日青協 H29第3回&H30第1回理事会~前へ!~ | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

“前へ 一歩先へ!

活動の灯を絶やさず 全国から地元まで”

 

こんばんは、なないろベース事務局&大分県連合青年団団長のタカッチです!

今回は、なないろベースが加盟する大分県連合青年団が加盟する日本青年団協議会(日青協)の話題です!

       

 

昨日、本日と、東京の日本青年館へ!

日本青年団協議会(日青協)の理事会に出席。

全国の道府県団役員が一堂に会し、日青協のこの一年間の振り返り&新年度の体制決めを行いました。

内部会議のため、詳細は割愛いたしますが、日青協の活動紹介として紹介できる内容をお伝えいたしますね♪

 

〈目次〉

[1日目] 

(1)29年度の振り返り

(2)学習会

(3)懇親会

[2日目]

新年度役員決め

 

▽会場は日本青年館(3代目)。

 昨夏完成したばかりの新しい青年団の拠点です!

 神宮球場や国立競技場のすぐそばとい好立地!

▽窓から球場を一望できる客室も⁉

 [1日目] 

(1)29年度の振り返り

まずは、この1年の活動の振り返り。

執行部から報告・総括→理事(道府県団役員)が質問や要望を行いました。

(2)学習会

続いて学習活動。

日本体育大学教授で、青年大会のみらい検討委員会にも加わる、野村一路氏を講師に招き、大学が青年団を求めている現状についてご講演頂きました☆

私自身が学生団員出身&大分県団には別府大学青年団が加盟していることもあり、非常に興味がございました☆

(大分以外では、高知・岡山・静岡などで学生団員が活躍されているそうです!)

大学・学生の現状をもとに、青年団活動が大学・学生にとってどのように有益なのか、また青年団側もどう大学・学生と接すべきかなどを、道府県団と意見交換しながら学習いたしました。

[要旨]

<導入>

 ・まずは、それぞれの地域がどういう活動をしているのか、課題は何かを知ることから始まる。

 →青年団がしっかりとした「受け皿」の存在でないといけない。

 →×「人数を増やすために学生を受け入れる」⇒○「青年団そのものの魅力とは何かを考え、伝える。」

 

<大学の現状>

 ・7年に1度、大学は認証評価を受けないと大学として認められない制度へ(∵広く門戸を開き、多様な人々を受け入れるため)。

 →「アドミッション・ポリシー(どのような人材を受け入れるのか)」、「地域貢献」などが大学側に求められている。

 

<学生の現状(課題と必要な支援)>

●課題

 ・学生は大人なようで、思ったより子ども

  (∵「親に勧められて…」、「学び方を知らない(学習=受験的な学び方は知っていても、学修=主体的な学び方を知らない)」、

   本来:「あの先生のもとで学びたい」←→現実:「先生を選べない」) 

 ・同属としか集まらない傾向

  (∵成功体験が少ない→異年齢との関わりが少ない)

○支援

 ・地域(キャンパス周辺など)での課題を発見し、解決策を見出す体験

  →まさに地域の課題と向き合い活動している青年団が重宝!

  ⇒「どんどん外に出ていこう!(子どもを大人にしていく場)

 ・様々な価値観と触れ合う場づくり

  →地域・青年団のように、様々な立場の人が暮らす・活動している存在が必要。

 ・成功体験・満足感・自己肯定感をたくさん経験させる

  →Ex1:「楽しかった♪」、「大学じゃできない貴重な体験だ☆」と学生

  →Ex2:「君の力が必要なんだよ!」、「君のおかげで助かったよ♪」と青年団

  ⇒実際に学生が活動してくれたら、大学に感謝状を送ろう!(大学側に学生の頑張り&青年団活動を知っていただく)

 ・「年に1回、この時だけ一緒に頑張ろう!」という活動づくり

   →学生にあまり負担をかけない、お楽しみ感を出す。

 ・地域団で活動している学生同士の横のつながりづくり

   →LINEなどのSNSも、上手に活用すれば、学生はつながりやすい。

 ・「○○したい!」という隠れた想い・希望を引き出すきっかけづくり

  →学生と直接会って話を聴く。

 

 

<大学・学生へのアプローチ方法>

○For.大学

 ・多くの大学には、ボランティアセンターなど受け入れ窓口あり

  →電話やHPで担当セクションを尋ねる

 ・営業マンたれ!

  →セールスシートを作れ!

    →パワポ4枚程度の資料、具体的に何をしてほしいのか、大学・学生にとってのメリットを明確に。

    →成功Ex:「5月15日にスポーツイベント開催。学生5名募集。幅広い年齢の方々や地域とふれあえます。」

       →大学「でしたら、○○研究室に相談してみます」と具体的に動ける。

  ←→失敗Ex:「○○青年団です。清掃活動を行っております。よろしくおねがいします」と延々と自己紹介。

        →大学「あっ、そうですか。」「似たような団体は他にもありますので・・・」で終わりやすい…。  

○For.学生

 ・ガイダンスを開く

  →授業終わりや昼休みに時間に頂くと効果的。

  →たとえ数人の学生だけしか教室にいなくとも、大切・丁寧に説明を

 ・学園祭に参加するなど、青年団から出向こう!

 ・個人からアプローチするとよい

   →Ex:アルバイト先で出会うetc...


<大分県団から講師へ質問(つい質問いたしました(笑))>
[Q]

「社会人との交流」というのも、学生と青年団活動のメリットのひとつだと考えるが(私自身&別大団員が共通で感じているメリットのひとつ)、現在の学生は、社会人との交流を積極的に求めている傾向にあるのか?

