肩甲骨を上げてストンと落とし、両腕がふらんとぶら下がった状態にしてから、肘から曲げて前にもっていく。肘から上はぶら下がった状態を崩さないようにします。
肘をうまく使わないと腕ごと前にもってくる感じになりやすい。すると腕の重たさが丸太ように感じられてるしまいます。うまくすると腕が消えるような感じがする手の置き方があります。ダルマさんの人形が手足がなくなっている格好がまさしく坐禅の体感をそのまま表しています。
あとは目・耳・鼻・舌・体・心という六つの感覚機能を働くままにオープンしてに。閉じて遮断するのではなく開放して受信する。音は聞くのではなく、聞こえてくる。目も見るのでは無く見えている。心も思考を操作したり、停止させようとするのではなく、聞こえてくる音と同じくように、浮かぶまま、消えるままにしておく。六つの感覚機能にたいし、同じような受信的でオープンな態度で臨み、どの感覚器官にもとらわれないように均等に自分をさらしているような感じです。呼吸も深い呼吸をしようとしない。体に任せて、呼吸が勝手に起きていることを見守っているだけ。
六つの感覚機能を開放して、こちらの経験に手を付けずに起こるままにしておく。
HAPPY