先日「秋の蝉」の記事を書いたのですが、「ツクツクボーシ」は鳴いても、片方の主役「ひぐらし」が鳴いてくれません。梅雨の頃所謂「梅雨ひぐらし」はかすかに聞いた覚えがあるのですが、秋本番の9月になって、その声がきこえません。一体どうしたのでしょうか…?
先日「蜩」の句をいろいろ考えていたときに、「蜩のもののあはれを鳴き尽す」という駄句を思いついたのですが、川に棲む鮎も子規の「若鮎の二手になりて上りけり」の春から、「鮎は影と走りて若きことやめず 鎌倉佐弓」、「娘と通う料理教室鮎を焼く 佐藤恵美子」の夏の鮎。
秋の鮎となれば、加賀の千代女の「落鮎や日に日に水のおそろしき」、をはじめ、「もののあはれ」に通じる「落鮎の夕日を引いて釣られけり 大串 章」など秀吟が多い。
【汗駄句駄句】
堰越ゆる水に影あり秋の鮎
川の名を幾度も変え下り鮎
清流もやがて大河や秋の鮎
バスを待つ間に露草の消えにけり
マネキンの美男に在はす案山子かな
割算に余りは無くて涼新た

