こんばんは、事務局タカッチです。
今年もお盆の季節へ。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか??
さて、今回は昨日私が参加した災害ボランティアについてご紹介いたします。
同じ青年団仲間で参加&地域やボランティア活動内容のため、弊ブログでもご紹介させていただきますm(__)m
▽今回お世話になったボランティアセンターにて。
今年7月5日からの豪雨で、福岡県と大分県を中心に大きな被害が発生。
今回のフィールドである福岡県朝倉郡東峰村(大分県日田市と隣接)でも、たくさんの被害が発生。
▽2017.8.12時点の宝珠山エリアの被害状況。
コンクリートの崩壊、立木被害などを確認できます。
現在、災害ボランティアの受け付けも行われております。
※東峰村ボランティアセンターHP→http://tohovc.jp/
(※8/13-15はボランティア受付を行っていないそうです。)
今回、東峰村出身の青年団員の実家も被災されたそうです。
(私自身も、東峰村の青年団員にお世話になったことがございます。
また、2009年夏の日青協主催地域別研修@福岡(タカッチ個人ブログへ)で、東峰村で体験学習をしたこともあり。)
そこで、九州ブロック青年団協議会(fbページ)から、「有志でボランティア参加しませんか??」と呼びかけあり。
九州の各青年団に呼びかけ(もちろんなないろベース含め大分県各団にも募集)、今回4名が参加!
長崎1名、熊本2名、大分1名(タカッチ)です。
フィールドの福岡県東峰村(役場HP)は、2005年に小石原村と宝珠山村とが合併して誕生。
小石原村は、小石原焼で有名(先述の地域別研修@福岡記事を参照)。
宝珠山村は、炭鉱で有名だったそうです(朝ドラでも有名な伊藤伝右衛門が買収・経営されたことも)。
▽宝珠山炭鉱の鉱炉跡
今回は、宝珠山サテライトで受付→活動いたしました。
▽受付は、いぶき館さま。
通常は炭鉱の歴史資料館ですが、現在はボランティアセンターとなっております。
こちらで受付・各種申請を行いました。
[ボランティア受付→作業内容の決定までの流れ(東峰村の場合)]
(1)受付
…「新規」、「継続」、「団体」など、ブースに分かれております。
保険の加入、高速道路減免申請などを行います。
(2)オリエンテーション(説明)
…熱中症対策、被災者への配慮、リーダーを中心としたグループでのコミュニケーションなどの説明を受けます。
(3)マッチング(グループ分け)
…「○○さん宅、土砂の撤去、10名募集です」という依頼情報が随時あり。
そこで、希望者が手を挙げ、グループづくり→リーダー決め→車で移動という流れです。
なお、作業は15時まで→16時までにリーダーが完了報告・他メンバーは借りた道具の返却などを行います。
そして、青年団4人も現地へ。
今回の作業内容は、「土嚢づくり」「排水路づくり」でした。
現地は、裏山が崩落→民地に土砂と水が流入→現在も山の湧水が民地を流れ続けているため、自宅に水が入らぬよう、迂回の排水路を作ってほしいという依頼でした。
私たち含め、総勢20名で作業を行いました。
こまめに休憩をとり、リーダーや大家さんと作業工程を確認しながら、土嚢を作り、排水路を作りました。
▽作業の様子(青年団員)
・長崎・熊本
・大分
▽このように土嚢を150~200個を作り、排水路と堤防を形成。
(蔵と土嚢の間に水を引いております。手前の土砂や水たまりは、後任のボランティアのみなさま&プロの業者さまが今後作業されると存じます。)
▽地元のみなさま「ぜひ活動の記録に記念撮影を!」ということで、ボランティアや地元のみなさま記念撮影☆
(※青年団員以外の方の顔は伏せさせていただいております。)
▽青年団4名
大家さんからは、「本当にありがとうございました。おかげで、お盆は雨が降っても安心できます☆」とのお言葉を頂きました。
こちらこそ、たくさんの激励を頂き、ありがとうございました☆
また、一緒に活動されたボランティアのみなさま。
初対面のみなさまでしたが、積極的に声かけや相談・指示を交わし、無事に作業が進められました。
お疲れ様でした&ありがとうございましたm(__)m
▽大家さんから、ゆずこしょうの差し入れ。
本当にありがとうございます☆
だんご汁に入れると美味しいですね♪
なお、翌日の今日、一緒に参加した青年団仲間から、道の駅でこの大家さんお手製の柚こしょうが販売されているとの情報が。
地元でも人気なのですね!
