おはようございます!生チョコぽん酢です。

若干暑さのピークが過ぎた感がありますね。

皆様はどうお過ごしでしょうか。


私は今回の週末で釣りに行ったり、色々用事も済ますことができて充実した休みでした。

釣果も中々でしたよ。もうお腹いっぱいです。


さて、昨日は「いつ投稿するかわからない」と書きましたが、さっそく投稿してみます。

寝すぎて朝4時に目が覚めてしまい、まだ仕事には時間がありますので・・・

昨日の記事がまだの方は下にリンクを張っておきますね。

 

 

 

一体誰向けだよって感じの記事ですが、仕事として?何らかの参考程度になれば幸いです。

 

  まずは救急車の適正利用のお話から


皆さんも「救急車の適正利用を」っていうポスターを見たことがあるんじゃないでしょうか。

実はここ最近の人は(主に高齢者ですが)モラル?マナー?が欠落してしまっており、軽傷でも救急車を呼んでしまうケースが全国的に多発しています。

具体例で言うと「歯茎が痛い」「唐辛子を食べてお尻が痛い」とかで呼ばれたケースがあると、現場の救急隊長から聞きました。

こうした理由により、救急車の稼働率が上がってしまい、本当に必要な人の時に出遅れてしまうなんてことが多々起こっています。


それに救急車って税金。

諸経費を合わせると1回出動あたり4万円近くも税金を消費しています。

1分1秒を争う危険な状態の人を助ける為であって、本来はそう易々と呼んでよいものではないのです。


皆さんも記憶をたどれば思い当たる事があると思いますが、例えば20年30年前は救急車を見ると「大変だ!」ってなりましたでしょ。

すぐ道を譲らなきゃ」とか。

それだけ出動回数は少なく、適正利用されていました。

でも今は救急車を見ても「なんだまたかよ」って、道譲るのも面倒になっていませんか?

それだけどこの自治体も救急車がフル稼働しているんですよ

高齢化が進んだから、というのは直接的な原因ではなく、モラルが下がったから、というのが原因だと私は理解しています。

海外では救急車が有料なのは当たり前なんですけどね。

日本は高齢者に優しい世界なので、有料になることはなさそうです。

(有料になってくれれば「高い」と文句言われることもないので助かるんです)
 

  民間救急で働くメリット

 

民間救急や介護タクシーで働くメリットって、実は沢山あるんですよ!

本来あまり人には話せない(話したくない)ことも多いのですが、ブログだから書けちゃいますw


まず、上記の通りの現状があるので、病院や行政、介護業界も民間救急や介護タクシーを利用することに前向きです

私の仕事が回れば回るほど、救急車の稼働率が下がり、本来の役割を果たせるようになるからです

つまり、今のところニーズは増加し続けています。

病気になる人も年々増加傾向にありますし。


もちろん私のブログを読んで分かる通り、かなり大変です。

ブログでは一部しか書けていませんが、本当はもっと大変。

でも一方で、超短期集中の仕事である点を付け加えておきます。


いよいよこの記事の本題です・・・


超短期集中ってどういうことかといいますと、依頼があれば対応するというのが私の仕事内容です。

でも患者さんを対応している時間って、1件あたり30分とかせいぜい1時間程度(中には長距離の仕事もありますけど今は除外します)。

だから患者さんの対応をしている時間は1日平均3時間ほどなのです。

つまり労働時間=3時間程度ってこと。


もちろん現場に向かう・現場から帰ってくる移動時間は同じくらいかかりますよ。

でもそれって一人で運転しているか、仲間の添乗者が乗っている程度で、ほぼドライブです。

私の場合は運転が好きなので、移動時間を労働時間と思っていません。


このような理由から、超短期集中の仕事ってことになります。

空き時間をどのように待機するかが、メリットに直結してくるんですよね。

私の事業所の場合・・・

 

 

待機時間は自宅で過ごしてもらってOKにしてます(^^)/

 


条件としては、電話には常に出られる状態でいること、要請があれば10分以内(次の項目で補足有り)に事務所に戻ってこれること、としています。

私も相方も事務所の近くに住んでいるのでなせる業ですけどね。

 


上記の条件さえ守ってもらえれば、搬送業務以外の時間は、自宅でお休みの時と同じように過ごしてもらって構いません。

私は待機時間にブログを書いたり読んだり、読書したり、動画を見たり、事務作業を済ませたり。

もちろん、待機なんてほどんどなく動き回っている日もありますけど、週に数回程度です。

 

そしてめちゃくちゃ忙しい日があるということは、そのぶん暇な日もあるわけなので、かなりメリハリがあって楽しいですよ。

 

お休みのコントロールもしやすいです。


こういう程よい勤務形態の仕事はそうありません。

私は家に愛猫がおり、ひと時も離れたくない親ばかなので・・・

仕事の合間に帰ってきては顔を見られるので、本当に幸せです。


もし嫁がいたら私の働き方は絶対に嫌がられそうですよね(-_-;)

 

 

もちろん体裁があるので、周りには「忙しい忙しい」と言ってますが、きちんと抜くとこは抜いている感じなのです。

 

  あえて時間をかけて出動する理由

 

前の項目「10分以内って遅くない?」って思われませんか?

