こんにちは、むーんです。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 

このブログも昨年は更新がだいぶ滞ってまいりましたが、

まだまだ紹介したい久石さんのアルバムは大量にあります。

今年は更新もガンガン頑張っていきたいと思います。

…いや、そこそこ?…ほどほど?…ぼちぼち?…無理しない程度に?…(汗)

いやいや!とにかく頑張ります!

そんなむーんではありますが、

みなさん今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

さて、先日の「千と千尋の神隠し」の放映はご覧になりましたか?

良い映画は何度見ても良いですよね!

今日は「千と千尋の神隠し」のアルバムをご紹介したいと思います。


「Spirited Away Suite」




レーベル:ユニバーサル
品番:UMCK-1636
発売日:2019/7/31

曲目:
1:Spirited Away Suite One Summer's Day[3:09]
2:Spirited Away Suite Nighttime Coming[1:51]
3:Spirited Away Suite The Gods[1:44]
4:Spirited Away Suite View of the Morning ~ The Bottomless Pit[2:30]
5:Spirited Away Suite The Dragon Boy[1:57]
6:Spirited Away Suite No Face[2:51]
7:Spirited Away Suite The Sixth Station[3:36]
8:Spirited Away Suite Reprise[4:35]
9:Spirited Away Suite The Return[2:51]
10:Le Petit Poucet[4:28]
11:DA・MA・SHI・絵[7:26]
12:Encounter for String Orchestra[5:55]
13:World Dreams[4:16]

オススメ度:★★★★★
マニアック度:★☆☆☆☆
難易度(ききやすさ):難★★★★☆易


前半の1~9曲は2018年W.D.Oコンサートで初演された、「千と千尋の神隠し」をオーケストラ組曲として書き直されたもの。

10:Le Petit Poucetは2001年にフランスで上映された「プセの大冒険」のメインテーマ。

11:DA・MA・SHI・絵は初期のアルバム「α-BET-CITY」に収録されているミニマル曲。

12:Encounter for String Orchestraは「Vermeer & Escher」から抜粋された4曲を再編したもの。

13:World Dreamsは言わずと知れた「W.D.O(ワールド・ドリーム・オーケストラ)」のテーマ曲として作曲された名曲。

 

 

 

今日は組曲「千と千尋の神隠し」にフォーカスしていきたいと思います。

 

 

 

この組曲「千と千尋の神隠し」の演奏を「千と千尋の神隠し」の映画を見る前に聴いてはいけません

なぜなら、この演奏はとてもとても素晴らしく、この演奏を聴いてしまった後に映画を見ると

そのBGM(サウンドトラック)が少々物足りなくなると思うからです。


いいえ。決してサウンドトラックが劣っているとかできが悪いという事ではありません。

この演奏が素晴らしすぎるだけなのです。

それほどまでにこの演奏は素晴らしい。

 

アルバムの帯に「自身の手により生まれ変わった」とありますが、

まさに「生まれ変わり」「昇華」した演奏だと思います。

 

サウンドトラックといえば、映画のBGMであり、あくまでメインは映画の映像や物語。音楽はあくまでそれを支えるもの、華を添えるもの、増幅させるもの。

でもメインで無い以上、主張しすぎることは「良し」となるものではありません。

久石さんもそのように作曲されていて、映像の秒数に合わせて作曲・演奏されるほどの仕事っぷりです。

 

でも、このアルバムではそれがありません。

メインは音楽。それもフルオーケストラ

その演奏は、オーケストラならではの重厚な迫力があり、リズムや強弱が自由でとても感情豊かかつ繊細に動き、

副旋律や伴奏が幾つも絡み合い奥行きがとても深い、そんな演奏になっています。

作品が生まれてより20年の時を経て、より洗練され深みを増した久石さんによって、まさに「生まれ変わった」演奏。

1つの楽曲としても完成していますし、

映画「千と千尋の神隠し」のイメージや感動をさらに増幅させるような。

そんな素晴らしいアルバムとなっています。

 

なにか、抽象的な感想のような文章になってしまいましたが、

自信を持って言えるのはこのアルバムが名作・名演であること。

「千と千尋の神隠し」を見終えた後で、余韻に浸りたい時にぜひ聴いて欲しいアルバムです。

そして、千尋のような大粒の涙を流してください。

 

参考記事:

千と千尋の神隠し~サウンドトラック~【CD紹介その53】

千と千尋の神隠し~イメージアルバム~【CD紹介その55】

平原綾香●晩夏(ひとりの季節)/いのちの名前【CD紹介その54】


「千と千尋の神隠し」の感動が再びよみがえるアルバム。
よろしければ皆さんもぜひ一度お聞きになってみてください。
久石さんって本当にすばらしいですね。
では。

 

 

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