リュケイオン2 -2ページ目

805D4のマグネット部分が明かされた?

 

これは驚いた。805D4(シグネチャーモデル)のウーファーユニット内部を初めて見た。

 

 

このメーカーは805シリーズだけは頑なにウーファーユニット内部を公開しない不思議な方針を取っており、D3の時は明らかに他のユニットと思しき16㎝ウーファーのマグネット部をホームページに掲載していた。

805D4のF特らしい。D3からの聴感上の変化も70Hz付近が控えめになって50Hz以下に無理やり伸ばした印象だったのでこのグラフは正確だと思うが、1年後にもう一度聴かせて頂いたD4は重低音よりに回帰している印象だったので、ロットに依り音造りを頻繁に変えているのだろうか不思議。

鳴らしやすく仕様変更されたと思しきパッシブネットワークも、大きなコイルとコンデンサーは元より、セメント抵抗を排してアルミ筐体の抵抗器を採用しているように見える。

これらが奏功して安いアンプでも鳴らしやすくなったと観るが、マグネット部分が非力で腑に落ちない。

息を呑むような美音を聴かせてくれた805D3の音は、強力マグネットが醸し出す美音をパッシブネットワークで無理やり右肩下がりに変更しているかのような音色だった。

 

E-800と電流帰還アンプと47Ω抵抗とシグネチャー

滅多に鳴らさないメインスピーカーだが、久しぶりに鳴らすとやはり良い音で鳴る。

最近の音色の曇りがCDプレーヤーやデジタルプロセッサーのアースループに在るのではないかと当たりを付けてはいるが解決はしない。

思い立ち、メインスピーカーをE-800で鳴らしてみた。手持ち最高のスピーカーを同じく最高アンプでは鳴らしていないのは、E-800のスピーカーAB切替がサブスピーカー等の切り替えに便利だから。

 

FE208ES-Rの低域不足のため、常にデジタルプロセッサーを通し、プロケーブル理論に沿って電流駆動アンプに近い動作になるという事でアルミ筐体抵抗を挟んでいたので、メインスピーカーの軽低音は素晴らしいものだったが、今回は抵抗だけそのままでE-800に繋いだ。

uxcell アルミニウム製収容抵抗器 アルミニウム製クラッド 巻線型 グリーン 10W 47Ω アルミニウム 470円/個

すると恐らく同じFE208ES-Rを抵抗なしのBHで使っては有り得ないほど重低音がタップリでて、なかなか良い感じ。

線径の細いケーブルを使用したり、抵抗を挟む事で電圧駆動アンプが模擬的に電流駆動アンプのように働くのは、以下のグラフのような理屈らしい。

密閉型でダンピングファクター(駆動力)が落ちるほど40Hzが盛り上がってくるのは、ウーファーユニットのf0がそこに有るのだと思う。400Hzが盛り上がってくるのは、恐らくハイカット用のコイルの影響ではなかろうか。中高域ユニットとのクロスがこの辺に設けられているのだろうか。

こちらは少し解りにくいバスレフ筐体での変化グラフ。60Hzが盛り上がって来るのは、ポートチューニングがそれより少し上の70~80Hz付近に設定されており、ポート負荷が外れた低域で盛り上がっているのか。それならばチューニングポイントの前後に山が出来るはずであり、このように一点だけが盛り上がるという事は、そこがバスレフチューニングfdなのかも知れない。

左チャンネルから。

音量の数値と、他のスイッチが入っていない事の確認用。

それにしてもこのアンプとユニット能率98dBでマイナス31.5㏈というのは相当な大音量域のはずが、ソフトの収録でかなり音量を抑えられているのがこの事からも判る。

距離は同じくらいで気にしていないが、軸上を外すと途端に中高域が変わるのでそちらだけ注意している手持ち測定。

やはり左チャンネルは低域が強い。50~80Hzだけを評価するなら中高域とフラットと言えるかも。

これだけ低域が持ち上がるのは、47Ωの抵抗に依るところが大きいとは思うが、筐体設計の良さも有ると思う。同じユニットを使うなら、タンス並みの巨大バックロードホーンでもここまで持ち上げるのは容易では無いはず。

