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昨夜の父は、前半は静かに寝てくれていたのだが、明け方から痛い痛いと咳が始まった。
起きて枕をさらに高くしたら咳が収まり、脚の位置を調整するとまた寝てくれた。
なのでわたしもおとといよりよく眠れたが、体の痛み対策には定期的な体位変換が必要なようだ。
完全にフルタイムの介護になってしまったので、ちょっと困惑している。
だがその甲斐あってか食欲が出てきたようで、朝はアボカドと豆腐を食べた。
介護食パウチはお手軽で便利なのだが、味が飽きると看護師さんが言っていたので、カボチャとアボカドの豆乳ポタージュを作った。
これが好評で、おいしいと言って嫌がらずに食べていた。
食事も全介助なので、拒否せずに食べてくれるとうれしい。
イナちゃん(白黒猫♂1歳)は、いつも父のごはんチェックに来て味見しようとする。
今日はアボカドと豆腐が気になったようだ。
「じいじはいつもおいしいもの食べてるね」。
今日はリハビリの日だったので、車いすに移してもらって10分ぐらい座るなど、ちょっと体を動かしたので痛みが減ったかもしれない。
わたしも父がぐずりだしたらベッドに座らせて、肩や背中をマッサージするのだが、すると機嫌も少し良くなる。
父は短期記憶はないが、言葉で表現することはできるので、まだ判断しやすい。
これが犬猫となると、痛みや不安、そして不満などを見逃してしまいそうだ。
わたしも気づかなかったことがたくさんあったのではないかと心配になる。
よくわからなくても、具合が良くない犬猫たちに、話しかけたり、マイルドなマッサージをしたり(嫌がらない場合)といった働きかけは、人間の場合と同様に気分や病状の改善に有効だ。
また市販の加工品ではなく、あまり手を加えていない食べ物をときどき少し加えてあげることも大事だ。
うちの犬たちは手作りごはんだったが、市販フードよりも好きだったので、全量手作りにしていた。
猫の手作り食は犬よりもやっかいだったが、先住猫たちも一時期は食べてくれていた。
イナちゃんはドライフードだが、野菜や納豆ご飯をつまみ食いしている。
犬猫たちには年をとっても病気になっても、できる限り快適に暮らしてもらいたいので、よく観察して不快そうにしていないか、満足しているかに気を配りたい。
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