東日本大震災から2年が経って思うこと。 | いっちきち!やっちきち!豊後大野

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大分県のなないろベース(豊後大野市青年団)のブログです。活動のこと、豊後大野市のことを紹介します!

こんにちは。liangです。


今日で、あの震災から2年ですね。
自分の思うことを書いてみます。


震災が起きたばかりの時は、現地へ行くことができなくて、

今思えば、色々理由をつけていた気がします。

かえって邪魔になるから、と、せめてお金だけは、とその時思っていました。


何も実感してない自分が、わかったように話したり、

少し募金をしたくらいで、何かしたような気になったり。


ほんとは、何もできてないし、何もしていない。


本音のところでは、あまりの被害の大きさに、直面する勇気がなかった。
悲しみや、怒りや、喪失に、向き合う覚悟がなかった。
何もできない、っていう自分を、認めたくなかった。

恥ずかしいけど。

そういうところが、あったと思います。


一年以上時間が経ってから、

気仙沼 で高橋さん、芳賀さんたちに迎えていただきました。

ニュースや人の話では、
「かなり復興が進んでいる」
という情報でした。

「復興」という言葉を、ずっと、目に、耳にしてきました。

でも、私には、「復興」という言葉がなかなか浮かんできませんでした。


何もなかった。
町があったところ。人が生活していたところ。建物や、駅や、いろんなもの。
ぜんぶ、なかった。


実際に被災されたみなさんの前で、自分が悲しいみたいにしたくなかった。

でも、静かな風景が、悲しくて怖くて、たまりませんでした。


「復興が進んでいる」と言われている状況が、この状況であるなら・・・

ここまでにするために、どれだけのことがあったのか。


どうしたらいいかわからないのは、いつまで経っても同じでした。


去年の7月、私の住んでいる九州地方に大雨が降って

友人も被害に遭いました。
私は、体を動かして、誰かのために何かができるありがたさを感じました。

「何かできることがある?」「何をすればいい?」って、

直接聞くことができるのが、ありがたかったです。


まだ線路も不通ですし、まだまだこれからのところがあります。
でも、声がかかれば、行くことができる。
そして、そういう時に、

どんな人たちが実際に動いているのかを知ることもできました。


人の気持ちをわかるのは難しい。
自分て、ほんとに大したことできない。


そして、私は結局、自分の生活が一番大事、だということもわかりました。


かっこいいこと言うんだけど、ほんとのところは、私は私が一番大事。


だから、自分の生活や、自分の大切な人を守りたいという気持ちに共感できる。


その気持ちを大事にするために、何をしていこうか。


わからないなりに、自分の思ったことを言っていくとか、
わからないんだけど、と言ってみるとか。
そういうのが私の第一歩かな、と思っています。


できないことの方が多いですけど、できることも、あるかもしれないですから。

私ができなくても、何か出来る人を探してくるとか、

そういうことが、できるかもしれません。


人数は、多い方がいい。


それで、わからなかったら、みんなに相談して、考えます。

だから、声をかけてほしいし、声をかけてみようかと思います。


何も知らない人間が、えらそうに、と、

不愉快に思われる方もいると思います。
でも、自分の思ったことをまず言わないと、始まらないんですよね。
私は、私のために、今発言しています。
すみません。


個人的には、なないろベースが、

声をかけやすくて、あんまり大きなことはできなくても、少しはみんなのためになる。
地域でそういう存在にちょっとでもなれたら、幸せなことだと思います。


まず、となりの人を、ちょっと助けられる。
それが私の目標です。


以上・・・ありがとうございました。