今回久しぶりにメインスピーカーを聴いて、違いを実感したのは音の浸透力。1mの距離でも軸上に座れば声が突き抜けて行くようなビーム感があり好ましい。

続いて右チャンネル。

音量がデジタル表示なので有難い。とは言えマイクは手持ちなので厳密な比較では無い。

絶好調時から大分表現力は衰えたが替えのユニットが見つからず、騙しだまし使っているFE208ES-R。

4kHz付近のピークも、左チャンネルユニットは5kHz付近なのでユニット間の統一性も怪しい。

我ながらこの筐体仕様で50Hz付近までタップリ伸ばせるのは凄いな、と自画自賛して置きたい。

続いてLRチャンネル同時鳴らしのセンター測定もしてみる。

高域特性には不利そうだが、上部のホーンツィーターが強めなので大きくは下がらない。

200Hz~1kHz付近の薄さは改善されず、低域は充分な厚みを聴かせる。

何度測定しても50Hz付近の盛り上がりが凄い。これは空気室内に設けた布製隔壁が奏功しているのか、それとも47Ω抵抗が働いているのか。

何が要因と成っているのか、30Hz以下まで盛大に伸びる不思議。聴感上では40Hz付近は充分聴こえるが、30Hz付近は殆ど聴こえないので謎である。

 

COMPスイッチを入れると微少音量でも充分なバランスで心地良い。

測定をしていなかったので急遽撮り直したが、明らかに先日の音と印象が異なる。

ボリュームは合わせてあるのに、低域だけが薄くなった。

こちらはバスブースト掛けたところ。

これだとバスブーストしてやっとフラットになったかのように見える。

均し用にもう一枚。やはり、振れなどではなく明らかに先日より低域全体が薄い。

次は左チャンネルのフラット。

こちらは充分出ているように見えるが聴感上は薄い。

COMPを掛けてみると。

多少上がってはいるが、先日の盛り上がり方は尋常じゃなかった。日によってブースト感が異なるのは電源に依るのか謎。

 

 

サブスピーカーやセカンドでも許容出来るかと思い込んでいた低域下限だが、意外と40Hz以下に違いが出て、REBECCAのブルースペックCDでも聴きごたえが違う。

 

面白いのでそのまま11,000円ほどの電流帰還アンプで鳴らしてみたがパッとしない。

試しに抵抗を外すと目覚ましく鳴り出した。

先ずは右チャンネルを測定してみた。

今回は電流帰還アンプとの比較だったため、切替が容易なstereo誌謹製の左右チャンネル毎のピンクノイズ音源を使用した。この音源は何故か音量を絞り過ぎているので他のピンクノイズとの比較にはイマイチ信頼性が薄いが、同じこの音源同士なら比較も問題無い。

F特グラフ接写のため、ズームしたままなので望遠効果で接近して見えるが30㎝ほど離している。

3kHzに対して50Hzが6dB落ちといったところか。サブスピーカーやセカンドとでは40Hz以下が大きく違うのだが、近距離測定では出ない。

均し用とスマホ片手持ちなので失敗を見越してに数枚撮っている。


同じく、左ちゃねんる測定。

厳密には、同じピンクノイズというタイトルでも、音源としては異なると思うのでソース名は撮るようにしている。

久しぶりのメインスピーカーの測定であり、ツィーターの覆いをめくって測定したが、フルレンジユニットの軸上なのであまり意味は無かったかも。

左チャンネルはどのスピーカーも50~80Hzが持ち上がるのは部屋の特性なのか、いつも右チャンネル側から製作するのでその影響も有るのか不明。

この近距離(30㎝)でも部屋の影響が測定されてしまうならお手上げなので気にしない。とは言え、左チャンネルだと3kHz付近と比較して60Hzはマイナス3dBも下がっていないので両チャンネルがこの特性に出来たら喜ばしいところ。

