今日も定時ダッシュ -29ページ目

TOKYO TRIBE

 最近俄然注目を集めている園子温監督の最新作。ここしばらく園監督がテレビに出て語ってるなあと思っていたのですが、本作のプロモーションを兼ねてのことではないかと邪推いたします。というより、井筒監督の後を追ってしまうくらいなら、まだしも宣伝のための露出のほうがマシだと思う。

 個人的に園監督の映画はあまり見ていないので決めつけてはイカンと思うのだが、何となく自分の感覚と合わない感じがあって、遠巻きに眺めておりました。未見だった「恋の罪」をHuluで観たのですが、神楽坂恵のオッパイすげー、と釘付けになりつつも、一方で「この映画は東電OL殺人事件がモチーフになっている」という要らん予備知識があって、あの事件がモチーフになっていて・・で、コレ?・・・という違和感を拭えず、観るのを途中で止めてしまった。

 これは、自分が桐野夏生の「グロテスク」を読んだせいもある。あの小説はなんというか、年増の醜女がヘドロのようなゲロを吐いて吐いて吐きまくっている姿を見せつけられ、あまつさえそのババアに「何か文句あんのか!」とそのゲロを顔面に浴びせられたような衝撃をもたらした。同じ事件を園子温監督がどう見たかというと、途中までで大変申し訳ないのですが、女性の性が解放されていく過程が「頭じゃ拒否しててもダメなの体が」という、一体そりゃ昭和のいつごろの感性よ?という物凄い旧弊なロジックで、そりゃ現代でもそういう心理はあるのだろうが、それを既に「グロテスク」という形容しがたい傑作を生み出した同じ事件をモチーフにして「ダメなの体が」をやるかあ?正直に言って浜野佐知のピンク映画のほうが余程女性の性について男にとってインパクトがあると思う。

 で、ホントに途中までしか観ていないので自分の「恋の罪」に対する感想は不当だとは思うのだが、しかし「TOKYO TRIBE」を観た上でのワタクシは「あ、やっぱり園監督ってば「イヤよイヤよも好きのうち」みたいな分かりやすい女が好きな守旧派なのかも」と思った次第です。守旧派といっても、自分も含めて大抵のオッサンなんてそんなもんだと思うが。

 なんとなれば。このカオスでクレイジーでヒップホップな「TOKYO TRIBE」でワタクシが何を見たかと申しますと。

 清野菜名のパンチラ!もちろん白!!、叶美香のオッパイ!、鈴木亮平のマッチョTバック!、でもって「俺よりチ○ポのデケェヤツは許さねえ!」

 この中学生並みのエロ感覚を躊躇いもせずドバーッと放出できる男に、「恋の罪」で違和感を感じたような女性の性を女性側から園監督に見て欲しいなどという高等な芸当ができるワケがない。結構ホメてます。深く考えた自分がバカみたい。ボクは神楽坂恵のオッパイに「ウッヒョー」とか言ってていいんだ!ボクはココにいていいんだ!!

 という、テレビ版のエヴァの最終回のような開放感をもたらしてくれました。

 三池崇監督のように園子温監督も筆を選ばない人っぽいので、何もソレだけで今までやって来たというワケではなく色々な面があって当然なのでしょうが、このヒトはオッパイとかチ○ポとかのベーシックなエロワードが物凄く大好きなハズ。

正しい姿勢を作る 腹横筋にはドローイン

 中年太りの腹回りを何とかしようとするなら、筋肉の衰えとともに垂れ広がった腹を引き締める必要がある。そのためには腹直筋よりも腹横筋を先に鍛えましょう、というお話。

 鍛え方を調べてみると、「ドローインをしましょう」というのが圧倒的で、他のもドローインをした上で手足を動かして負荷をかけるというメソッドでありました。

 ということでドローインにつきまして。

 ドローインを提唱している植森美緒さんの「腹だけ痩せる技術」を以前読んだのですが、この人の文章の分かりやすさに内容ともども感心したことを覚えている。この人自身、もちろん色々な理論を勉強されているのだろうが、それをそのまま本に記すのではなく、極力平易な言葉で、自身のダイエットの失敗や陸上選手時代に故障した経験を踏まえて「なぜドローインが効果があるのか」ということがドシロートの自分にも非常にわかりやすく書かれてあります。

