食事中のおねだりを改善したいけど家族が… | ドッグウォーカー博士のスローライフ

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朝から元気いっぱい遊びモードのイナちゃん(白黒猫♂10か月)。

 

今日もお気に入りのポンポンじゃらしを狩る。

 

 

 

 

 

「えいっ!」

 

 

ところで犬でも猫でも、人間の食事のときに「何かちょうだい」とおねだりしたり、犬の場合は吠えたりするという話を聞くことがある。

 

比較的多いお悩みだ。

 

その際に、何とかなだめようとして、あるいはかわいそうになって(?)、テーブルから食べ物をあげてしまう人も一定数いる。

 

とくに高齢者や普段家にいないお父さんがやっていることが多い。

 

うちも同居しているときには父が猫によくやっていたし、母はうちに遊びに来た時につい自分が食べているものを犬にあげていた。

 

そうすると、犬猫たちは人間の食事のときに必ずおねだりするようになる。

 

おもしろいのは、絶対にこれをしないわたしのところには来ずに、くれる人のところに張り付いておねだりすることだ。

 

ちゃんと人や状況を見ているのである。

 

食事中のおねだりは犬たちの利益にもならない。

 

というのは、食べすぎになるのおあるが、それ以上に落ち着かなくなるからだ。

 

自分の食事が終わってしまえば満足して人の食事には反応しないという状態だと、食べ終わればすぐにリラックスできるが、人の食事中にいつ食べ物がもらえるかと待ち構えていたら、少なくともその間は落ち着かない。

 

「早くちょうだい」と吠えてしまう場合はなおさらで、吠えることでますます興奮してしまう。

 

このように犬の利益にならないことが明らかな場合、犬の要求を受け入れることはしない。

 

代わりに、人間の食事と犬猫の食事は別ということを学習してもらう。

 

やり方は、まず犬猫たちの食事を先にあげて満腹にしておいてから、人間の食事は人間だけでさっと食べてしまい、ちょうだい攻撃に無反応でいる(=まったくそっちを見ずに、自分の食事に集中する)というものだ。

 

これができればすぐに改善するが、テーブルから食べ物をあげる人はできないことが非常に多い。

 

つい犬猫の方を気にして見てしまったり、一口だけならとあげてしまったりする。

 

自分はできても家族ができないという話も非常によく聞くし、うちの両親も高齢だったこともあってできなかった。

 

その場合は妥協案として、あげていいものをお皿に入れておいて、それが終わったら終了にしてもらうのもいい。

 

犬猫たちはそれでは納得せずに「もっとちょうだい」と来るが、そこは人間側に理解してもらう。

 

譲歩したとしても数回が限度で、「もうそれをあげたら終わりだよ」と人間に言う。

 

だが犬が満足せずに吠えてしまうこともある。

 

それはスルーすればいいのだが、何とか吠えさせないようにしたい、でないと自分がイライラする(周辺住人に気兼ねして)という家族メンバーもいる。

 

もちろん家族を説得できればいいのだが、みんながみんな協力的でないケースも普通によくある。

 

その場合は、家族には好きなようにしてもらって、犬のおねだり行動についても許容する、というところまで譲歩するというのもありだ。

 

家族の説得は時間をかけて少しずつゆっくり行うか、無理な場合はあきらめる。

 

吠えるから食べ物をあげ続けるという人の場合は、自分のその行動がおねだりを引き起こしているということを理解してもらい、わかった上でそれでもやりたいのならどうぞ、というスタンスだ。

 

犬の行動はすぐに変わるが、人間の行動はなかなか変わらないので、そのつもりで家族の問題行動に対処する。

 

テーブルからあげるのではなく、いつもあげているようなものをコングに入れておいて、それをあげて犬にゆっくり食べてもらうなどの工夫はしてもいいかもしれない。

 

それでは人間が納得しないこともあるし、犬もテーブルからもらいたいということもあるので、あくまでもそれぞれの反応を見ながらだ。

 

コング方式がうまくいけば、少なくともテーブルからのおねだりは減るし、もらえるのを待ち構えるストレスも興奮も減る。

 

いつも書いているように、いろいろ考えて工夫を凝らすことが大切だ。

 

そして人間に対しては妥協が必要になることが多い。

 

犬猫たちの方がよほど素直で接しやすいとわたしは思っている。

 

 

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