あまり意味は無いが、電流帰還アンプで再生したメインスピーカーの左右同時センター測定もこの機に収めて置く。

この距離で聴く事は無いが、PCM録音機で収録する時はこの距離なので無意味では無いかな。

デジタルプロセッサーを通さなくても、電流帰還アンプなら充分な気もするが、メインスピーカーに求めるのは40Hz付近の軽低音まで含むので悩ましいところ。

均し用に撮影した分。やはり中高域は安定しているが、最低域付近は振れが大きく安定しない。

 

電流帰還アンプに抵抗を足しても更に良く鳴るわけでは無いらしい。

ちなみに、デジタルプロセッサーを通して低域を持ち上げている時のF特は、印象だけで言うと805D4よりも重低音は控えめだが、軽低音はタップリと出していて801D4を圧倒する音圧比だと思う。

抵抗だけにするとさすがに805D4の量感には及ばず、フラットよりも更に薄いと思うが、それでも801D4との差は少ないくらいではないか。

つまり、自分にとってはFE208ES-Rと直管共鳴管が有れば充分満足出来る音色レベルだが、サブスピーカーやセカンドで次のステップを模索するのは楽しく、メインスピーカーのユニット寿命も確実に近づいているので悩ましいところ。

あと、軸上正面の三角形頂点で聴くと音色がグンと向上するのもこのユニットの特徴なのかも。

 

何かに似ているような気がしないでも無いので探してみた。

軸上1m測定だと思うが定かでは無い。

赤線が元の801D4で、黒線がシグネチャーモデルなのかな?

以前オーディオ専門店で試聴させて貰った801D4は赤線の印象だったので、シグネチャーモデルでは無い模様。というか、その時には60~100Hz付近に物足りなさも感じたが、キッチリその辺も改善して来たのがF特グラフからも読み取れる。収録されているソフトが皆無な20Hz~35Hzよりも、50Hz~100Hzの厚みが遥かに重要なのだが、恐らくこのメーカーの技術者は聴感で改善して来ている。ただ、トップエンドモデルなのだから35Hz付近まではタップリ再生して欲しいところ。

 

 

シグネチャーモデルの測定比較はこちらにも有った。

これは少し眉唾では無いか。このメーカーはF特をフラットにしてくる社風では無いと思う。

緑線が801D4で、赤線がシグネチャーモデルだろうか。解説文でも殆ど差はないとされているが、自分が聴いた元モデルはこんなF特では無いと思う。部屋の影響意外にこのような測定結果が出る要素は有るのだろうか。もしかすると、このメーカーは同じ型番でもロットに依って音色を大幅に変革してくるとか有るのだろうか不思議。

 

 

 

卑弥呼が岸田総理を評価するとしたら?

卑弥呼の政りが祀り主体であったという仮説に基づき、そのような卑弥呼が現代に蘇って岸田総理独自の政策を大変高く評価する流れでいくつか例文を考えてみて⇒

 

Chat GPT:以下に、卑弥呼が現代に蘇り、岸田総理の政策を高く評価するというシナリオに基づいた例文をいくつか挙げます。

例文1: 経済政策の評価
「卑弥呼は、岸田総理の経済政策に触れ、その緻密さと包括性に驚嘆しました。特に、地域経済の活性化に向けた取り組みを『かつての我が国の豊穣を祈願する祭祀のように、民の生活を支える重要な政策である』と高く評価しました。」