 ドローインに戻りまして。一般的にはドローインは「30秒間腹をへっこます」などと言われていますが、自分が試した感じではキモは「正しい姿勢で腹をへっこます」ことであります。もちろんコレも「腹だけ痩せる技術」にちゃんと書いてあるのですが、姿勢が悪いまま行っても腹回りの筋肉にあまり力が入らず、腹をへこます以上に姿勢を正しくするというところで難儀するのではないかと思います。

 ただコレは本当は順序が逆で、ドローインのために姿勢を正しくするのではなく、正しい姿勢を保っていれば自然と腹まわりに力が入ってドローインになっているというのが理屈ではないかと思っている。一日30秒を全力でやるのもいいのですが、普段からドローイン気味に正しい姿勢を保つようにしていると、それだけで結構なトレーニングになっているハズ。

 ドローイン自体が運動の習慣が無い人向けで、自分はトレーニングジムのマシンを(混んでいるから)ロクに使ったことがないのだが、正しい姿勢や正しい呼吸でジムトレしていればどの部位のトレーニングでも腹は必ずドローインの状態になっているのではないかと思う。ジム通いしていても出っ腹が気になるという人は、インストラクターの人にみっちりと正しいマシンの使い方を教えて貰うほうが効果は高いのではないかと思います。


amiibo その5

 アメリカでamiiboの予約が開始され、amazonでも絶賛受付中でございます。で、それを見てふと思ったのですが、、、

 ・・・ロゼッタのフィギュアはどこにいってしもうたん?

 色々とamibboについて疑問というのかケチをつけるようなことを書いてまいりましたが、「スマブラに登場する全キャラのamiiboが作られる」という点については全然疑っておらず、そりゃ少し考えてみればいきなり全種出すなんてリスキーな事をせず、第一弾、第二弾とラインナップを増やすのが当然といえばそうなのだが、しかしこれは、うっかりリトルマック使いになろうとamiiboを待っていても一生出ないってコトがありそうですぞ。

 しかしこのラインナップ、アメリカでの人気を加味したとおぼしきものと日本の任天堂の意地みたいな無理矢理感が同居した何ともケツの座りの悪い感じなのですが、しかしその中でもフォックスだけが解せん。サムスはともかくフォックスってアメリカでそんなに人気のあるキャラだったっけ?

 マリオはゲームとしてはともかく、キャラ人気としてはそんなに高くないのではないかと見ているのだが、マリオが一番色々なゲームで使い回す機会がありそうなので仕方なく買うハメになるのだろうか。

 それを言うならWiiFitトレーナーなんて、スマブラ以外に使うことはなさそう。

 マルスの顔がちょっとブサイク。ドンキーコングが毛並みの処理やポーズなど結構いい出来。

 自分はスマブラでは使いやすいピーチを結局使いそうだから多分amiiboもピーチは買っちゃうだろうけれど、こんなもんカバンに入れてウッカリ警察に職務質問された日にゃあらぬ疑いをかけられそうだわ。

 どうか日本での発売はロゼッタも入っていますように・・・、でもロゼッタなら職質されても大丈夫かと言われれば全然そんなことはない。

 とりあえず、自分は3DSのスマブラは様子見で本命はWiiU版なので、冬までにamiiboのラインナップも含めてしばらく楽しみにしている次第であります。

フライトゲーム

 飛行機サスペンスというジャンルには割とハズレがないイメージがあるのだけれど、この映画はその中でも物凄い大当たり。飛行機サスペンスの飛行機サスペンスっぷりを存分に味わえる一本でした。まあ、そもそも飛行機サスペンスなるジャンルが存在するのか疑問なのですが。