もし道の駅小石原をお尋ねの際、柚こしょうも購入されてはいかがでしょうか??
さらに、ボランティアへのお礼は続きます。
▽作業後、ボランティアセンターでプリンの差し入れも。
うきは・朝倉地域の社協のみなさまお手製のようです。
甘いもの好きな私には大変嬉しいものでした^^
ありがとうございました☆
▽ふれあい荘@うきは市
うきは市の温泉施設:ふれあ
(本来なら、こちらが料金を支払って支援すべきところを
ポッカポカで、気持ちよかったです♪ありがとうございましたm(__)m
▽入浴後は、九州の青年団員でまったり語り合ったり、SNSで情報発信したり(笑)
いまどきの青年団、うちも含め、SNSでの情報発信が欠かせません(笑)
…と言いつつ、実はめったに会えないメンバーですから、少しでも長く同じ時間を過ごしたいんですよ(照)
目元が大分日焼けして、ヒリヒリしました…。
そして、頭頂部の髪を誤ってわずかに刈り残しているという。。。(苦笑)
▽最後にみんなで集合写真♪
次回会うのは、9月の九州青年祭や10月の日青協理事会あたりかな??
その時までは、みんなそれぞれの地元で頑張ろう!
豊後大野もカルタや秋の一大イベントでこれから山場を迎えますしね!
(※9月の九州青年祭in沖縄の参加者も大募集!こうした熱く楽しい九州の仲間と出会おうよ♪(笑))
<まとめなど>
最後に、ボランティア活動を通じて個人的に感じたことなどをまとめます。
ご参考になれば幸いですm(__)m
[ボランティアにあたり重宝する準備物]
※東峰村ボランティアセンターに分かりやすい情報あり。ご参照くださいませm(__)m
○水分は多めに(3~4リットル程度はあるとよい)
私は2リットルペットボトルの水を持っていきましたが、不足しました…。
結果的に、4リットルの水分を補給いたしました(地元の方からの差し入れをたくさん頂きましたm(__)m)。
気温が高くなると熱中症になる可能性も高く、またたくさん汗をかき体が水分を欲します。
水分は多ければ多いほど重宝すると、地元のボランティアセンターからも助言あり。
また、水なら、長靴を洗うなど飲用以外の用途でも重宝します!
○塩分も非常に大切!
ご存知の方も多いでしょうが、熱中症対策には塩分も必要!
水だけでは、むしろ体調を崩すこともございます。
体内の栄養バランスが崩れますし、下痢など他の体調悪化も引き起こします。
梅干しや塩飴なども口にしましょう!
(私は塩飴を持参。美味しいですし、熱中症にならずに済みました。)
○手袋は、穴あきではない丈夫なもの&普段から使いなれたものを!
土砂の撤去では、水分を含んだ泥も多く、手が汚れます。
軍手のように穴あきの場合、水がしみこみ、重くなるのだとか。
私は、穴あきではない草刈り作業用の丈夫な手袋を持参。
水分の心配はなし!
ただ、その手袋は昨日が初おろし→とにかく硬く、手を器用に動かせず、土嚢のひも結びにてこずりました…。
また、手が疲れました…。
よって、普段から使い慣れて手を動かしやすい手袋をおすすめします!
○ゴミ袋を多く持参しよう
ボランティアは、自己完結=人様に迷惑をかけないこと。
ゴミは、自分で持ち帰りましょう!さらに、他のメンバーのゴミも1つの袋にまとめると効率的!
また、後述のとおり、着替えでも役立ちます(汚れた服を入れる用)
○着替えもしっかりと
作業ではたくさんの汗をかきますし、土砂撤去作業では、作業服が思った以上に汚れます。
そこで、着替えを活動地にも持っていくように。
私は、駐車場の自分の車に置き忘れ→活動地からの帰り、汚れた服のままで青年団仲間の車に乗り、迷惑をかけてしまいました…m(__)m
[活動において意識しておくこと]
○体力に余裕があっても、あえての休憩を!