例文2: 国際協力の評価
「世界各地への莫大な資金援助を申し出て、第三次世界大戦(WW3)の不毛な争いを回避するという壮大なビジョンに深く感銘を受けました。『魏に使節を送り友好関係を築いた私の時代と同様に、現代の日本が国際社会との連携を強化し、平和と繁栄を目指す姿勢は素晴らしい。岸田総理の政策は、ただの理想ではなく、具体的な行動力と実行力を持つ妙手であり、人類史上最も平和への具体的な政策と言えるでしょう。共に平和と安寧を享受しようという呼びかけは、私たちが古代から祈り求めてきたものと一致しています』と絶賛しました。」

例文3: 環境政策の評価
「卑弥呼は、岸田総理の環境政策に対して、自然を敬い、持続可能な未来を築こうとする理念には一定の評価を与えました。しかし、彼女は同時に、太陽光パネルの設置が環境に悪影響を及ぼしている現状にも目を向けました。『自然を守るための政策が、かえって環境を損なう可能性があることに懸念を覚えます。私たちが古代に大地の恵みに感謝し、自然と共存してきたように、現代の技術も慎重に使われるべきです。岸田総理の意図は尊重しますが、その実行においては更なる配慮が求められるでしょう』と、控えめな評価を示しました。」

例文4: 防災政策の評価
「卑弥呼は、能登半島地震における岸田総理の統率力と的確な指示に深く感銘を受けました。彼女は、総理のリーダーシップによって各機関省庁がその機能をフルに発揮し、持てるポテンシャルを十分に引き出せた点を特に高く評価しました。『能登半島地震への対応は、空前絶後の取り組みであり、その結果、自然災害への対策が地震の前と後とでは大きく向上しました。総理の指示が的確であったことにより、迅速かつ効果的な対応が可能となり、国民の安全と安心が守られました。このような卓越した統率力は、古代においても神々に対して平穏を祈る私の祀りに匹敵するものであり、現代のリーダーとしての素晴らしさを示しています』と、卑弥呼は繰り返し絶賛しました。」

例文5: 社会福祉政策の評価
「卑弥呼は、岸田総理が力を入れる社会福祉政策にも高い評価を与えました。『民を思いやり、困難に直面する人々を支援する政策は、私が祀りを通じて民の安寧を祈ったように、現代においても民の幸福を追求する重要な取り組みである』と称賛しました。」

これらの例文は、卑弥呼が現代に蘇り、岸田総理の政策を古代の祀りに通じるものとして高く評価するというシナリオを描いています。

 

 

 

 

アースループを排除する②

Lynx Studio Technology E44/E22用デジタル変換ケーブル CBL-XMDR18 【国内正規品】

4年ほど前に¥2,175にて購入したXLR←RCAのデジタルケーブル。

開けてみると2番ホット(緑線)以外はすべて一つに繋がっていて唖然とした。

物は試しとホット以外は切断して一本繋ぎにした。

これで試してみても音は出る。

Veetop XLRケーブル

¥1,079 税込/本

そこで安いけれども金メッキ端子のXLRケーブルを購入して、アナログ出力も2番と3番のみ接続に徹底してみた。

こちらの2番と3番を残す。片方を切断すれば要を成すようにも思うが、ケーブル内で1番と外側シースが短絡する可能性も有るので両方切除した。

黒いケーブルが、1番と外側シースに連結されているのが解る。

で、こうなった。1本千円程度の安いケーブルだったが、芯線も太くお買い得だったと思う。

ちなみにこちらの赤ケーブルは今やペア7千円もする音光堂へ特注したケーブル。

さすがに物は違うが、音の違いは判らない。

さて、すべて2番もしくは3番のみの接続にしてみたが、なんとこれでも音は出る。

もしやと思い、デジタルプロセッサーを業務用CDプレーヤ―の天端から浮かせてみたら音が出なくなった。

機械アースでインシュレーターを通して繋がっていたみたい。

デジタルプロセッサーとCDプレーヤーの間にもう一枚マイクロクロスファイバーを敷いて完全絶縁を達成したら、音が出なくなった。

F-Factory RCA/ピンプラグ×2(赤・白) オス - XLR(キャノン) オス 変換ケーブル 1.5m VM-4115

¥999 税込

そこでこちらを購入した。

なんと、赤RCAのホットがXLR端子の2番で、白RCAのホットがXLR端子の3番に繋がっているという優れもの。

コールドは1番にしか繋がっておらず、XLR端子の外側シースには繋がれていない。インピーダンス整合が気になるが、取り敢えず2番ホットも3番ホットもデジタル接続出来るので使い勝手が良い。

