ヘレン・メリルを聴きながら | 白玉猫のねむねむ日記

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平凡な日々のなかで、ふと、胸をかすめていった思いや、感じたこと、旅行記、本や映画のレビュー、時には、詩やエッセイのようなものを、書いています♪

ブログが外の世界に繋がる橋になるといいな☆彡

ヘレン・メリル、ご存知でしょうかはてなマーク



ハスキーな歌声が

「ニューヨークのため息」

と評されているそうです。



わたしは密かに「青江美奈のお手本になった歌手なのかな?」と、思っているのですが、どうなんでしょうね。





写真のCDの2番目の曲『You'd be so nice to come home to』

来日公演では、最も盛り上がり

トリを飾る曲だと聞いたことがあります。


気怠くて、どこか懐かしくて・・・

『You'd be so nice to come home to』を歌うヘレン・メリルの声には、きっと、日本人の魂を揺さぶる何かがあるのでしょう。


実はわたしも大好きです。笑




ヘレン・メリルというと、BARの片隅で、紫煙をくゆらせながら聴く・・・というのが定説のようですが


わたし自身は、陽だまりで

長閑な気分で聴くのが好きです。


緩く、生ぬるい浅瀬に浸り

愛も怒りも、全て、流して忘れて・・・


そんなイメージです。





先々週、旅行に行く前、

書きかけ、下書きにしていた

本レビューがありました。



本日の読書感想文



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​天国旅行

​三浦しをん





概要 




  1. 森の奥
  2. 遺言
  3. 初盆の客
  4. 君は夜

  5. 星くずドライブ
  6. SINK





以上、7つの作品が収められた短編集です。


「心中」「事故死」「自死」「幽霊」「一家心中」




すべて「死」に関係した話です。



1つとして陳腐な作品はなく、

「泣ける曲」「泣ける映画」みたいな

安くて、俗っぽい悲しみの強要は、
微塵もありません。




三浦しをん作品の中でも

粒よりの短編ぞろいです。




タイトルは「天国旅行」

表紙のイラストは軽やかですが、

内容は、程度の差はあれ、

死の影が、どの作品の中にも、混ざり込んでいます。



もし、代表作「まほろ駅前多田便利軒」の三浦しをんしか知らない読者が、この本を選んだら、

文学の毒の苦味に驚いて、
読む気をなくすかも・・・



7つの短編の中には、暗く、救いのない話もあれば、救いのある話もあります。




角田光代の解説も秀逸で、








昨日、このレビューの続きを書こうとしたのですが、書けませんでした。


読み返しても、最初に読んだときのような

感動が湧かない・・・

驚きガーン



本は変わらないのだから、

たった2週間の間に、

わたしの方が

どこか変わってしまったのでしょう。

煽り・・・





すべてはタイミング・・・


タイミングを逃したら、こうなるあせる

そういうことなのでしょう。







心変りは仕方ないけれど、

写真を見てください。


Amazonの新刊なのに表紙が破れています。


面倒くさいから

電話しなかったけれど、気分が悪いです。


これからは

横着せずに

Amazonで買うのではなく

100%、地元の本屋さんに注文しようと決意しました。






今日は意外にも小春日和になりました。


腹は立てず横にして、気は長くスピーチは短めに、心は丸く・・・

笑


ヘレン・メリルを聴きながら

昼ワインで乾杯🥂


皆さんも良い午後をお過ごしくださいニコニコ音譜