令和6年4月19日(4)青面山 養護院 杖大師① | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

風早八十八ヶ所番外札所の杖大師が見えてきました。

続く。からです。

花へんろ四ヵ所霊場の第四番でもあります。

番外霊場 青面山 養護院

本尊 青面金剛

開基 廻玄法印

宗派 真言宗醍醐派

永禄年間(1558~1570)に修験道場として、北条市中西外に創建され、

当地方の祈祷寺となった。大正9年(1920)現在地に寺堂を落成。移転

している。寺伝によれば、遍路大師の夢想、縁起による杖、わらじ、数珠

などが伝えられ、「杖大師」の名で今日に至っている。

(空海の史跡を尋ねて 四国遍路ひとり歩き同行二人 解説編より)

真言宗醍醐派 青面山養護院四國靈場番外札所

早風四國 㐧五十二番 お杖弘法大師

     㐧四十九番 釈 迦 如 来

早風八十八ヶ所の49番と52番は、ここですね。

山門に掲げられる『除難招福』そして、注連縄

左、本堂。

右、大師堂。

境内には、仏様方が並ぶ。

山門の前に手水舎、、向こうに、屋根のある休憩所

荷物を置かせていただきました。

手水鉢

本堂

御本尊 青面金剛樣

そして、不動明王樣 釈迦如来樣 如意輪観音様

本堂前の常香炉

奉納された方々の気持ちが込められている。

横の、お杖大師のお堂へ

お大師様の話の残る巡礼地

『御杖弘法大師』

大師堂には、弘法大師様

不動明王樣 役行者様

大師堂前の常香炉

イロハ順です。

(↓2006年3月のお杖大師)

御堂が立て直される前のもの。

もっと写真を撮れば良かったな、、、御堂の様子は、、

以前の古い屋根瓦しかわからず、、。

山門の横は、ブロック塀だな。

(↓2008年12月の写真)

(↓2008年12月の写真)

この年の10月に本堂新築と記されている。

(↓2008年12月の写真)

新築された年(2008年)のお杖大師のお堂

(↓2008年12月の写真)

本堂側

ピカピカキラキラだった2008年

(↓2010年2月の写真)

同じ位置で写しているのが、、面白い(;^ω^)

(↓2010年2月の写真)

ぐるりと地元の方の気持ちの石碑が並ぶ。

(↓2006年時の由緒書き)

読みづらくて、、間違いがあるかもしれません、、

m(_ _)m

真言宗醍醐派青面山 養護院杖大師

御杖の由緒

予州松山風早浦北条町に亀治郎なる者有り。去る

文政八年乙酉八月二十一日遍路修業の僧。彼の門戸に立つ。

妻、喜んで寸志を放捨す。僧之を示す。爾来此の家の信

を受け旅院七度に及ぶ、感涙無限、教誠数言を報い示

す。今春正月ニ七日暁天、親しく夢想の教誠を蒙り感得

して五種の霊物を現わす。杖、念珠、真筆、赤札守、藁履二

足、此の御杖は其の一也。号今年変遍路四国霊場巡拝、

亀治郎を尋訪し具に件の因縁を聞き倍す大師の誓願を憶す。

其の文に曰く日々影向をかかさず信ある者に立っては幸を授く、即ち

彼を願し信に至り化益を為すものには遍路の形を現わし併せて

其の影向を見せ給う乎。曰く弘法大師の化現疑い無き者乎

仍に云う、尊崇して遍路大師を喝すべし、予、喜感の余り紺

地金襴地を以て袋を作り悲杖を納め函を作って之を寄付す

伏して一得をこいねがう悲杖は大悲心を発起し達に疾く化益を

受け祈願良計を為さしむるのみ。

 文政九年丙戌八月吉辰 亀治郎真人に贈る

 ○○智積院第二座明星院法印 道本?○○寺誌す

 同年九月 第一座に進み六波羅蜜寺に住す

(参考)、、、、、。

 

今の説明書き

  青面山 養護院(杖大師)

   杖大師の照合について

文政8年(1825)8月25日風早郡北条の亀次郎なる者の門前に 遍路修行僧

が立ち、托鉢を乞う、妻は喜んで寸志を喜捨する、僧は喜び、この縁で、この家に

宿泊すること七度に及んだとわれます

翌、文政9年正月早々に、亀次郎の枕元に遍路僧が立ち、ありがたい仏の教え(訓)

と共に、杖、念珠、わらぞうり等五品を賜る夢をみました。この話を聞いた京都

東山の智積院明星法印は、四国巡礼の際、亀次郎宅を訪ね、この話をつぶさに聞き、

この夢に現れた僧こそ、遍路大師(弘法大師)であることを確信し、紺地金襴の袋に杖を

納め、箱に入れ「仏の慈愛」の杖として、養護院に奉納しました「この杖を拝み、願い

事をすれば、お杖は慈しみの心を発揮し願いをかなえて下さる」との願いから、

「お杖大師」の称号がうまれました。

                               合 掌   

休憩場の横

昭和24年に建てられた石碑

奉修大施餓鬼為當山先師尊霊

大東亜戦々死病没者霊 當山信徒累代諸聖霊

有縁無縁貴賤霊等皆成佛道

m(_ _)m

『杖大師』の石碑の、、、

裏面は、大正十五年と刻まれている。

(旧)北条市中西外に創建されたお寺が、大正9年(1920)

現在地に寺堂を落成。移転したとある。

その頃に、置かれたものなんだな。

杖大師碑名石建設費寄付者

當寺住職 寺中俊慶だろうか、、。

名前の記載は「抽籤順」とのこと

籤引きで決めたんだな。

本堂横の寺坊

きれいにされているな。

納経の印は、自分で押す形となっていた。

心に頂いた。

続く。