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リハビリスト波平の日記

「リハビリスト」は「リハビリに励む人」という自作英語です。Yahooブログから越して来ました。俳句やエッセイその他、お暇な方、是非お来しください。

南九州を襲った豪雨は、その後関東地方に移り、幸いなことに甚大な被害も無く今のところ、鳴りを潜めています。当地方はその後梅雨が明けたかのように、良い天気が続いています。梅雨の南風を黒南風(くろはえ)と言いますが、ここのところ吹く風はまさに白南風(しろはえ)、カラッとした南風です。梅雨入りからまだ十日も経っていませんから、梅雨明けにはまだ早いのですが…。

 

しかし、油断は大敵。去年の今頃当地方は未曽有の大雨に襲われました。「逃げよとの指示や命令暴れ梅雨」と詠んで、地元新聞俳壇の一席に選ばれたのはラッキーでしたが、一歩間違えば我が家も被災家族。肝を冷やしたことでした。

 

今日の写真は可愛いペンギンの登場です♬ 先日訪れた下関の水族館は「海響館」と言います。場所柄「河豚=フグ≒フク」の展示が特徴です。しかしここのペンギンも捨てたものではありません。広い専用の水槽は様々の仕掛けがあって、ペンギンの数も種類も多様です(^^♪

 

氷の上に立っているペンギンは水に飛び込むのにまるで木が倒れるようにそのまま水へ落ちます。岩場へ上がる時も何の準備も無いようにヒョイと水から上がります。その様が面白くてしばらくペンギンが水と氷に戯れているのを見て、心癒される思いでした(^^♪

 

 

【汗駄句駄句】

 

 昨年を忘れぬように

軒並みに牙を剥く川暴れ梅雨

 

 

指示命令避難勧告暴れ梅雨

 

 

塵芥ときに命も出水川

 

 

たこ焼の蛸の大きさ半夏生

 

 

あご出汁の塩梅如何に手塩皿

 

 

打水や裾を端折って若女将

 

 

竹皮におにぎり三個戻り梅雨

 

 

今朝の「NHK俳句」の時間は、第5日曜日の所為か、いつもとは違うプログラムでした。題して「歳時記食堂 おいしい俳句いただきます」。小料理屋の女将さんに扮するのがベテラン俳人の宇多喜代子さん、仲居さん?役は女優の南沢奈央さん。小料理屋の客が奥田瑛二さん、古坂大魔王さんと言う役どころでした。

 

宇多喜代子さんは日ごろの「NHK俳句」でも自作の手料理を番組に持参されているので、こういう役はお手の物です。客の奥田瑛二さんはサンデー毎日の俳句選者の一員(交代制)でもありますから、差し出された色紙に俳句を書くのも手慣れたものです。またもう一人の古坂大魔王さんは一時話題になった「ピコ太郎」さんで「ペンパイナッポーアッポーペン」も懐かしいですね()

 

今朝の「歳時記食堂」のメニューは細見綾子の「そら豆はまことに青き味したり」とあと綾子三品(三句)。それに女将のお薦めは草間時彦の「大粒の雨が来さうよ鱧の皮」。ちょうど鱧が旨くなるころで、番組でも鱧を切る包丁さばきが映っておりました。最後の一品はお名前とその句を失念しましたが、昨年のNHK俳句大会で入選した方の句でした。なんとその女性は九十余歳の品の良いおばあちゃんで、まったく呆けてもおられず、矍鑠としてお元気です。肝心の俳句を忘れた当年七十二歳の私よりよほど頭ははっきりしておられました()

 

 

【汗駄句駄句】

 

 

やや置いて水こぼしけり釣忍

 

 

 

芳香は酒にも増して実梅かな

 

 

 

三日なら賞味を許し冷蔵庫

 

 

 

紙魚走る母の遺せし謡本

 

 

 

 

黒南風や鼬の檻の臭きこと

 

 

 

ワイシャツの袖の張り付く夕立かな

 

 

 

立ち向かう武器はスリッパ油虫

 

 

 

 

 

 

 

冬至の方はやれ南瓜を食えとか、柚子風呂に入れとか、いろいろ口うるさいのに、夏至の方はそういう禁忌は一切ない。思うにこれは夏至は梅雨の最中に訪れて太陽の光を意識することが無い所為だろう。

 

ところが今年は関東地方は既に梅雨に入っているのに、当地方(中国・四国、関西など)はまだ梅雨に入っていない。現に今日も陽はさんさんと降ってはいるが、雨の方は一向に降らない。もしかして空梅雨ではないかとの疑念も湧く。しかし当地方は昨年の豪雨禍の記憶が生々しいから、よもやそんなことは無いだろうろ気を引き締めなけばならない。

