TODAY'S
 
日本の転落には歯止めが掛からない話

 

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

今日は久しぶりに経済のお話をさせて頂きます(私はなんの専門家でもありません)。

こんなニュースが目に飛び込みました。

 


日本のGDPはインドに抜かれ5位に転落の見通しとのこと。

あれ?つい最近も似たようなニュースを目にした気がする。

そう、日本はつい最近まで世界3位だったのです。

そして今年初めにドイツに抜かれ、世界4位に転落したことをブログ記事にしたばかり。

 

元々日本は、アメリカに続く世界2位の経済大国でした。

それが中国に抜かれ、コロナ禍を迎え、様々な政治的愚策により一気に経済が弱体化。

その結果、たったの1年で2位も落としてしまう見通しになった。

ヤバ過ぎますね。
 
 
 
ちなみに上記ブログ記事で書いた通り、短絡的に為替相場を見ては本質を見誤る恐れがあります。

為替相場はあくまで1つの指標でしかなく、合わせて各国のインフレ状況と照らし合わせて見なければいけないものですから、実態は数字以上に深刻というのは間違いなさそうかと。

そして、円安は国内の製造業にとっては強みになるとされていますよね。

トランプさんも円安は「アメリカにとって大惨事だ!」などとアメリカ国民の不安を煽っています(この方の十八番ですね)。

 

 
でも個人的には疑問が残ります。

確かに戦後の日本は1ドル360円の固定レートだったので、国内製造業を凄まじい勢いで成長させることができました。

この固定レートのお蔭で日本は圧倒的な国力を獲得します、それに伴いアメリカ経済が停滞したのも事実です。

その後、日本をけん制する目的で変動為替相場制に変更されましたが、今のレートになるまでには1ドル200円代が10年以上続き、私が生まれたバブルの頃ですらまだ1ドル200円代です。

その後、更なる円高政策(工作)により一気に1ドル100円前後で推移するようになり、今に至る感じです。

このような背景で考えてみますと確かに日本にとっては「円安=経済的チャンス」と見る事はできなくもありませんが、見落としてはいけない事が2つあるかと思います。

・1つは、為替相場はどこかの都合で介入されて変動していくものという点。

・もう1つは、1ドル360円の固定レートだったころの産業は、純国産だった点です。


後者について説明しますね。

当時は、日本人が日本国内で製造していました。

しかし今はどうかと言うと、日本製と書いている製品ですら組み立てだけ日本で行い、その他は外国製造が当たり前の時代です。

単純に日本円とアメリカドルだけで動いている頃と違い、様々な外国の人材と貨幣が混ざり合っていますから、

ドル円相場で円安になることで、有利とされる日本の製造業ですら、世界的なインフレが続く現代では不利に働く側面も大きい。

つまり昔と比べると微々たる影響で、大してチャンスにもならないだろうと、私には思えてしまうのです。
 
せいぜい現代の円安がもたらす影響なんてものは、外国人が増える程度の話ではないでしょうか。

 

 

おわり

 

 

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