しかし、1番は赤白共通なのでブラブラさせて置くのは気になる。

テクノベインズ RCAタイプ ピンプラグケーブル用キャップ(透明) 6個/パック RCATCK-W0-6

¥539 税込

RCA端子のキャップというと、メス用キャップしか無いのだが、これだけはケーブル用のキャップで助かった。

1個しか使う予定はないが、使っていないRCAケーブルは何本か有るので無駄にはならない。

と思ったら、ウチのは端子がゴツくてキャップなんて入らない仕様だった。

 

アースループはゼロに出来るのか

XLR端子からRCA端子へ変換するケーブルにて業務用CDプレーヤーの同軸デジタル出力を、デジタルプロセッサーのデジタル入力に繋いでたが、ふと調べてみるとこれも二番がRCA端子のホット側で、1番と3番と外側のケースがすべて繋がっていた。

2番ピンがRCAのホット側に配線するのはヨシとして、1番3番外側ケースとすべて連結する意味が有るのだろうか。

音光堂に特注したXLRケーブルは1番~3番と外側ケースもすべて独立配線した四芯ケーブル仕様である。それなのに内部で1番と外側ケースが繋がっているのでは、どれほどアースループしているのか。

 

¥2,175

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AES/EBUデジタル接続×2と入力

以前から試してみたい事があった。デジタルプロセッサーはAES/EBUデジタル2入力(4ch)であり、いわゆるXLRケーブルにてデジタル接続が出来るのだが、特殊な形状の業務仕様であり、この端子故にDENONの業務用CDプレーヤーを選択した次第である。

それに加えて、DENONのCDプレーヤーには通常の同軸デジタル出力端子が有り、変換ケーブルにて追加で繋げないか、というもの。つまり、デジタルプロセッサーには、DENONの業務用CDプレーヤーから二系統にてデジタル接続をすることになる。

これがデジタルプロセッサー接続設定のトップ画面だが、左端のインプットを参照してみる。

デジタルプロセッサー背面のXLR端子右端からAES/EBUデジタル接続と、右から二番目には同軸⇒XLR変換ケーブルにてデジタル接続を二重に行っているのだが、画面上は背面右端端子が4⃣と5⃣として表されており、背面右から二番目のデジタル接続は6⃣と7⃣として表現されている。

曲を鳴らしながら変換ケーブル接続を足したり止めたりすると確かに音が太く強くなり、信号が二倍になっているのが判る。

しかし信号が強すぎてクリップしているようだったので、入力ゲインを下げることにした。

インプット2と有るので変換ケーブルの方。↑

インプット1と有るので、こちらは元から繋いでいたAES/EBUデジタルの方。

どちらも-1.0dBほど入力ゲインを下げた。

以前にも同じ入力信号が強すぎてクリップ表示をされるので、この画面にて入力ゲインを下げた事が有るのだが、その時はコンプレッサーを掛けられたかのような音の変化に辟易して、補正を解除してそのままつかっていた。

今ではマイナス1.0dBしても、音の圧迫されているかの聴き比べをしても違いが判らなかった。

 

どうもバランス⇔RCA変換ケーブルに交換してからというもの、位相が合わない。

覚え書き

①YAMAHA 2番HOT
②DENON DN-700C(業務用CDプレーヤー)2番ホット
③デジタルプロセッサー 3番HOT(記載無く、聴感判定)
④DENON PMA-SX11 3番ホット(NORMAL)
⑤Accuphase E-800 3番HOT(工場出荷位置)