 この映画は原題の「NON -STOP」の名に恥じぬ、映画の冒頭からエンディングまで一気にサスペンスで駆け抜け、先っぽ(コクピット)から尻尾(後部座席)まで余すところなく様々なアイディアで飛行機をしゃぶり尽くした逸品でございますので、未見の皆々様、次の連休にはぜひフライトゲーム、フライトゲームに是非足をお運びいただき、ノンストップサスペンスをご堪能いただきますよう、よろしくお願い致します。なんか自分が回し者みたいですが、コレを映画館で見ずして何を映画に期待するのだ?というくらい、今のワタクシはフライトゲーム全推し状態。

 こういう映画は予告編も含めて一切の情報をシャットアウトし、予断を持たずにスクリーンに臨まねば面白さが目減りしてしまうので、以下のネタバレ気味の駄文は映画を見てからお読みいただければと存じます。



















 オープニングで飛行機に乗り込むリーアム・ニーソンの視線で、飛行機に搭乗する人物が手際良く描写されて、これは「オリエント急行殺人事件」と同様の、単なる登場人物紹介ではなく「犯人を含めた主要登場人物紹介」と気付いて、ノッケからゾクゾクして見ておりました。最近こういうミステリ仕立ての映画ってホントに少ない。

 しかし、この映画は本格ミステリではなくサスペンス寄りなので、エラリー・クイーンの読者への挑戦状のようなフェアさを求めるミステリファンには辻褄の合わない所で不満が出るかと思います。自分の場合はハラハラして最後にアッと驚いて見事に騙されたいタイプなので、最後に「いやー、そう来たか」と大満足でありました。

 ミステリとしてこの映画を斜めから見ると、150人の乗客の誰かが犯人・・というプロットは面白いものの、結局は最後には誰かが犯人として登場するワケで、たとえばその犯人がそれまで全く登場せずにストーリーに絡まない人物だったら思いっきり興ざめである。ヒロインであるジュリアン・ムーアが犯人とか、それこそヒーローと見せかけてリーアム・ニーソンがやっぱり犯人だったとか、脚本としてはどうとでも作れる中で、この映画のストーリーは犯人に対するミスリーディングが絶妙に上手い。

 アガサ・クリスティのミステリでも時々見られる手法で、誰が見ても怪しい人物が、物語の途中でその怪しさのために疑われるも、あからさまに怪し過ぎて容疑者リストから外されてしまい、読者がその人物に注目しなくなった後に、実は・・・という古典的ミスリードが「フライトゲーム」にも見られる。うーん。本格的。

 それと自分が感心したのがジュリアン・ムーアを使った映画的なミスリードで、当初はリーアム・ニーソンの隣には別の乗客の予定だったのが、リーアム・ニーソンがその男を煙ったく睨むシーンがあって、その後でジュリアン・ムーアが窓際の席に座りたいと席替えを申し出たために、晴れてリーアム・ニーソンとジュリアン・ムーアが隣同士になるというシーン。

 コレは素直に見ればこの二人が偶然に隣同士になってその後の事件に巻き込まれるという演出だと受け取れる。別に初めから二人の席を並ばせてもストーリー上は何の不都合もないけれど、後からジュリアン・ムーアがリーアム・ニーソンの隣に偶然座ることで、より巻き込まれるヒロインとしての役割が明確になる。そのために、リーアム・ニーソンが男を睨むシーンがあって、その男も「コイツと隣同士でいるなら席変わったほうがラクやな」と思わせる仕掛けが観客にスンナリと受け入れられる。

 しかし実はジュリアン・ムーアのほうがミスリーディングの仕掛けであって、何故彼女がリーアム・ニーソンの隣に座ったかというと、彼女がヒロインだからではなく、元々隣に座るはずだった男の存在を観客に知らしめた上で、その男をしばらくスクリーンから消すためだったのだ。スター女優が割り込むことで観客が自然にその男から視線を逸らせる結果となり、結局のところジュリアン・ムーアはヒロインではなく観客に対する狂言回しの役割だったのだ。

