本末転倒では…??
本日の新聞記事より2つ。
まず、相撲の話から。
一部屋に「外国籍」力士は一人、という取り決めを、
一部屋に「外国出身」力士は一人、という取り決めに変えるとのこと。
要は、今までは、外国籍の力士が日本人に帰化すると、
その部屋の「外国人枠」は0人になり、また外国人を入れることが出来たけれど
今後は、それもダメということらしい。
確かに、「近頃は外国人力士ばかりで・・・」という声があるのも事実だが、
端から外国人を制限して締め出してしまうのは、手段として間違っていると思う。
プロ野球にも「外国人枠」というのは未だにあるが、方向性としては、
「緩和」の方向に進んでいる。
相撲の世界は、なんか時代の流れに逆行しているような。。。
もう一つは、公立学校の運営の話。
品川区で、「参与制度」ということで、成果を上げた小中校長を、
退職後も「参与」として、在任していた学校の運営に参画させるとのこと。
現役の校長に助言を与えるような立場らしい。
任期は一年ということだが、二期、三期、と続くこともあるのだろうか。
この制度はメリットもあるのだろうとは思うが、企業になぞらえて考えると、
実績のあった社長が会長に退き、院政を敷くようなイメージがある。
教員の世界はサラリーマンの世界と比べ、フラット(新人の教師も
ベテランの教師も対等(に近い)という意味)と聞いたことがあるが、
そうだとしても、トップと元トップがいるような状況で、「権力の二重構造」
になったりしないのだろうか!?
退職してから助言するのではなく、自分が校長の頃から次の校長を
育てるような姿勢が重要なのでは?
以上、いずれも「本末転倒では?」と思ったので取り上げてみました。。