☆豊後大野目ジオ押しツアー3~大野川編~その1☆ | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

 ”大野川沿い、犬飼・千歳には魅力が満載☆”
2015.2.22(Sun)9:00-14:30、@市内犬飼・千歳、参加:4名

こんばんは、事務局タカッチです。
冒頭、なないろベースも活動5年目。
今年は、「活動を広げる」ことも頑張ろうとしております!
(Ex:「活動の幅を広げる」→食事会も大事だがそれ以外の内容にも挑戦!、「市内各地で活動する」→特定の地域だけでなく市内を広く知ろう!、「企画担当持ち回り制」→メンバーみんなが主役になれるように)
昨日、その魁となる企画を開催!その模様を2回に分けてご紹介いたしますm(__)m


☆「豊後大野目ジオ押しツアー3~大野川編~」
 
おおいた豊後大野ジオパークをめぐり、市内の魅力発見・学習・体験や、参加者同士の親睦を図ることが目的の「豊後大野目ジオ押しツアー」。
今回で3回目の開催(1回目=西部編2回目=東部編)。
今回は、タカッチ主宰(=企画担当持ちまわり)。
・「私の出身地千歳や本籍地の犬飼を紹介したい(=市内各地で活動)」
・「ジオガイドの卵なので、ぜひジオガイドの実践練習もしたい&豊後大野学習をみんなでしたい&ごみ拾いもしたい(=活動の幅を広げる)」
・「新メンバーも参加予定なので、みんなで親睦を深めたい(=メンバーの輪を広げる)」

…という目的・動機で、今回企画いたしました。

[行程]
【今回紹介分】
(0)リバーパーク犬飼(集合)
(1)犬江釜峡・沈下橋
(2)犬飼石仏・細長橋
(3)手取蟹戸(化石採集+サプライズ??)
(4)ペーパームーン(昼食)
【次回紹介分】
(5)平尾社鳥居
(6)??(千歳の隠れたジオサイト!?)
(7)大迫磨崖仏
(8)犬飼港+??(犬飼の隠れたジオサイト!?)
(9)福門橋・水懸地蔵~リバーパーク(解散)


(0)リバーパーク犬飼(集合)
小雨降る中(雨男タカッチ)、参加メンバー4名参加(うち新参加1名 )。
▽カヌー・サッカー・テニス・公園・キャンピングなど、大野川沿いの多目的施設リバーパーク犬飼
 (本日23日~しばらくの間、サッカー場以外の施設は点検のため使用不可との話も聞いております。)
 
▽本日のスケジュール&目的紹介

(1)犬江釜峡・沈下橋
さて、リバーパークのそば(敷地内?)にあるおすすめ大野川スポットへ!
▽(過日晴れの日に撮影分)川は蛇行&ぎざぎざの岩肌が見えますね。
 結構逞しい光景だと思いませんか??

▽このスポットは、「犬江釜峡」と呼ばれます!
 さあ、何と読むでしょうか??また、実はこの地名の名付け親(大分出身の有名文化人)もおります!さあ誰でしょうか??
※回答は、各自でお調べください!

なお、このギザギザの岩肌、この大野川でたくさん見られます!(この後も登場!)
この岩肌は、「大野川層群」と呼ばれる地質です☆
詳細は、(3)手取蟹戸にて!

また、当初の予定に追加し、犬江釜峡のやや上流にある、豊後大野らしい風景の見える場所へ。
沈下橋

大野川や豊後大野市内で多く見られる、高さの低い&道幅の狭い橋です。
なぜ、こうした形の橋が多いのでしょうか??
建設コストが安いから??…それもあるでしょう。
…大野川流域は水害が多いのです。
増水時、当然この沈下橋は川に沈みます。デメリットのようですね。
しかし、逆にうまく水に沈むことで、欄干に流木が溜まることが少なくなりますし、その流木で橋が壊れるリスクも減ります。
また、参加メンバーいわく、「橋梁が船の形をしている→水流をコントロールするため」だとか。勉強になりました☆
自然に大した人間や生活の知恵(自然と人間のかかわり)…まさにこれも、ジオパーク活動!
▽なお、ごみ拾いも行います。(ゴミ袋をサンタクロースのように持つ…(笑))
 