 粗筋だけで見るなら誰が犯人でもそれは単なる物語の結果であり、そこにはただ選択があるだけなのだけれど、脚本や演出の手練で上手く観客の目を逸らすことで「そうか、コイツか!」的な意外性が生まれている。多少のアラはあれど見ている最中はノンストップの名に恥じぬ手際のいい展開で押しまくるので、気がつけばスッカリ映画に乗せられていたのでありました。ああ楽しかった。

良い姿勢を作るために シックスパックを目指さない

 発達した腹筋というと、大抵は仮面ライダーみたいなボコボコした腹を思い浮かべるだろうと思います。それはそれで正しいのでしょうが、しかし、中年太りを気にして腹を引っこめようと思い立ち、ボディビルダーやアスリートのシックスパックだけに注目して「ああいう腹になりたい」と早合点する所に、わりかし悲劇の種が撒かれているのでありました。

 わたくしが若者とオッサンの腹まわりを銭湯で見続けてようやく到達した真理。中年太りの一番の特徴は腹回りの筋肉が衰えたことで体型が広がってズン垂れた状態にある。ポイントは「体型が広がる」という点で、太るというイメージからくる脂肪が付いてくるということでは必ずしも無い。

 中年のビアダル体型というのが自分には長い間不思議でして、手足は割と引き締まっているのに胴体のこの膨れっぷりは何故なのだ?とずっと思っておりました。40代の男性諸氏ならば「BASTARDの鈴木土下座エ門みたいな感じ」で通じると思う。ジムで結構鍛えてそうな人でも土下座エ門になってしまっているパターンもあり。しかしこれは、体幹の衰えということで非常に合点がいったのでございます。

 体幹といっても分かりづらいので、腹部を取り巻く腹横筋と肋骨を締めている横隔膜が衰えた、と読み替える。腹横筋というのは胴体を取り巻いているため、よく「自前のコルセットのような」と形容されます。腹まわりはそもそも骨格は背骨しか無く、立位の状態には背骨を支えるために腹横筋をはじめとした腹筋群が絶対に必要なのですが、加齢で衰えてくると、筋力で支えられない分が背骨を曲げたり骨盤を傾けたりと骨格に影響してくるようになる。猫背が一面で楽な姿勢というのは主に腹回りでラクしようとしているのだ。

 中年太りが若者の肥満と違うのは、腹横筋が衰えて内臓が下がり、それをカバーするために脂肪を貯めようとする、さらに横隔膜も含めた体幹の衰えで胴体の体積が増えて更に脂肪が溜め込めてしまう、という「筋肉の代わりに脂肪を詰めなきゃ」という現象が加速度的に起こることが要因の一つではないかと思います。

 芸能人でいうと郷ひろみとか少年隊のヒガシとか、歳をとっても体型がものすごく若々しい。ああいう胴体の締まり方は、それこそ若い頃から節制しつつトレーニングしてきた賜物だと思う。なので、メタボリックを医者に指摘されて何とかしようと一念発起し、「ヒガシみたいになりたい」「腹筋を割りたい」と安直にソレを目指すことは物凄く悪手ではないかという気がしている。専門家からマンツーマンで毎日指導を受けるならともかく、これまでラクしてきた輩がいきなり腹筋千回とか糖質制限とかやるべきではないというのがワタクシの直感による持論であります。そもそもさあ、ひろみゴーやヒガシはともかく、他の新御三家のヒデキやゴローとか少年隊のニッキやカッちゃんのほうは年相応に衰えてるワケで、芸能人だって所詮は六人中四人の多数決で中年化してんだから、有象無象のアナタやワタシが付け焼き刃で目指してはいけない。

 正しい姿勢を保つこと、それだけの筋力を身につけることは、エイジングが避けられない中での、その衰えによる成人病のような疾病や脊柱間狭窄といった色々な悪影響を避けるという意味で、丁度良いアンチエイジングの程度ではないかと思っている。そのためにはシックスパックを目指すのではなく腹横筋を鍛えましょうという主旨なのですが、長くなりすぎたので次回にでも。