 ↓

[A]

 ・積極的に求めている学生は稀。

 ・ただし、就職活動と結びつけると、学生の興味を集めるだろう。

  →一般企業や団員が勤務する職場の情報などを提供すると、メリットが生ずる。

  ⇒「青年団=合同説明会(様々な職種の団員が所属)」という雰囲気にすると面白いかもしれない。

 (↑この発想・表現はなるほど!おもしろい!言いえて妙!と、私自身、学習させて頂きました。アドバイスありがとうございましたm(__)m)

 

<まとめ>

「上手な鉄砲を100発撃って、1回当たればよし」の気持ちで!

 ↑上手なセールスシートづくりがポイント!(下手な鉄砲は何発撃っても絶対に当たらないと思え)
  →ひとまず、一度セールスシートを作り、大学へ持参しよう!
  →大学側の反応を見よう!

  →失敗しても、何度もトライを!

  ※学部・学科選びも重要!もともと地域にまったく目を向けていない学部・学科もあるので。

「たった4年間だけでも、青年団とふれあうだけでも大きな体験☆」

 →大学卒業後、残念ながら青年団活動を辞めてしまう学生がいても仕方ない。

  まず、青年団という存在を知っていただくだけでも、価値はあり。

  いつかまた、青年団活動を再開するかもしれない。

  また、学生時代に少しでも地域や様々な職種の社会人とふれあうこと自体が、貴重な体験であることを忘れてはいけない。

 

 

…学生青年団に熱ある私、ついつい長文・拙いまとめで失礼いたしました(苦笑)

野村先生、的確で心に残るアドバイスをありがとうございましたm(__)m

 

 

 

 

(3)懇親会

さて、青年団の夜は長い!(笑)

九州ブロック(九ブロ)で懇親会♪

日付を越えるまで、たくさん語り合い♪

九ブロは、いつも熱い!(笑)

[2日目]

2日目は、新年度役員決め。

日青協役員の立候補を全国から募る→投票で決定。

 

今回は、各役職とも定員内のため、信任投票。

今回立候補された方は、全員信任☆

新体制の顔ぶれもおおよそ決まりました☆

(実際の任期は5月定期大会後~&欠員ある役職もありまだ役員募集中ということで、まだ予定段階です。)

 

なお、立候補演説も、印象的で学びとなる言葉も多々ございました。

・「青年団活動は、前進あるのみ。」

・「語り合いが、人を成長させる。」

・「青年団は需要がない?そんなことはないはず。

 今こうして、全国からはるばる仲間がたくさん集まっているし、各地元にもたくさん仲間がいる。

 今だからこそ果たせる青年団活動を一緒に頑張ろう。」

・「過去の伝統や想いも大切にしながら、『今』の若者や社会の課題を忘れずに、今必要な活動を大切に。時代は変わるものだ。」

・「今、自分たちの活動に自信を持っているか?学習活動にも積極的に取り組んでいるか?

 自分が真剣に取り組んでいない事業を、後輩におすすめできますか?
 今、学習活動があるのも、先輩方が積極的に取り組み、間口を守ってきたからだ。

 今の私たち世代が頑張らないと、後輩に間口・貴重な体験の場を残せない。一緒に頑張ろう。」

・「小言を言える関係でありたい。時には厳しいかもしれないが、こうしてお互いを高め合うのが青年団や社会教育。

 厳しい時間も、そして感動的な時間も一緒に過ごし、ぜひ後輩たちへ青年団の魅力を背中で伝えていこう。」

 

▽新体制の顔ぶれ

現時点で、九州からは長崎のU常任理事が信任。
U常任とは、12年目のお付き合いです。
2006年の九州青年祭in長崎(※タカッチ個人ブログ)で、同じフィールドワークだったことがきっかけ。
また、昨夏の福岡県東峰村災害ボランティアの発起人でもございます。
大分県団はじめ、九州の仲間を特に気にかけていただき、励まされております♪
 
▽会長予定者は、滋賀のF会長。
 これまで3年務められた沖縄のT会長からバトンパス。
F会長も、大変お世話になっております☆
初日の夜、弱気になっていた私を叱咤激励。
あの夜のおかげで、地元での課題も一歩解決へ進みました☆

本日も、F会長と、当時の想い出を語りました。

F会長「ああやってあの夜は君を叱ったけど、実は、自分自身への言い聞かせ・問いかけにもつながった」と。

これまた先輩の新しい本音を聴けましたし、新しい学び(人に伝えながら自分自身も省みよう)にもなりました。

ありがとうございました&引き続きよろしくお願いいたしますm(__)m

 

こうして、理事会は終了。

この他、合間に九ブロ団長会も開催。

九州各団の活動予定・新体制の方向性などの共有、九ブロとしての今後の活動について確認。

5月の定期大会で、九州幹事県が沖縄県→大分県へと引き継がれます。

九州は、団員の熱が強く、仲もよいのが特徴!

全国の他地域からもよく感心を頂いている自負もございます。

その九州の音頭を大分県団がとっていけるよう、頑張ります!

まずは、こまめに連絡・情報共有し、気軽に県を越えて意見交換できる環境づくりから始めます!

(その一歩として、本日早速、LINEで新年度版九ブロ団長グループを作成LINESNSを上手に活用してまいります。)

▽熱いぜっ、九ブロ!九州はひとつ!

最後に、簡単にご報告。

弊ブログが、全国地域青年実践大賞の教宣活動の部にて、教宣奨励賞(大賞・準大賞に続くありがたい賞)を受賞キラキラ

ありがとうございますm(__)m

後日改めまして、個別記事にてご紹介いたします。

取り急ぎ報告まで!

地元なないろベースの活動も頑張ろう!

以上、日青協理事会の報告でした!

全国の青年団仲間のみなさま、一緒にまた各地元で頑張りましょう!

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