参考⇒marantz PM-10 2番ホット

YAMAHAとE800は合わせたが、DENONだけは正相でも逆相でもしっくり来ない。

上記覚え書きより、デジタルプロセッサーからの出力は3番ホットなので、2番ホットのYAMAHAアンプとの接続は、XLR端子でいう所の3番と2番をクロスさせる特注ケーブルで繋いである。

3番ホットのE800は普通のXLRケーブルで繋いで有るが、YAMAHAアンプとはフェーズ切替をした方が位相は合う。

結局すべてバランス接続へ戻した。そうすると、クロスケーブル仕様のYAMAHAアンプに位相を合わせると、E800は正相でピッタリだった。DENONアンプは何故か反転切替した方が位相は合う。

理屈を追っかけて行くと3番ホットのデジタルプロセッサーとDENONアンプは正相接続になりそうだが、聴感を頼りにすべて合わせた。

原因究明には及ばなかったが、久しぶりに三つのスピーカーの位相が揃い、ドカンと重低音が弾けた。

 

 

 

5/10追記

これの1mタイプを購入し、11,000円ほどで導入した電流帰還アンプへもデジタルプロセッサーからの信号を送れるようにした。

しかし、何故かしら位相がズレているような違和感が付きまとう。

テスターで調べたところ、2番ピンがRCA端子のホット側で、なんと1番ピンと3番ピンはコールド側に接続されていたので、いわゆるアースループ現象が起こっているのではないか。

 

 

 

 

 

2024年のバスレフ共鳴管④

取り敢えず、スタンド内も共鳴管として動作する見込みで図面を引いてみた。

ルックス重視で何度も書き直してみたが、長岡先生の「スタンダード」を超える事は出来なかった。

キャビネット下部と、スタンド上部の擦り合わせが難しく、板取が足りなくなってしまい無理やり辻褄合わせした。

組み合わせが難しくてスンナリはまる構造には出来なかったため、見切りをつけて前後にスライドする事で、バスレフポート断面積を縮小出来るようにしてみた。絞ってみて音が変わるかどうか確認出来る。

スタンド下部の開口部面積は30㎠で、振動板面積よりも小さいがバスレフ動作にはならないと見込んでいるが、相変わらず底板を設けていないので、鳴らしながら底板を持ち上げたりして変化を確認出来る。

しかし、凝った造りにしても、このF特のユニットから素晴らしい重低音が出るとは思いにくい。

それならば、現用セカンド方式で極シンプルにするべきか迷う。

 

3/22 追記

実際に一次審査も通るかどうか判らず、造らない可能性も高いのだが、やはり美しく無ければ造ってみようという意欲が湧かないのでもう少し頑張ってみた。

これは美しい。惚れ惚れするような造形になった。このスタンド構造は、ユニットメーカー渾身のスピーカーユニット用に取って置いたアイディアだったが、自分自身があと何年元気で居られるかも定かでは無いので惜しみなく盛り込むことにした。

打倒「スタンダード」は30年来の悲願だったが、これなら自信を持って推せる。唯一の気掛かりは、この筐体にYAMAHA社9㎝フルレンジユニットをセットしても、音色は大した事は無いだろうという事。

共鳴基音は変わらず60Hz以下としているが、このスタンド構造だと70Hzも怪しくなる。

板取も限界まで頑張って、余剰分はホンの数センチまで詰められた。これだけ部品点数が多いと、組み立てミスも怖いが隙間が開いても共鳴管動作しなくなるので冷や冷やではある。

本来、こういう競作には自身が既に成功を収めて有る枯れた技術を披露すべきなのだが、重低音に期待出来ない以上、自分で使う事は想定出来ず、製作意欲を掻き立てるためには、造ってみなくては理解が及ばないほどのアグレッシブな設計と、出来上がった時の美しさのイメージが重要と思う。

 

