月猫と杏猫
親が行方不明の3匹の赤ちゃん猫を育てていました。
2匹はすぐに引取り手が見つかり、我が家を去って行きました。1匹残っていた子猫も飼い主が決まっているとのことでしたが、なかなか引き取られていきませんでした。
今朝、その子猫の暮らすゲージが居間に引っ越していました。
子猫はゲージから出て、無邪気に遊んでいます。
居間にはすでにチワワとポメラニアンが暮らすゲージと、「杏」「夏」の猫2匹が暮らすゲージが、並んで置かれてます。子猫のゲージは、他の猫を刺激しないように、テーブルを挟んだ部屋の対面に置かれていました。この事態は、既にいる猫と子猫を慣らす目的に違いありません。
母に聞くと、「2匹も3匹も一緒!」だから飼うということ。「えー、飼わないって約束ですよ。」「そんな約束してないわ。」…最初から飼う気だったのです。まんまと騙されました。…「あ~っ…」猫アレルギーの最もひどい時期に、我が家に猫が1匹増えました。
子猫の名前は「月(ルナ)」だそうです。
ルナは無邪気に遊んでいます。
お姉さん猫「杏」は、子猫にじわじわ近づいていきます。さすが成長著しい「杏」は勇気があります。
そして強面に子猫に威嚇を浴びせ、存在感を示しました。しかしお互い怖がっている様子はありません。
「月」と「杏」はすぐ慣れそうです。
以前、子猫恐怖症に陥った「夏」は怖って近づきません。ものすごく遠巻きに見つめています。「夏」は少しパニクってますが、取り乱す様子はありません。こちらは慣れるまで時間がかかりそうです。
「…どうなることやら?」
猫が1匹増えるプレッシャーからか、ボクは朝からアレルギーがひどいです。
「あ~あ…」
本「カツラ美容室別室」

カツラ美容室別室
山崎ナオコーラ 著
河出書房新社
あっさりしてるんだけど、「読んでる間、心地良いんだよなぁ。」…いつも。
いつも…、といってもこの小説が「人のセックスを笑うな」に続いて2冊目ですが…。
どちらも20台の男性が主人公。男子の気持ちが良く書けている。
どうした作用でこんなに書けるのだろう?
…また女性作家だから、男の嫌なアクがない、「いい塩梅なんだ」、すっきりと清々しい。
そして細かい仕草や、シーンの表情がいい。
コースターの絵柄を自分に向き変えたり、美術館の中の羽虫、点滴を間違え赤く染まる管、
子猫の死骸のような雨の中のビニール袋、吉野屋のオレンジ色の光、サーロインステーキの血、
オムライスの中のオレンジ色のごはん…。
なにより「美容室」というのがいい。
ほうろう製の古いシャンプー台に寝かされて「痒いところは、ないですかー。」って言われている、
体内のように絶対安全な時間。
漫然と読んでいると、突然現れる感覚的な表現に、
「ズブズブズブッ!」とツボに引きずり込まれる。
このツボの具合が抜群なんだ!
何でもないような物語なんだけど、僕は色々と揺さぶられる。
一言で表すと…上等のアトラクション?感覚のアイスショー?
…ん~ん、うまく表現できない!
とにかく「僕は大冒険が出来るんです。」
山崎ナオコーラの小説で!!










