門とする科学者
力持ち設定がありますがそうは見えない。 
好きな食べ物はBLTサンドイッチでサプライズが嫌い。

(ナメクジが好物とか言ってるヤツがいる世界観で

 急にベーコンレタストマトのサンドイッチが好き

 とかいう火星人もいるのカオスすぎる…)




「Mizarミザール(右)」
「Pollux(左)(読み方がわからん)」

2人揃って世紀末感溢れるインパクトあるお顔の割に
海外サイトを巡っても名前以外に

これといった設定がでてこないお方たち。

「ライフオンマーズでこの文章量の怪文書回」ともなると

さすがにこの辺もう誰も読んでないという確信があるので言っちゃいますが
こんなにネームドキャラ必要だった!?

近年のレゴシティなどもやたらとネームドキャラ多いですが

あれらも多分10年後20年後辺りに振り返った際に

「こんなにネームドキャラ必要だった!?」

というツッコミを受けてるんじゃないかと思いますはい。

ただあからさまにモブなベガさんに結構設定があって

この辺の顔が濃いメンツが名前だけで特に設定ないのは独特なバランス感覚ですね…

ちなみにPolluxさんは公式のとは胴体と足の色が違いますが
いいだろオマエ火星人だって服着替えることくらいあるだろ!
ちなみに「胴と足がオレンジのPolluxさん」は正式には

「Unknown Martian(未確認火星人)」というそうです。

じゃあメインキャラ以外全部それでよくないすか…?

他にも「Canopusカノープス」というキャラがいますが
持ってないし正直そこまで欲しいかと言われると微妙。



「アルクトゥルス」


今回僕が一番紹介したかったのが彼です。
この目がヤバい火星人、製品ではむっちゃ
モブのように紛れ込んでますが
「アルクトゥルス」「渓谷側の過激派火星人からのスパイ」
という設定の悪役寄り火星人のようです。
バイオディウムをすべて盗もうと計画していたそうで。
ライフオンマーズにも結構ディープな設定や敵対関係があるんだな…
クラスペエクスプローリアンと同じく
「せっかくオリジナルメカビルドしても戦わせる相手いねぇ問題」
を抱えるLOMですがその要素を解決する可能性を秘めてますね
「悪の渓谷の火星人」という存在は…
リゲルの項で前述した
「リゲルが長い間、おそらく50年以上にわたって火星人のリーダーだった」
という設定があるのですがさらに
「60年前にアルクトゥルスがリーダーだった」
という設定もあったりするそうな。
そして

「アルクトゥルスをリーダーとする火星人らは

 60年前に地球を侵略しようとしていた」
「地球で細菌に晒されてやむなく撤退」

「それがかの有名な「宇宙戦争」の元ネタであり事実」
つまりまとめると
「アルクトゥルスは1930年代の火星人のリーダーで
 火星人の地球侵略の出来事を再現した
 1938年のラジオドラマは、実際に真実を語っていたのです。」

という中々ぶっ飛んだ過去設定も持っております。
実にアツい悪役キャラです彼。
こんな美味しいキャラだったのかオマエ!?
本当にディープですね海外設定込みのライフオンマーズ界隈。
なんとなくでこんなヤバい目つきしてるわけじゃないんですねぇ。

そして海外サイトで見つけた文章を翻訳というか
直訳というかGoogle翻訳通したものなんですが

ソーラー・エクスプローラー号とその乗組員が

火星に着陸したとき、リゲルはエアロ・チューブ格納庫で

すべてのバイオディウムを盗んでいたキャニオン火星人と戦っていました。 
このままでは、リゲルは基地だけでなく

火星全体を降伏しなければならなくなるでしょう!
リゲルは当初、人類が侵略者

(火星人は地球が送っていた探査機に腹を立てていた)、あるいは
愚かな「実験動物」である可能性があると信じていたため

人類に疑念を抱いて実験を行っていた。
 彼らはスパイを暴露し、キャニオン火星人を阻止することで

最終的に自分たちの力を証明することができた。 
リゲルは人間たちを同盟者であり友人であると認識し

娘が人間たちと一緒に地球に戻ることさえ許可した。

結構ガッツリ戦闘敵対してますね
「善の火星人」「悪の火星人」ね。

「思想の違いとエネルギー問題」で同種族で戦争してるの中々
レゴワールドにあるまじき生々しさでいいですね…
こういうのを人外でやるのなんか風刺画っぽいですね。
ライフオンマーズ社会派サブライン説。
これはまだまだ広がる余地ありますぜライフオンマーズ世界
オラワクワクしてきたぞ!

(伝説の超暗黒世代)


幸運なことに僕このアルクトゥルスフィグ
結構な数もってるので彼の顔の火星人を
「渓谷の悪の火星人一族」
として使うことができます!


(絵面がやべぇ)


ただ一つ問題があるとすれば
「インセクトイドの敵の巨大昆虫」と一緒で
「悪の火星人のメカ」一個もセット化されてない節がある
(ライフオンマーズセットは騒乱が収まった後の時間軸らしいです)ので
どういうのを作ればいいか全くわかんねぇ!!


そして後に出た「マーズミッション」との関係性なんですが

近年出たムック設定によると「ライフオンマーズの後日談」

的な「火星を征服した謎の緑のエイリアンと地球人チームの戦い」

という設定とのことでしたが海外資料をあたると

「同じ火星が舞台のシリーズだが直接的な関係性はない」

と二つの説が存在しまして。

つまりなんですかね例えるならば

仮面ライダーにおける「クウガからアギト」

ガンダムでいう「ビルドファイターズシリーズからビルドダイバーズシリーズ」

みたいな「直接続編ではないけど似たようなことはあったよ」

的なつながりかなと解釈しとくのが無難でしょうかね…

(そもそもスペースポートからライフオンマーズが既にそれっぽいですね)



ちなみに小ネタなんですが

今回の調査の結果激アツ展開を発見しまして。
レゴマガジン2001年11/12月号では、ライフオンマーズチーム
アルファチームおよびレゴスタジオのスタッフと協力して、
レゴ恐竜をマインドコントロールするオグルの計画を阻止する話があるそうです。
胸アツ展開過ぎる!!


ここで抑えておきたいのは「宇宙戦争」のくだりの

設定を見てもわかる通り、未来が舞台の宇宙シリーズと違って
ライフオンマーズは一応「現代劇」なので

SF色強いながらも現代劇な「アルファチーム」

タイムクルーザー的要素絡めなくても共演できてしまうんですねぇ。

(ロックレイダースは未来っぽいのでこういう時面倒ですね)
ただレゴスタジオチームがしれっと混ざってんの面白過ぎる。


では今回はこの辺で!
ライフオンマーズは永久に不滅です!!


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