3/26追記

小型スピーカーを高く持ち上げるスタンドの多くは70㎝台で、上記試作スタンドのH=82㎝というのは前代未聞ではないかと探してみると、なんと80㎝どころか90㎝(15,000円ペア)まで売られていて驚いた。

聴取時、耳の高さについて長岡先生は90㎝と仰っていたが、実際は70~80㎝なので91㎝サブロク板の横辺をスピーカーの高さにするとユニット軸が耳の高さに来て丁度良かった。

なのでスタンドの高さが90㎝ともなると頭上に焦点する事になり、もしかするとサラウンドスピーカー用途かも知れない。

 

¥11,734 税込

これは美しいソナスファベール、ミニマⅡのスタンド。Sonus Faber - Carrara Stand(ペア)Minima Amator II 推奨スタンド

価格 : 264,000円(税込)

寸法(1本)    幅305×高さ720×奥行380mm
重量(1本)    11.2kg

 

 

オペラ歌手を目指す島根県松江市の門脇早紀さん

これは素晴らしい独唱で、引き込まれた。

コメント欄で指摘されて気付いたが、お辞儀も綺麗な日本式で清々しい。

見事大役を果たし、満場を魅了しました。
オペラ歌手を目指す島根県松江市の門脇早紀さん。高校3年生で、このほど卒業式を終えたばかりの彼女が、18日開幕した春の甲子園「センバツ高校野球大会」開会式で、「君が代」を独唱しました。
午前9時から始まった開会式では、出場32校の選手たちが、プラカードを先頭に入場行進。
そして門脇さんが選手たちとスタンドを埋めた観衆を前に、「君が代」を独唱しました。
今回、門脇さんが大役を担うことになったのは、2023年11月に横浜市で開催された「全日本学生音楽コンクール全国大会 声楽部門・高校の部」で栄えある第1位、日本一に輝いたため。

大会には全国4つの地区の予選を勝ち抜いた12人が出場。
門脇さんは高校2年生で出場した2022年の第2位を上回る、全国トップの栄冠を見事につかみ取りました。
事前のインタビューで門脇さんは、次のように話していました。

(Q.本番に臨む心境は?)
門脇早紀さん
「高校生の憧れの場所だと思うので、まずはその人たちにエールを届けることができたらというのと、震災とかもあったりして大変だった人たちがいっぱいいると思うんですけど、そういう人たちにも自分の歌でエールが届けられたらいいなと思います」
門脇さんの夢は、オペラ歌手になること。
小さい頃から歌うことが大好きだったという門脇さんは、5歳のときに、松江プラバ少年少女合唱隊に入隊。
ソプラノ歌手の渡邊志津子先生に師事し、真剣に歌と向き合ってきました。

(Q.門脇早紀さんの声の特徴は?)
松江プラバ少年少女合唱隊を指揮 ソプラノ歌手 渡邊志津子さん
「喉がよく鳴るのでパンッと良い声が出てくる、鳴ったら鳴ったで鳴った人の苦労もあるんですよね。一人の門脇早紀として歌手として、どれだけその人の個性が出てきて、人を感動させることができるか」
門脇さん、本番では伸びのある歌声で、大空に吸い込まれるような君が代を披露しました。
門脇さん独唱に対し、SNSには「ジーンときた」「感動した」「清々しかった」といった投稿が寄せられました。

門脇早紀さん
「(Q開会式を終えた感想は?)入りの所とかすごく緊張したんですけど、最後唄う時には楽しく自分らしく唄えたかなと思います」
球児たちの夢の舞台で、見事、大役を果たした門脇さん。
次は自身の夢、オペラ歌手を目指し4月から東京藝術大学声楽科に進学、新たな一歩を踏み出します。