昨日は午前中は曇~小雨も、午後は快晴となり気温上昇…。
結構疲れが来ます…。
そこで、作業を15分したら、そこで必ず休憩(10分以上)を入れることです。
「まだ体力に余裕があるけど…」と思っていても、あえて休むと華☆
作業時間は結構長い!(昨日は現地で6時間)
かなり体力温存することをおすすめします!
○大家さんやリーダーの意見・指示を聞く&分らないことは遠慮せず相談!
まずは、被災者の想い・依頼を伺いましょう。
「この位置に水を流してほしいなあ」、「この隅は土嚢1列で十分だよ」など、要望が結構あります。
その要望に応えるのがボランティアの役割です!
(×「作業してあげる」→○「被災者に協力する」)
また、リーダーから作業・休憩指示も随時あり。
団体行動です。しっかり指示を聞いて、その日の目標を果たすよう努めましょう。
さらに、分らないことや提案があれば、大家さんとリーダーに遠慮なく相談すると効率的に進めると感じました。
昨日も、ベテランのボランティアが大家さんやリーダーに、「土嚢はどの位置まで&何個必要か?ぞれに合わせて作業を進めたい(無駄な動きを発生させないように)」と、頻繁に相談されておりました。
そのため、期限までにノルマ達成となりました☆
一方で、土嚢づくりで、手持ち無沙汰になった私。
その時、ベテランメンバーが、「協力しましょうか?」と声をかけてくださり、大変ありがたかったですし、私自身が主体的にお願いしなきゃ足を引っ張るなあ…と反省。
初対面の方ばかりでしたが、ベテランメンバー中心に、積極的に声かけや相談が行われました。
おかげで、スムーズに作業が進みました。
私もこのように、積極的に他人に声をかけることが大切であり課題だなと感じました。
[感想など]
○自然災害の恐ろしさを知る&人もそんなに弱くない。
2013年の福島フィールドワークでもそうでしたが、自然災害は改めて恐ろしい。
今回の作業地の土砂作業も、完了までかなりの日数を要する印象でした。
村レベルで眺めると、復旧まで気が遠くなるほどの時間がかかるなと正直な印象。
でも、人もそんなに弱くないとも改めて感じました。
全国各地からボランティアが連日たくさん集まり、作業が少しずつながら進められております。
青年団も、急な呼びかけでしたが、4名集まり微力ながら協力できました。
また、地元の方も作業されておりましたし、私たちを温かく迎え入れてくだいました☆
自然の力は脅威ですが、その後の人の立ち直りも捨てたものではないと。
頑張れ、東峰村!
○青年団のつながりも大切
先述のとおり、団員の実家が被災→急の呼びかけながら有志が集いました。
お盆時期で、大分含め各県で協力者がなかなか出せないとのことでしたが、それでも集まった有志だけでも協力いたしました。
私自身含め、今回参加した団員はみな、災害ボランティアが今回が初。
何か協力したい→でも、一人じゃなかなか動けない→青年団仲間を通じて今回一歩踏み出せたなと、私や他の団員。
なないろベースでも、昨年熊本で災害ボランティアに参加したメンバーもおりましたし、私自身も何か協力したいと思っていた中でも、今回のお誘い。
ありがたかったです☆
○現地を知ることの大切さ
報道だけでは分らない災害の爪痕のひどさ、そして頑張る人々の姿。
何事も、現地に行き、自分で何かを感じたり、当事者からお話を伺って今後に活かしたり。
当たり前のことかもしれませんが、現地に赴く・知ることの大切さを改めて感じました。
▽ボランティアセンターに設置されていたメッセージボード。
まさに、人はそんなに弱くない。
ガンバロウ東峰村
以上、昨日の東峰村災害ボランティアの様子を要点でご紹介いたしました。
ご参考になれば幸いです☆
それではみなさま(私含め)、災害や事故等に気をつけて、よきお盆や夏の終わりを過ごしましょうね☆
おわり
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<大分県豊後大野市青年団なないろベース>
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