ひょうたんまつり(+マラソン)2014 | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

 ”今年もひょうたん様が練り歩く さあ、冬本番!”
2014.12.7(Sun)、@千歳柴山八幡社ほか


こんばんは、事務局です。
今回は、昨日千歳町で行われた「ひょうたんまつり」(+午前中に行われた「千歳ひょうたん健康マラソン大会」)をご紹介いたします!


「ひょうたんまつり」、みなさまご存知でしょうか??
ご存知の方は、おそらく、以下のような光景をイメージされたことでしょう。
 
↑今年の画像です!(初めての方は、ぜひ覚えてくださいね♪)
大きなわらじ&ひょうたん、そして赤い装束姿…まあ、インパクトが大きい!
この方を、「ひょうたんさま」と呼びます!
毎年、担当地区の元気な長寿(体力あり・お酒に強い・身内に不幸ごとが無いなど)がひょうたんさまの役を担います!
この主役、ひょうたんさまがが登場するのが、ひょうたんまつりです!

・「ひょうたんまつりって??」
毎年12月第1日曜
、千歳町の柴山八幡社で行われるお祭りです!
上記のひょうたん様はじめ、様々な従者が練り歩きます。
弊ブログでも、過去(2013年2011年)ご紹介経験あり。
いわゆる「奇祭」として有名です。

・「ひょうたんまつりの起源って??」
毎回のことながら、起源クイズ~!(笑)
過去ログのコピペになりますが、ぜひトライしてください!
【Q】以下の斜線自体文章中に、虫食いがございます。その虫食い部分に入る語句をお考えください。※超難問です!!
かれこれ(1.800)年ほど前、豊前・豊後国の(2.大友)氏VS(3.薩摩)国の長期の戦いが勃発。
これを憂えた(4.宇佐八幡(神宮))のご神霊は、その分霊にこの地を治めようとさせた。
これを聞いた地元の豪族:(5.益永)氏が、(6.ひょうたん)に清酒を入れ、 流鏑馬や獅子舞などを柴山八幡社に奉納したという。

※回答は、()部分をドラック(マウスでこする)をしていただければ参照できます。
 なお、今回は記事最後に回答をご紹介いたします!
この起源を押さえてくださると、このお祭りの内容(流れや役割など)を理解しやすいと存じます


・「ひょうたんまつり当日について」
さて、ひょうたんまつり当日!
…といっても、実際には第1日曜(ひょうたんさま行列)だけが当日ではございません!
実は、2日前から行われているようです!
詳しくは、ダイドードリンコさまのHP(ひょうたんまつり特集ページ)をご参照ください☆
(※以下の紹介記事、実はこのダイドードリンコ様の記事を参考にしておりますm(__)m(笑)それほど、内容が充実された素晴らしい記事です☆)
今回は、メインの行列のみの紹介で失礼いたしますm(__)m

▽13時過ぎ、ひょうたんさまが出発!
 この時、すでにひょうたんさまに酔いがまわっておりますが(笑)、今度はひょうたんさまが参拝客にお神酒を振る舞う番

▽無病息災のお神酒を振舞います
( 飲酒運転は× のんだらのれん
 
こうして、1kmの道のりを約2時間かけて歩きました!
▽無事に役を果たされたひょうさんさま。お疲れ様でしたm(__)m

さて、ひょうさんさまの行列には、様々な従者もおります!
獅子
高畑・柴山地区の2獅子が奉納!
獅子は、神様の通る道の掃除・鳥居の確認を果たす役です!
(左)高畑  (右)柴山
 
弓練(ゆみねり)
子どもたちが弓を持って参道を歩きます。あいにく起源や意義は不明。。。
子どもたちも頑張っております!

神輿(Portable Shrine)
普段は丘の上に鎮座する柴山八幡社のご神体が、人々の暮らす平野を通ります!
 
さて、従者の中でひときわ目立つ存在。
ひょうたんさまのすぐ後ろを、神馬に跨り一緒に歩きます。

この方を、「清者(しょうじゃ)さま」と呼びます。
ひょうたんまつりのもう1人の主役とも称されます。
昔、用明天皇が柴山八幡社にお参りする際、天皇を背負い大野川をお渡ししたのが清者さまと言われます。
(「天皇に直接触れた清らかな者」という意。)
馬にまたがり行列に参加。行列後、流鏑馬で高畑柴山街道を颯爽と駆け抜けます。
(起源コーナーで紹介した、「流鏑馬でご分霊を祀った」という場面です!)
流鏑馬。これもまた見所!
 
