これからのこと | Mother Moon 〜やわらかく温かき光で包み込む 母なる月に祈りを込めて〜

お隣のおじさんちの猫のKちゃん


エイズキャリアだったのですが


春先から痩せてきて


とうとう先日亡くなったと


おじさんがポロポロ泣きながら


話してくれました


あまりに寂しくて


動物管理センターで猫をもらおうと


行ってみたけれど


一人暮らしで保証人もいない高齢では


譲渡はできない


高齢者が動物を飼って


病気や死亡で飼えなくなった場合の


残された子のその後の事などを


職員さんが説明くださったそうで


確かにそうだと納得して


帰ってきたと話してくれました


寂しくて寂しくてたまらないけど


これに慣れていくしかないと


泣いておられました


私ももう人ごとの話ではない歳


胸が潰される思いでした


動物がいない生活


考えてもまだ実感がわかないけど


今が動物のために生きているようなものなのに


何を支えに未来の私は生きているのだろう


外猫にごはんをあげるのも


私が死んだとき路頭に迷わせるから


そのうちタイミングをみて


やめなければと思うし


もう新しい子は迎えるのは年齢的に厳しい


年金生活になったらきっと経済的にもね


私がしっかりと責任を取れるように


って考えると


70代80代では遅すぎる


カウントダウンは始まってる


近くに娘も暮らしていて


今は老犬老猫ホームなんかもあるけど


私が死んだ後に


面倒をみてくれさえすればいい

(言い方悪いけど)


ってのもなんか違う気がする


私がいなくなった時点で


きっと犬猫たちは幸せじゃなく


生きていかなければならない


その選択が間違っているとは思わないけど


残された家族や施設をあてにする


そこまでは私はしたくないなと思う


ただ生きていればいいのと


幸せに生きるのは


全く違うもの


それは人間も動物も同じ


ごはんと寝床、命の保証


それがあれば幸せでしょ?


なんて嘘でも自分の動物には言えない


生きることは心在りき


共に生きてきた日々があるからこそ


寂しさやエゴを捨てて


決断しなければいけないこともある


動物と暮らすって本当に大変


揺さぶられ鍛えられ泣いて笑って


とにかく人生が忙しくなる


これからの私は


少しずつ決断していく時期


間違わないように


誰のためか、を見誤らなかったら


大丈夫、迷わない。