明月院で紫陽花を見た帰りに建長寺へ向かって歩く途中で、長寿禅寺というお寺が季節、曜日限定で拝観可能となっていましたので参拝いたしました

こちらのお寺は足利尊氏のお墓がある由緒あるお寺です
●足利尊氏が邸跡に1336(建武3)年に創建

●諸山第一位の列(五山、十刹に次ぐ序列)

●臨済宗建長寺塔頭寺院(建長寺はすぐ隣にある大寺院)




階段を上がった所にある、茅葺きの山門に仮設の受付があり、拝観料300円を払います

拝観日は4、5、6、10、11月の金土日祝で10:00-15:00に限定されています

今回は偶々でしたのでラッキーでした



正面が本堂で、向かって右脇の玄関から靴を脱いで上がります

御朱印ご希望の場合はそこで御朱印帳を預けると拝観後に直書きの御朱印をいただくことができます(500円)



こちらは御本尊釈迦如来です

こちらでお参りしてから拝観します

お庭も、堂内も隅々まで手入れが行き届いていてちり一つありません



室内ではおしゃべり禁止、敷地も車道から階段を10メートルほど上がったところにあるので車の通る音もせず、しん…と静まり返っています




古い年代のものと思われる調度品も残っています








本堂の向かって右隣りは書院になっています

座布団が敷かれていて、座って庭を眺めると心が落ち着きます







書院の奥には小方丈があります

ここからは別の角度から庭を眺めます




6月なのに紅葉している木もあります
不思議ですね



枯山水庭園にも葉っぱ一つ落ちていません



何時間でも座っていられそうですが15:00までなので残念ですがそうゆっくりもしてられません







カエルが二匹出てきて、そろそろカエレといっています








こちらは足利尊氏の墓で、遺髪を埋葬しています

1358(延文3)年4月29日に54才で京都で没しました

法名を京都では等持院殿、関東では長寿寺殿と称しました




お墓から裏庭に続く小道には紫陽花も少しですが咲いています

見頃はもう少し先かもしれません



一枚の絵のようです






きれいで落ち着いた、しん…と静まり返ったいいお寺でした

心が洗われるというのはこういうことを言うんですね

こういう場所は日本には残念ながら少なくなりました