私もそう思います。

10分で戻ってきて、そこから出動してプラス20~30分ですから、現場まで40分かかることが多いです。


でも、わざとそうしています。


例えば介護施設なんかだと救急車を呼ぶと近所の目が気になるからと、緊急性の高い患者さんを我々に依頼してくるケースが稀にあります。

また、私達を救急車だと勘違いして呼ぶ人もいますし、救急車レベルの患者をうまく判断できずに依頼されることもあります。

救急車の適正利用の逆バージョンですね、適切に救急車を利用することは必要です。

で、こういう相手に「では今から40分後に到着します」と言ったら

は?もっと早くこれないんですか!?

となります。

40分待つことができないってどういう状況の患者様なのですか?

って緊急度の高い人をふるいにかける為に、わざとゆっくり迎えに行くのです。


中には緊急度は低く、ただ単純に時間にシビアな方もいます。

そのような方に無理やり対応したとしても、結局長続きしません。

時間にシビアな人ってお金にもシビアだし、自分に甘くて他人に厳しいっていう傾向があるのを、私は長年の経験から発見しました。

この、あえてゆっくり迎うスタイルはトラブル防止の意味もあるのです。
 

  何故組織化されないのか

 

民間救急や介護タクシーはほとんどが個人事業者です。

法人でも規模は小さく、個人事業に毛が生えた程度です。

民間のタクシー会社が参入しない理由は(してもすぐ撤退する理由は)、前の記事で説明した通り大して稼げないからです。


更に大きな問題は、人を育てるのが無理ゲーなのです。


一般のバスやタクシーのように(馬鹿にしているわけではないですからね)、免許取ってルートを覚えれば誰でもできるという類ではありません。

医療や介護の知識が必要な上、座学だけできても適性がなければ心が折れます。

このブログの記事でも分かると思いますが、結構カオスな日常です。

人の汚い部分(精神的にも物理的にも)に免疫がないと務まりません。


そしてここをクリアしても、次は筋力的な問題が生じます。

今度介護タクシーさんや民間救急さん、消防の人をよく観察してみてください。

よく見るとガタイが良い人が多いのはそういう適正のお話です。


介護タクシーには女性ドライバーさんも活躍していますが、私の知る限り運転業務や付添い業務だけしかやりません。

そしてその多くは夫婦で経営しています(つまり旦那さんが大変な仕事、奥さんが簡単な仕事っていう分担)。


ちなみに私は少し前まで介護保険事業もしておりましたので、適正がある人を搬送業務に引っ張っることが可能だからなんとか組織っぽくやれていましたが、搬送事業だけでこれをやれるのかと聞かれれば・・・・

少なくとも私なら「やりたくない」と答えますね。

1名増やすだけでも設備投資が半端ないですし、投資に対するリターンは少なく、抜けられてもすぐに穴埋めできないし、負のループしか浮かびません

世の中の業者さんはほぼ1名1台の個人事業者です。

2台以上でやっているところも夫婦でやっているか、親子でやっているかです。

本当に組織的にやっているところなんて、ほんの一握りなんです。
 

  後編まとめ

 

今まで書いてきたように、楽な面がある一方、大変な仕事でもあります。

そして体験にはいちいちインパクトがあります。

私は昔、軌道に乗せたいがために24時間365日対応!なんてやっていましたが、心も体も持ちませんでした

私の場合ですが、数年は頑張れても、現実逃避したくなってしばらく海外に行きました。

海外はとても良い経験になり、その後も定期的に行く切っ掛けにはなったのですが、ビジネスだけで見ると、その時の休車損害の方が、必至になって80%の稼働率を110%にして得た利益より大きいんですよね。

つまり、続けるポイントは「適当にやること」これにつきます。

何事もほどほどが大切です。

たしか昔書いた記事でも書きましたが、質の悪い業者さんですら仕事で手一杯だったりするんです。


世の中には色々な仕事がありますよね。

そしてそれぞれにドラマがあったりします。


残念ながら私の業界は、いまだにゴミのように扱われることが多いです。

確かこの記事でも触れましたけど。


皆で支え合って社会が成り立っていることに気付いて、互いをリスペクトできる優しい社会が来ればいいですね。

では、そろそろ現場に向かいます!


おわり

 

 

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