 
 
▽神楽
行列中や流鏑馬後、神楽の奉納!
地元柴山神楽や、千歳中神楽(柴山神楽の指導)が神々の舞を披露!
あいにく、千歳中神楽の舞のみの参拝でお暇いたしました。。。
(夜まで奉納くださった柴山神楽の皆様、申し訳ございませんm(__)m)
千歳中神楽の舞2演目をご紹介いたします!

○「五方礼始(ごほうれいし)」
神楽の始まりを飾る厳かな演目

○「五穀舞(ごこくまい)」
スサノオノミコト(月読命説も)が、保食神が体の穴穴から五穀を出す振る舞いに激怒→スサノオが保食神を殺害→保食神の遺体から五穀の種が湧いてくる→それを田畑にまいて五穀豊穣を願う演目
▽スサノオ(手前)と保食神(後方)

▽五穀の種(お菓子)を蒔きます! 
 
舞い方・お囃子、すべて中学生!
毎週練習されているとあり、上手でした☆

ひょうたんまつりについては以上です!
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もう1つ、関連イベントをご紹介いたします!
ひょうたんまつりの前、昨日の午前中、「第12回千歳ひょうたん健康マラソン大会」が行われました
ひょうたんまつりの日に、ひょうたんさまの通るコースをマラソン・ウォーキングし、千歳を大満喫してくださることを目的に行われております☆
事務局メンバー1名、ボランティアスタッフにて参加いたしましたので、ご報告いたします!

▽メイン会場(スタート&ゴール門)

▽実行委員長より、ボランティアスタッフへの挨拶。
 例年、100名以上のボランティアに支えられております!
 (このおもてなしが見所・売りです。)
 
▽ボランティアスタッフジャンパーにも、ひょうたんさま酒(お手製)
 
▽ハーフマラソン(第10回大会より新設)
 
▽少年ランナーも頑張ります!
 
▽おりょ!?ひょうたんさま??
 ひょうたんさま仮装がエントリーするのも、このマラソンならでは☆

▽ゴール後、選手やスタッフには、地元婦人会手作りのお料理サービス♪
 
…と、地元ボランティアがおもてなしするこのマラソン大会☆
おかげさまで、今回始めて、参加者が500名越え!!
少しずつ歴史や実績を重ねてきた証拠なのかもしれませんね。
午前中ひょうたんマラソン→午後ひょうたんさま…なんて、おすすめですよ!


…と、毎年12月第1日曜は、千歳&ひょうたんな日でございます酒 (笑)
いずれのイベント・お祭りも、地元の方の力が光ります!
ひょうたんマラソンについては上記の通り(これからまた歴史が重なることでしょう!)。
また、ひょうたん祭りも、座元と呼ばれる祭りの担当のご尽力が大きいものです☆
祭りを仕切るのは、時間も予算も労力も大変なものだそうです。
年々人口や戸数も減り、来年以降は2班合同で役を担う(担当周期:12年に1度→6年に1度ペース)そうです。
ただ、この座元やひょうたんさまの役は、百年に一度レベルの名誉ある役でもあるそうです!
800年続いたこの歴史。地元の方に愛されている祭りだという証拠でしょうね☆



前回ご紹介した緒方三社川越し祭りもそうですが、市内各町に伝統行事が残ります。
それぞれにきちんと由来・意義があり、地元の方のご尽力がございます。
これからも、こうした祭りに触れ、そこにある由来・地元の方の姿を学びたいと、個人的に存じます☆


以上、ひょうたんまつり&ひょうたん健康マラソンの模様でした☆
最後までご覧くださり、ありがとうございましたm(__)m
大分寒くなりました。みなさま、何卒ご自愛くださいませm(__)m

P.S
【ひょうたんまつり起源クイズの回答】
かれこれ(1.800)年ほど前、豊前・豊後国の(2.大友)氏VS(3.薩摩)国の長期の戦いが勃発。
これを憂えた(4.宇佐八幡(神宮))のご神霊は、その分霊にこの地を治めようとさせた。
これを聞いた地元の豪族:(5.益永)氏が、(6.ひょうたん)に清酒を入れ、 流鏑馬や獅子舞などを柴山八幡社に奉納したという。


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