AES/EBUデジタル接続×2と入力 | リュケイオン2

AES/EBUデジタル接続×2と入力

以前から試してみたい事があった。デジタルプロセッサーはAES/EBUデジタル2入力(4ch)であり、いわゆるXLRケーブルにてデジタル接続が出来るのだが、特殊な形状の業務仕様であり、この端子故にDENONの業務用CDプレーヤーを選択した次第である。

それに加えて、DENONのCDプレーヤーには通常の同軸デジタル出力端子が有り、変換ケーブルにて追加で繋げないか、というもの。つまり、デジタルプロセッサーには、DENONの業務用CDプレーヤーから二系統にてデジタル接続をすることになる。

これがデジタルプロセッサー接続設定のトップ画面だが、左端のインプットを参照してみる。

デジタルプロセッサー背面のXLR端子右端からAES/EBUデジタル接続と、右から二番目には同軸⇒XLR変換ケーブルにてデジタル接続を二重に行っているのだが、画面上は背面右端端子が4⃣と5⃣として表されており、背面右から二番目のデジタル接続は6⃣と7⃣として表現されている。

曲を鳴らしながら変換ケーブル接続を足したり止めたりすると確かに音が太く強くなり、信号が二倍になっているのが判る。

しかし信号が強すぎてクリップしているようだったので、入力ゲインを下げることにした。

インプット2と有るので変換ケーブルの方。↑

インプット1と有るので、こちらは元から繋いでいたAES/EBUデジタルの方。

どちらも-1.0dBほど入力ゲインを下げた。

以前にも同じ入力信号が強すぎてクリップ表示をされるので、この画面にて入力ゲインを下げた事が有るのだが、その時はコンプレッサーを掛けられたかのような音の変化に辟易して、補正を解除してそのままつかっていた。

今ではマイナス1.0dBしても、音の圧迫されているかの聴き比べをしても違いが判らなかった。

 

どうもバランス⇔RCA変換ケーブルに交換してからというもの、位相が合わない。

覚え書き

①YAMAHA 2番HOT
②DENON DN-700C(業務用CDプレーヤー)2番ホット
③デジタルプロセッサー 3番HOT(記載無く、聴感判定)
④DENON PMA-SX11 3番ホット(NORMAL)
⑤Accuphase E-800 3番HOT(工場出荷位置)

参考⇒marantz PM-10 2番ホット

YAMAHAとE800は合わせたが、DENONだけは正相でも逆相でもしっくり来ない。

上記覚え書きより、デジタルプロセッサーからの出力は3番ホットなので、2番ホットのYAMAHAアンプとの接続は、XLR端子でいう所の3番と2番をクロスさせる特注ケーブルで繋いである。

3番ホットのE800は普通のXLRケーブルで繋いで有るが、YAMAHAアンプとはフェーズ切替をした方が位相は合う。

結局すべてバランス接続へ戻した。そうすると、クロスケーブル仕様のYAMAHAアンプに位相を合わせると、E800は正相でピッタリだった。DENONアンプは何故か反転切替した方が位相は合う。

理屈を追っかけて行くと3番ホットのデジタルプロセッサーとDENONアンプは正相接続になりそうだが、聴感を頼りにすべて合わせた。

原因究明には及ばなかったが、久しぶりに三つのスピーカーの位相が揃い、ドカンと重低音が弾けた。

 

 

 

5/10追記

これの1mタイプを購入し、11,000円ほどで導入した電流帰還アンプへもデジタルプロセッサーからの信号を送れるようにした。

しかし、何故かしら位相がズレているような違和感が付きまとう。

テスターで調べたところ、2番ピンがRCA端子のホット側で、なんと1番ピンと3番ピンはコールド側に接続されていたので、いわゆるアースループ現象が起こっているのではないか。