令和6年4月21日(40)第55番札所 別宮山 金剛院 南光坊➁ | お遍路 の記憶

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大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

お参りを終え、札所をゆっくり見ていこう。

13時のバスに、間に合えばいい。

続く。からです。
仏前勤行次第
二、開経のことば

頭 無上甚深微妙法

助 百千萬劫難遭遇

  我今見聞得受持

  願解如来真実義

【意味】 仏さまによる無上・甚深・微妙の教えは、百千万劫という

  永遠の時間の中でもあうことは難しい。私は幸いにも、見聞し

  受持することができた。どうか、仏さまの説かれた真実の意味が

  理解できますように、、、。

  「劫」は未来永劫のこと。

 
勤行の意義と歴史的背景等
三、懺悔のことば、、、、。(次回に。)   

           (四国八十八ヶ所霊場会 先達経典より)

 

この国に生まれて、神社やお寺がまわりにあって、生活の中に、神様

仏様がいてくださる。

書籍も溢れていて、教えにも触れることができる。

本当に有難い。

大昔の日本では、そうではなかった。

仏さまによる無上・甚深・微妙の教えは、百千万劫という永遠の時間の

中でもあうことは難しい

といわれるその教えに、触れることができる。

こんなに恵まれている人生はないだろうと思う。

、、、お釈迦様、、三蔵法師がシルクロードを旅して、伝えて下さり、、

数々の、先人が伝えて下さった教え。

大師様も、遣唐使に乗って、唐に行ってくださった。

長い歴史、尊い物語のうえで、今、見聞きできるんだな。

 

お参りを終え、すぐに次を目指すのもいいけど、この札所の空気を

いっぱい吸って、ここを味わっていこう。

さぁ、、四国55番札所、南光坊の本堂から見せて頂こう。

昭和56年(1981年)11月本堂再建という。

幼い頃に見た、南光坊は、、どんな姿だったんだろう、、。

昔の写真があったら見たい。

朱塗りのお堂

四国霊場55番 別宮山 南光坊

本尊 大通智勝如来

 

正面向拝上部の蟇股

大山祇神社の社紋、隅切折敷縮三文字が中央に見える。

御本尊の大通智勝如来様の御真言

「おんあびらうんけん ばざらだどばん」

 

知らなかったとき、、南無 大通智勝如来様、、と

唱えていた。

先達経典には「なむ だいつうちしょう ぶつ」と記されている。

二重垂木の本堂

向拝右側を見上げる

木鼻に組み物

向拝の左側

左側の木鼻に組み物

斎藤ひとりさんの千社札が見えますね

納札巴連の奉納額

四国八十八ヶ所の中、唯一「坊」の名が付く札所

明治以前は、隣の神社が札所だった。

そのような札所は他にもある。

続く。