『お母さんへ。私も大人になりました。だから、お母さんを一方的に責めるつもりはありません。
辛辣な言葉が並びますが、消して責めているわけではありません。ただ、伝えないと私の中で消化できないのです。
あなたは娘のことを愛していたのかもしれませんが、それは娘には一切伝わっていません。
娘は、あなたのことが苦手です。
届かなかったです。
あなたはあなたなりに精一杯愛してくれたのかもしれません。それはわかります。その気持ちを否定するつもりはありません。
ただ、ただ届かなかったのです。
あなたを否定したいのではないのです。ただ、事実なのです。
あなたは「私はあなたのためにこんなにしたのに!」と思うかもしません。それに関してはありがとうございますと思ってます。
ただ、届いてないのです。届かなかったのです。私には何も届いてないのです。
私はあなたのことが苦手です。あなたの小さな小言や否定の数々、がとても苦手でした。
あなたの何気ない一言に、私はいつもビクビクしてました。頭の中では、何をするにも「あなたの監視」がありました。
あなたに愛されたいと思うのと同時に(そう思っていたと気づいたのは大人になってからですが)、早くあなたから離れたかったです。とにかく、あなたに何も言われたくなかったのです。
人生の目標が、あなたから離れることと、あなたみたいにならないことでした。
そして、離れることはできました。私の身体も大人になりました。
あなたから離れたら。別々に生活ができたらあなたのことを忘れられると思っていました。
なのに、心はまだあなたに支配されたままです。頭の中に、まだあなたがいます。いつも見られてる気がしてます。
蛙の子は蛙です。あなたの子はあなたのようにしかなりませんでした。
あなたのように「人の気持ちがわからない」「自分のことしか考えない」それでいて「不安でいっぱい」の人になりました。
社会に出るとたくさんの人と出会います。
蛙の子は蛙です。あなたに育てられた私は、周りの人とうまくコミュニケーションが取れませんでした。取るのが苦手でした。
あなたの顔色を伺っていたように、他の人の顔色ばかり伺ってしまいます。
自分のことも大切にするのが苦手です。いつもいろんなことを気にしてしまいます。
最初なぜだかわかりませんでした。ただただ辛くて、辛い理由がわかりませんでした。
大人になるにつれて、周りの人達の話を聞いてるとみんな「お母さん大好き」と即答できる人が多いことにとてもとても、びっくりしました。
私はできませんから。とてもとてもびっくりしました。最初は、それでも私はお母さんと大きな喧嘩もしてないし、もっとお母さんと仲の悪い人を知ってるから、私は問題がないと思っていました。
でも、話を聞いてみると、母親と仲の良い人は「母親に一切気を使わない」らしいのです。
それも最初は、嘘だと思ってました。実家に1日いたら少しくらいは母親に気を使うだろうと思ってました。みんなして嘘ついてるんだと思って疑っていました。
でも、「実家に1週間いても全く気を使わないし、ストレスフリーで、安心感がある。」とのことでした。
愕然としました。私は、母親と仲が悪かったのだと気付きました。認めたくなかっただけなのです。
だって、認めてしまったらあなたも向き合うことになるからです。そんなの嫌ですから。
そう。
私は、《仲のいい家族》を知らなかったみたいです。
みんなが、なぜあんなに自分らしく、わがままに、自由に、自分のやりたいことをやり、夢を叶えていくのか不思議で不思議でなりませんでした。
それは、みんな母親から愛されてる実感があったからなのです。
それは、ナリ心理学というブログに出会ってから知りました。
母親から愛されて育った人は、母親だけでなく世の中の人からも愛されてる実感を持てるようです。
だから、無理に周りの人の目や意見を気にせず自分らしく生きられるようです。
その逆もしかりです。母親に愛されてないと思っている人は、世の中の人に愛されてないと思ってしまうみたいです。
それが私でした。
私です。
私。
お母さんは私のことを心配してくれてるから、あんなことを言ってくれるのだとわかってます。
私も大人になって、わかりました。
毎日楽しいことだらけじゃない。やらなきゃいけないこともあるし、人に誤解されたり、自分のせいじゃないのに、責められることもある。
一生懸命やっても、報われないこともあるし。どうしようもない出来事に出会うこともある。
大人になると、沢山の悲しい出来事にもであうし。
お母さんがなぜ私にあんな態度だったのか。なぜあんなことを言ったのか。
大人になった今ならわかります。
でも、
でも。
やっぱり。
言われるたびに、
言われるたびに、
お母さんは私のことが嫌いなのではないかと思っていたのです。
その名残りが今もあります。
私なんか産まなきゃよかったんじゃないのかと思うのです。
お母さんがお父さんの愚痴を言うのが嫌でした。
お母さんがテレビ見て愚痴るのが嫌でした。
お母さんがなんでも批判するのが嫌でした。
お母さんのネガティブな言葉が嫌でした。
お母さんの楽しそうじゃない顔が嫌でした。
お母さんは人生楽しいですか?
私は楽しくないです。
お母さんと同じように、楽しくないです。
お母さんは私を産んでよかったですか??
私は生まれてよかったですか?
お母さんは、、、、
お母さんは、、
お母さんは、、
お母さんは私のことを愛していますか??
今まで怖くて聞けませんでした。
だって、本当に愛してくれてなかったら、私はなぜ生まれてきたのだろうと思ってしまうからです。
私はお母さんが嫌いです。
お母さんに会うのが苦痛です。
でも、
でも、
でも、
でも、
本当は、
本当は、、
みんなみたいに、、
お母さんと、
仲良くなりたいんです。
それって、
できますか??
よければ、
仲良くなりたいです。
よかったら、
仲の良い親子になりたいです。
どうでしょう。
なれますか?
お母さんと仲良くなりたいです。
できますか?
お母さんと楽しく話したいです。
できますか?
お母さんと仲良い人は、お母さんに一切気を使わないらしいです。
言いたいことをいい、話したいことを話すらしいです。
それでいて、とても仲がいいらしいです。
私もそうなりたいです。
それって。
できますか?」
※ナリ心理学は、母親シリーズ
*ナリ心理学の動画ー。