正直、小柳某さんの高3時代と比較すると及ばないかも知れないが、発声には才能が深く関係し門脇早紀さんは素晴らしい才能の持ち主である。

オペラ歌手を目指しているとの事だが、pops歌唱の方にも興味を持ち素晴らしい歌唱を世に送り出して欲しい。

2024年のバスレフ共鳴管③

長岡先生の作品にスタンダードというのが有る。

スタンドまで一体化した素晴らしいアイディアのモデルで、いつか更に斬新なアイディアにて一新してみたかった。

板取もサブロク一枚で二本作るタイプで俄然やる気が出てくる。

音色は極普通のバスレフ式で特に魅力は感じ無い。805D4と比較するとしたら、こちら「スタンダード」の方はフラットに見える分、小音量では重低音の迫力で負けるだろう。

とすると、YAMAHAの9㎝フルレンジユニット競作品では、うねる重低音ぽいのを足せたら目標達成としても良いのではないか。

フルレンジを共鳴管に使うとなると、内部吸音材は不可欠なので、どうせなら内部仕切りに全長31㎝で幅が11㎝足らずのペットボトルを仕込む。

これならアグレッシブな設計で、失敗するにしても学びが有る。

問題なのは、文章で説明してもサッパリ理解されないだろうという点。恐らく、バスレフ動作も共鳴管もサッパリ理解していない素人がDIYで箱だけ組み立てました、という作品だと解釈されるのではないか。大きく外れてはいないが、断じてそれだけではない。ハードでシャープでダイナミックというのは長岡スピーカーの特徴とされるが、設計に於いてこそ真価を発揮する。

ではYAMAHAの競作イベントに想定しているであろう意図は何かと推測すると、自作マニアが一堂に会し和気あいあいと互いの作品を称え合うほのぼのした交流会ではなかろうか。

これまでの要点をまとめると以下。

①設計目論見がすべて奏功しても、せいぜいフラットと言えるのは80Hz程度のユニットでは、自分で使う事は無い。

②YAMAHAが想定しているであろうイベント主旨と、自分が価値在ると思う設計とでは方向が違うであろうこと。

③運良く最終選考まで残れたとしたら、YAMAHA社にて無響音室測定をしてくれる利点がある。

④YAMAHA技術陣が驚くほどの美音を奏でる作品がいくつも出れば、次回のイベントはYAMAHA社渾身のピュアオーディオユニットを提供してくれるかもしれないという事。

書き出してみて③と④はとてつもなく魅力的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年のバスレフ共鳴管②

前回の寸法では、余りにも学びが無いので少しだけ冒険してみたい。

8㎝×13㎝ダクトの断面積が、振動板面積の240%となりいよいよバスレフ動作はしないかも知れない。

しかし、入口部は5㎝×13㎝で、150%なので何らかの負荷は働くと期待する。

開口部は3.5㎝×13㎝で、106%なのだがこちらはバスレフ動作はしないと思う。念のため、組み立て測定時に底板を外してF特が変わるか確認して置きたい。

共鳴基音は58Hzなので、なんとか60Hzまでは再生下限として確保したいところ。

内部バスレフポートは、108Hzほどだが、実際はもう少し低い値になりそう。

この↓グラフを見ると、バスレフで持ち上げれば1kHzに対して80Hzでマイナス3dBも狙えそうだが実測して見ないと何とも言えない。

 

現用6㎠フルレンジユニットと同じ程度の重低音再生能力ならお手上げだが、以前直管共鳴管にて使ったFF85K×2発のユニットは、60Hz付近までタップリと再生してくれたので無謀な設計とは言えないかな。

1kHz付近を基準に見ると、70Hz付近はマイナス12dBくらい。

 

何しろ音が良くて鳴りっぷりが良くてお気に入りだったが、コーン紙の劣化が早くて1年持たなかった印象がある。

ボイスコイル径20㎜は、8㎝フルレンジユニットではかなり大きい方だと思う。

Fs:122Hzと高いが、80Hz付近まではフラット再生してくれた。

Qts:0.47はやはり強力なユニットだったことを示す。