元ベンチャーCFO日記 -5ページ目

「小説 十八史略」

文庫本の「小説 十八史略」を読んだ。


一冊約500ページの文庫本×6巻

以前、4巻の途中(三国志の時代が終わったあたり)で止まっていたのだが、

最近になって残りを一気に読んだ。



「小説」なので、厳密に言うと歴史書ではなく、脚色されている部分も


多々あるのだろうが、その辺を差し引いても中国の歴史を知る上では


参考になると思うし、様々な登場人物に感情移入して読むと


今の世の中を生きていく上で参考となる点も多い様に思う。












本末転倒では…??

本日の新聞記事より2つ。




まず、相撲の話から。



一部屋に「外国籍」力士は一人、という取り決めを、


一部屋に「外国出身」力士は一人、という取り決めに変えるとのこと。


要は、今までは、外国籍の力士が日本人に帰化すると、


その部屋の「外国人枠」は0人になり、また外国人を入れることが出来たけれど


今後は、それもダメということらしい。



確かに、「近頃は外国人力士ばかりで・・・」という声があるのも事実だが、


端から外国人を制限して締め出してしまうのは、手段として間違っていると思う。


プロ野球にも「外国人枠」というのは未だにあるが、方向性としては、


「緩和」の方向に進んでいる。



相撲の世界は、なんか時代の流れに逆行しているような。。。




もう一つは、公立学校の運営の話。


品川区で、「参与制度」ということで、成果を上げた小中校長を、


退職後も「参与」として、在任していた学校の運営に参画させるとのこと。


現役の校長に助言を与えるような立場らしい。


任期は一年ということだが、二期、三期、と続くこともあるのだろうか。


この制度はメリットもあるのだろうとは思うが、企業になぞらえて考えると、


実績のあった社長が会長に退き、院政を敷くようなイメージがある。


教員の世界はサラリーマンの世界と比べ、フラット(新人の教師も


ベテランの教師も対等(に近い)という意味)と聞いたことがあるが、


そうだとしても、トップと元トップがいるような状況で、「権力の二重構造」


になったりしないのだろうか!?



退職してから助言するのではなく、自分が校長の頃から次の校長を


育てるような姿勢が重要なのでは?



以上、いずれも「本末転倒では?」と思ったので取り上げてみました。。


ファイナンシャルアカデミー (ナマ竹中平蔵)

一昨日21日(日)のことですが、ファイナンシャルアカデミー http://www.f-academy.jp/  


のセミナーに、初めて参加してみました。


(確か、日経新聞の広告を見て申し込んだはず)



プログラムは、10:00-16:00 で、計4人の方がお話をされた。


私は、11:20頃に会場に到着。


一人目の小笹さん(リンクアンドモチベーション社長)のお話は聞けませんでしたが、


あとの3人の方は、全部、居眠りすることもなく(苦笑)、漏れなく聞きました。




中でも、最後の竹中平蔵さんには、非常に分かりやすく経済の実情を説明していただき、


大変為になりました。



特に印象に残ったのは、子供手当の支給の話。


竹中さんは、民主党案の子供手当の案には、基本的に反対の立場。


とある場で、民主党の議員と子供手当に関して議論したそうで、


「出生率を上げるための施策として子供手当の支給は必要」


と民主党の議員さんは主張したそうだが、


「それであれば、これから生まれてくる子供のみを対象にし、支給すればいい」


「小学生に2万6千円渡して、子供が増えるのですか??」


というのが、竹中さんの反論。


また、一人目(一子目)も二人目も(二子目)も三人目(三子目)も


一律同額というのもおかしい。


後の子供ほど、手当の額が大きくなるよう、傾斜をつけるべき。


ということも仰っていた。


いちいちごもっとも。賛同します。



初めて生で竹中平蔵さんの話を聞いたけれど、TV出演と違い、


ある程度、クローズな環境での講演だったので、はっきりした物言いで


大変面白かった。