こんにちは。
マリコ先生です。
さてさて、
今日は「しつけ」のお話し。
世の中には、
ほとんどの人が「教えたい」気持ちがあり、
「教えたい」を職業にしています。
この教えたい心理は基本的には2つあります。
「マウンティング」と「コントロール」。
「私の方が知ってます」
っていうマウンティングか。
「私のいう通りにしなさい」
っていうコントロールか。
マウンティング欲求とコントロール欲求を満たすために
躾(しつけ)って出来たのかな?とも思うのです。
でも、
マウンティングとコントロールしたくなるのは、
自分の心が、不安だから。
だから。
みんな不安な時代ほど、
躾(しつけ)は正当化されるでしょうね。
私も母親に「箸の持ち方」を注意されました。怒られながら「そうじゃない!」って。゚(゚´Д`゚)゚。
姿勢も「背中が丸まってる!」とか言われましたよ。゚(゚´Д`゚)゚。
昭和の母親って、「箸の持ち方」とか「姿勢」と、「挨拶」はうるさかった。
他には、
「正義」とか。
「正しさ」とか。
「人として」とか。
不安な時に正当化されるものってのはたくさんあるのです。
「ちゃんとしなさい」
「そんなことでいいと思ってるの?」
「泣いてる場合じゃない!」
「それどころじゃないから!」
「みんなと一緒のことしなさい」
「将来どうするの?!」
人の心って、
不安を煽れば簡単にコントロール出来ちゃうわけです。特に小さい頃は。母親は「神」だと思っていたし。
不安な母親は、子どもをコントロールするために「不安」を使います。
不安な人は「不安」を使います。
だって、
自分もそうやって克服してきたから。
自分もそうやって我慢してきたから。
自分もそうやって過ごしてきたから。
そして、大きくなったらその通り「ちゃんと箸の使い方がキチンと」になってるから。やっぱり「不安」を使えば正解なんだ!って無自覚に思ってしまう。
そして、
自分が出来たから今度は、
妹や弟に
「そうじゃない!」
って教えている。
そして、
自分が出来たから今度は、
自分の子どもに
「そうじゃない!」
って教えている。
それでも出来ない相手に対し、
「そうじゃない」
だけよりもっとたくさん浴びせてしまう。
「そんなことしたら、ろくでもない大人になるよ!」
「そんなことしたら、死んじゃうよ!」
「勉強しなかったら、家におかないよ!」
「言うこと聞かないなら、ご飯食べさせないよ!」
「ろくでもない大人になるのは嫌だ!」
「死にたくない!」
「家を追い出されたら大変だ!」
「ご飯がないなんて辛すぎる。゚(゚´Д`゚)゚。」
小さい頃は、
「ろくでもない大人」
の意味も知らないのに
「ろくでもない大人」
になったら大変で、
みんなに嫌われて
特に母親に嫌われるから
「私は、ろくでもない大人になりたくないんだ!」って必死に母親の言うことを聞くのよね。
でも、これって結局は、
子どもをコントロールするために、
「不安」を使っちゃう自分が、一番その時「不安」なのです。
じゃあ、
こんな時はどうするのか?どうすればいいか?
「今、自分は焦ってるな」とか。「今、自分は、あのことが心配なんだな」って、すぐ自分の心理に気づくこと。
それでも頭の中には、
「あの時、母親がうるさく躾てくれたおかげで」と、私は「お箸」をキチンと持てます。これは母親のおかげです。と、昭和世代の子どもはそう思っていると思います。
でも、
その考えはもう古い!
って思ってください(^^)
令和の時代は?
教わるなら、身内より他人からの方が素直に聞けるし、
知識なら専門家かGoogleかチャットGDPに聞けばよくわかる。
親が子供に教えてあげないといけないことがある。それは、
「なぜあなたはすばらしいのか」なのです✨✨✨
そしてこの問いにも実は答えがないのですが、理由がなくても、この問いに即答できる母親でいてください。
そういう母親の子どもは、無自覚に「うちのお母さんが僕(私)のこと素晴らしいって言ってるし、なんだかわからないけど、私は素晴らしいんだ!」と思い込みます(^∇^)
そしてこのことをしっかりと教わった子どもは、
「なぜ私は素晴らしいの?」を子どもに聞かれたら、「分からないけどとにかく素晴らしいから」と根拠のない自尊心を与えてください✨
「素晴らしい私が好きなものは素晴らしい」と、自分の興味に打ち込めるだろうし、
「素晴らしい私が好きな人は素晴らしい」と、目の前の人やパートナーを愛することが出来ます。
「なんで私は素晴らしいの?」
と聞かれて、
自尊心の低い母親は、
「頭がいいからだよ」
「絵が上手いからだよ」
「挨拶ができるからだよ」
「いつもニコニコしてるからだよ」
「美人だからだよ」
「足が長いからだよ」
「ウチは金持ちだから」
と答えます。そうなるとその子どもは、自分は、何かの条件付き価値で自分を認めていることになります。
自尊心の低い母親は、「機能価値」がないと好かれないって思っているから。
まず、自分自身に質問してみて。
「私は素晴らしいですか?」と(^^)
理由を探してしまう人は。
自尊心がグラグラしているし、
そもそも素晴らしいと思えない人は、
「お前なんか産まなきゃ良かった」って、母親の言葉により自尊心がとても傷ついてるか、「自尊心?そんなの知らない」くらい、母親が子どもに対し弱い愛で育てているから。
もし、子どもをコントロールしたくなったときどうするか?
それは自分自身の不安と、その不安の根底に気づくサインです。
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