(2)犬飼石仏・細長橋
さて、さらに上流へ。
ここで1つ、公式ジオサイトへ。

犬飼石仏(国史跡)
 とにかく大きい!!(高さ4m弱)。身長1.75mのタカッチと比較画像。
 
正面に大きく鎮座しているのが、不動明王。両脇に童子像。
大野川を眺める高さ・向きに鎮座しております。

・「いつ頃、できたの?誰が彫ったの?」
→平安後期~鎌倉期作といわれます。製作者は不明です。
・「なぜ彫られたの?」
→意図は不明です。信仰の対象として彫られたのでしょう。
 また、もしかすると、加工しやすい阿蘇溶結凝灰岩の崖がそこにあったから、この位置に彫られたのかもしれません。
 なお、大野川流域は磨崖仏・石橋が多く、「石の文化」といわれることも。
 ことに、「磨崖仏=人と大野川の彫刻作品」とおっしゃる専門家も。


さて、さらに上流。今回は時間の都合であいにく車窓見学のみとなりましたが…
細長橋
 九州土木遺産に登録されている昭和6年製の橋。
 またこのあたりは、細長港として、江戸時代は水運で栄えていたそうです。

(3)手取蟹戸(化石採集+サプライズ??)
上流へ進み、千歳へ。
鉄橋や、ギザギザの岩肌(大野川層群)の絶景ポイント☆

このあたりは、「手取蟹戸」と呼ばれます。
さあ、何と読むでしょうか??(各自でお調べください)

・「地名の由来は?」
→このあたりは、とにかく急流。川蟹ですら、川の中を避けて、この岩肌によじ登って移動するほど
 すると、蟹が岩に登ったところを、人間が手で簡単に捕まえられる…ということに由来とのこと。
 (※「戸」=「(岩)壁」という説もあり。)
▽より近くの画像(過日撮影)。かっこいい景観でもあり、急流の激しさも感じますね!
 
▽この岩肌をよく観察すると、層になっていることに気がつきますか?(層です、そうなんです!(苦笑))
 私はよく「ビスケットサンド」とたとえ、参加メンバーは「ミルフィーユ」とたとえていました(笑)

「どうして層になっているの?」
→これは堆積岩と呼ばれるものです。
 川で運ばれる小石や砂等が、水中で水平に積み重なり、時間や地球の圧力をうけて硬い岩になります。
 (垂直や斜めに傾いているのは、褶曲と呼ばれる地球の圧力運動が働いたからです。)
 大野川で見られるこの堆積岩の名は…そう、先ほど登場した「大野川層群」(1億年前)なのです!
 この大野川層群では、貝(イノセラムス)の化石が採れることで有名です!
▽以前、タカッチが採集したイノセラムス。
 
…ということで、なないろベース初の化石採集も実施!(化石採集を望むメンバーもおりましたので。)

▽今回メンバーが発見したものの一例。
 時間が少なく、全体で4~5個のみの発見。ただ、みんな興奮しておりました♪
 化石=人類の大先輩☆(笑)
 

そして、今回は化石採集中にサプライズ!?
…JR九州の豪華列車ななつ星のおな~り~
 
実は、ななつ星の通過時間を想定し、今回化石採集の時間と場所もセッティングしました(鼻高々(笑))
メンバーみな、興奮しておりました☆
(ただ、サプライズにしたことで、「何で早く言わなかったの~!心の準備ができてなかった…」という愛情あるお言葉も頂きました…(苦笑))
こういうわくわく感ある企画もいいかもん♪

(4)ペーパームーン(昼食)
昼食は、千歳町下山地区にあるピザ屋「ペーパームーン」さまぴざ1ぴーす
森の隠れ家的なピザ屋で、人気のピザ屋さんです☆
今回も、満席~時間待ちされる方もいらっしゃる程のお客様で賑わっておりました♪
実はこのピザ屋、タカッチの幼馴染の家であること&千歳の人気スポット紹介&女性メンバーが多かったことが理由で選ばせていただきましたm(__)m
▽おしゃれな中庭。佇むだけでも楽しめます♪

▽手作りピザ。様々な種類があり、おいしかったです♪

ピザを頂きながら、新メンバーと自己紹介したり、悩み相談したりなど、親睦を深めました♪
ペーパームーンのみなさま、ありがとうございましたm(__)m

…と、前半はここで終了!
後半(午後分)は、次の記事にてご紹介!乞うご期待を♪

つづく…
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