805D4のマグネット部分が明かされた? | リュケイオン2

805D4のマグネット部分が明かされた?

 

これは驚いた。805D4(シグネチャーモデル)のウーファーユニット内部を初めて見た。

 

 

このメーカーは805シリーズだけは頑なにウーファーユニット内部を公開しない不思議な方針を取っており、D3の時は明らかに他のユニットと思しき16㎝ウーファーのマグネット部をホームページに掲載していた。

805D4のF特らしい。D3からの聴感上の変化も70Hz付近が控えめになって50Hz以下に無理やり伸ばした印象だったのでこのグラフは正確だと思うが、1年後にもう一度聴かせて頂いたD4は重低音よりに回帰している印象だったので、ロットに依り音造りを頻繁に変えているのだろうか不思議。

鳴らしやすく仕様変更されたと思しきパッシブネットワークも、大きなコイルとコンデンサーは元より、セメント抵抗を排してアルミ筐体の抵抗器を採用しているように見える。

これらが奏功して安いアンプでも鳴らしやすくなったと観るが、マグネット部分が非力で腑に落ちない。

息を呑むような美音を聴かせてくれた805D3の音は、強力マグネットが醸し出す美音をパッシブネットワークで無理やり右肩下がりに変更しているかのような音色だった。