 

さてこの時期に美味くなる食べ物とはなんだろう。関西ではこの時期「鱧」を好むらしい。そう言えば先日鱧の湯引きが我が家の食卓に上った。酢味噌がこの鬱陶しい時期にことのほか美味だった。

 

そう言えば当地方にはあの美味がある。毎年この6月10日がここいらの解禁日だったはずだ。「小鰯=コイワシ」である。そう鰯(カタクチイワシ・マイワシ)の小ぶりなものを「こいわし」という。包丁を使わずに指で裂いたものをそのままネギと生姜で食う。またこの天婦羅も絶品だ(^^♪。なにせコイワシは「七度洗えば鯛の味」といわれるくらい美味だ。

 

夏至今日と思ひつつ書を閉ぢにけり  高浜虚子

 

地下鉄にかすかな峠ありて夏至   正木ゆう子

 

 コイワシの写真がありませんので、先日の「鱧」の湯引きで代用します。

 

 

 

【汗駄句駄句】

 

 

終章にもう一波乱明易し

 

 

手帳など持たぬ我が日々時計草

 

 

拭うたび顔に泥塗る田草取り 

 

 

柩車出て次々開く黒日傘 

 

 

母の忌を一人名付けん紫陽花忌

 

 

逃げよとの指示や命令暴れ梅雨

 

 

 

昨日は「父の日」でした。一週間ほど前に娘から「どこか行きたいところはある?」というクエスチョンがありました。尾道か江田島呉方面か、あるいは県北にするかアイデアはいろいろありますが、なかなか夫婦の意見がまとまりません。

 

ところが何気なく出した「下関」はどうだい?と言うアイデアに娘は思わぬ大賛成。聞けば先年、九州旅行の際、門司港に寄ったはずですが、当時インフルエンザに罹患した娘はフラフラでほとんど覚えていないのだとか…()

 

当日私の団地は「トラアスロン大会」のコースに当たるので、朝九時までに家をでなければなりません。思わぬ早起きをして、途中下関までは快適なドライブです。しかし山陽道から中国縦貫道を降りると渋滞に巻き込まれてしまいました。

 

 

 

 

目的の「唐戸市場」を一旦通り越して、関門橋の下あたりで折り返して渋滞の列につきます。右側の赤間神宮が気になりますが、寄ることも敵わず写真だけ撮りました。そのうち駐車場の屋上に車を停めることが出来ましたが、思わぬ絶景に息を呑みました。関門大橋をバックに行き交う大小の船、コバルトブルーの海。潮流の早さは見た目に明らかです。折からの日差しは熱くもなく寒くもなく快適です。吹く風も爽やかです。

父の日父の日

 

 

目的の「唐戸市場」は昼時と重なって大混雑です。たくさんの魚屋さんが盛んに呼び込みをして迷うほどです。写真に写ってはいないのですが(既に胃袋に納まっていました…)、大トロは400円、その他は各200円、しかもネタの大きいこと(^^♪!

 

市場の中を一通り巡って、次の目的地は「海響館」という水族館です。2Fか3Fへ続く長いエスカレーターの乗り着いた水槽には「フネ」気に入りのコブダイやここの名物のフグ(一般にはフグと言いますが下関ではフクと言います)が愛嬌を振りまきます♪

 

広い館内を迷いながら巡って、ペンギン棟にたどり着きました。ここのペンギンは種類も多く目の前で飛び込んだり、また岩の上にひょいと上がるなど愛嬌たっぷりです♪

 

関門トンネルを経験していないフネのために海底トンネルをくぐり、門司港は残念ながら時間が足らず、もう一度関門橋を渡って本州に戻りました。親孝行の娘に感謝です♪

 

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写真は私の唯一の著作です(笑)♪

「波平のデジタルによるアナログ風エッセイ」と言う訳の判ったような判らぬようなタイトルです。奥付によれば発行日は2009年2月5日になっています。ですから丁度十年前、「俳句ブログ」に特化する前のものだと思います。

読み返してみると実に面白い記事もあります。しかし、今更エッセイに特化する訳にも行かないし、どうしたものでしょう…???




【汗駄句駄句】


子は知らぬ飢えの記憶や麦の秋



駄菓子屋の銅貨の匂ひ走り梅雨




酒の香を放つ実梅や蝶群るる



敷く草に霧を吹くなり蛍籠



様々の矩形ばかりの青田かな



滔々と青田うるほす水車かな



一塊の涼気ホテルのドアより来



青臭く歯応えのあるトマトかな