イナちゃん(白黒猫♂享年3歳)が亡くなってから不安行動が増えていたケディさん(三毛猫♀12歳)だが、1週間ほどで落ち着いていつも通りの様子になった。
そのタイミングで金曜日に定期検診に連れて行ってきたら、貧血の数値が大幅に悪化していた。
新しいフードが気に入ってよく食べてくれていたが、体重は2kgにまで落ちてしまった。
どこまで痩せるのだろうかと思って主治医に尋ねると、このあたりが限界だろうと言う。
昨年の7月に腎不全と貧血が判明して以来、ずっと定期通院しながらよくがんばってきた。
猫エイズと猫白血病のダブルキャリアということもあり、いつ容体が急変して力尽きてもおかしくないと言われながらここまで来た。
そのケディさんが昨日の夕方から食欲がなくない。
もともと味にうるさいひとではあるが、さらにいろんなフードを買ってきてあげてみても全く食べようとしない。
他方で、水を飲んでも吐くようになってきた。
水分を吸収できなくなっているのだ。
いつも快腸快便なのに今朝は下痢で、消化吸収能力の低下が懸念される。
金曜日に動物病院に行ったときに主治医によく話を聞いたのだが、水を吐いて脱水している場合は輸液すると少し楽になるという。
それでイナちゃんにも1度輸液したら、ちょっと楽そうにしていた。
だがこれはもう最期が近いサインだそうだ。
安楽死(尊厳死)についても話を聞いたが、結論的に言えば、タイミングはケースバイケースで非常に難しいので、獣医師との緊密な連携が不可欠であるということがわかった。
安楽死は、改善の見込みがない場合に本人の苦痛を軽減するために、動物福祉の観点から行うものだが、日本ではそもそもその考え方が根付いていない。
たとえ苦しんでいても「天寿を全うする」とか、「最期までお世話して看取る」のが良しとされる傾向がある。
主治医のところに来る安楽死の相談で最も多いのは、人間家族側が「見ているのが辛いから」という理由によるものだそうだ。
動物福祉の観点からのプロトコル的なものは日本にはないので、動物の苦痛軽減を最優先してほしいという希望をしっかり伝えた上で、獣医に容体を評価してもらい、よく話し合いながら進めるというのが現実的なところになる。
わたしもそうしたいと思っているが、なにせ病院が遠いのが大きなネックになっている。
搬送のストレスで力尽きることも十分にあり得るので(イナちゃんの場合はその可能性が高かった)、往診で頼む人が近年増えているようだ。
ごはんを全く食べなくなってから1週間程度で絶命するケースが多いというので(イナちゃんもそうだった)、それなら食べなくなって3~4日ほどで安楽死の選択をしたらいいのではと聞くと、それぐらいだと持ち直すことがあるというから難しい。
そこで様子を見ていたら、意識が混濁してきて苦痛を感じなくなってくるので、あえて安楽死する意味が乏しくなる。
意識がもうろうとしている状態では、家で大好きな家族と一緒に静かに過ごした方がいいと主治医は言うし、わたしもそう思う。
ケディさんにも、苦しみ少なく、安心して過ごしてもらえるように力を尽くしたい。
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