令和6年4月21日(25)雨の遍路 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

さぁ、、鐘楼の看板にあった道で行こう

次に、むかうぞ。

続く。からです。

 、、、大師のこうした事績、素晴らしい感性、並外れた文章力が、
私たちに何をお示ししてくれたのであろうか。
私たち一人ひとりが目覚め、悟るにはどうしたらよいのか。
大師は、その根本となる考え方を、懇切巧みに説き、より広く
より深く究めることを勧めている。
 
 以下、その要点となる九項目と、坂井探空師が掲げられた「五信条」
について要約してみる。
二、十住心 大師の主要著作である『十住心論』に説かれている教え。
 人間の心は縁に遭って向上の志を発揮する。どの段階にあっても、
 それなりの価値があり、可能性を秘めている、とされている。
 第一住心から第三住心までは、本能のままに生きている状態から、
 やがて善心が芽生え、道徳心ができて、善行をなせば生天(天界に
 生まれる)するという心に変わっていくまでが内容となっている。
 第四住心からは「出世間心」といわれ、まず『四諦八正道』が説か
 れる。それから一人ひとりの安心(あんじん)(修行や教えにより、
 心が静まり、誘惑されても動揺することがない状態)の根拠と、
 あらゆる宗教、思想をすべて視野に入れ説明されている。
  十住心は、次の十段階に分けられている。
   ①異生羝羊心(凡夫)、➁愚童持齋心(人乗)、③嬰童無畏心(天乗)、
   ④唯蘊無我心(声聞乗)、⑤抜業因種心(縁覚乗)、⑥他縁大乗心(法相宗)、
   ⑦覚心不生心(三論宗)、⑧一道無為心(天台宗)、⑨極無自性心(華厳宗)、
   ⑩秘密荘厳心(真言宗)
三、六大、、、、。(明日に。)

               (四国八十八ヶ所霊場会 先達経典より)

大師様は教えてくださっている。

心の状態。生き様を。

あなたはどうですか??って。

それを知って、仏様と向き合って、自分と向き合う。

  まだまだ、深みに行けない僕の、低い理解の中をもがく。。

心の状態、、僕なんて、自分の欲のままに生きているようなもんだ。

それを知るだけでも、有難い。

そのことが、、自分なんだってわかって、どう思うだろう。

、、、どうなりたい?

神様仏様に出会って、、いろんな人に出会って、、

気付かされることもある。

、、、僕は、自分がその状態なんだって知った初期の心だ。

『振り出し』

どうする?、、サイコロを振ろう。

歩き出そう

お大師様は、教えてくださる。

 

 

さぁ、、鐘楼の看板にあった道で行こう

次に、むかうぞ。

からです。

右の小屋に、黄色い小さな木札

『念ずれば花ひらく』

延命寺山門の横の方にもあったな、、

真民さんの言葉。

『念』

僕は、何を願うだろう。

 

ひのもとの人の幸せ

、、、、、まだ、世界の人々までを願う力はない僕。

小さい。

いつか、大きくなりたい。

雨、、、雨は、天の祝福。

僕の遍路の始めは、いつも雨。

坂をのぼり、延命寺方面を振り返る。

何度も、、振り返る。

天気が良かったら、、今治の海の方がきれいに見えるだろう。

一歩一歩、、濡れても行く。

あぁ、、延命寺が、離れていく。

仁王門に、、駐車場の上の『近見次郎』の鐘が、、、

なかなか、、学べない、僕。

進む一歩が、短く小さい。

すぐに覚る人がうらやましい。

 

行く先は遠い。

どうか、挫けませんように。

この日、午後に、大阪に帰る。また来る、、きっと来る。

いっぺんには進めない。

、、、それがどうした。

素晴らしい、本四国の遍路。

素晴らしい、お大師様の道、、そして、その教え。

 

凡人の、愚かな僕が、すぐにわかるわけがないじゃないか。

同じ景色も、何度も見る。

きっと、、何かに気付く。

墓石が並ぶ。

亡くなられた、、大勢の人の人生があった。

 

きっと、何かを教えてくれる。

祈り、傷んでも、祈り続けてくださる仏様、、、

六道、、どこにいても

地獄にでも見てくださる、お地蔵様、、

南無、、m(_ _)m

歩くんだ。