Dimash 大湾区音乐汇(広東語圏ミュージックの祭典)で歌う 2023.10.21

 

 

Dimash <拿不走的记忆 / Battle of Memories> を新アレンジで歌う

 

Dimash インスタグラム版 ↓

 

“2023大湾区音乐汇” 全編 新华社Weibo公式ビデオ ↓

Dimashは 

 

この曲は、2017年の中国映画 “记忆大师(記憶の大師)” の主題歌として、作詞 姚若龙、 作曲 宋秉洋で制作、迪玛希により2017年4月5日に配信。

4月14には “全球中文音乐榜(世界中国語ミュージックビルボード)” でその週のトップ1になっている。 ※ 映画自体は4月28日公開 ※

 

この映画は “无烟电影奖 / 無タバコ映画賞” という珍しい賞を受賞したらしい。

 ※ 当時、タバコのシーンがたくさん出ている映画やドラマに “汚煙灰皿賞” という不名誉な賞があり、それの逆バージョンとして設立されたよう ※

 

この映画は 諸事情あってやった手術で 殺人犯の記憶と取り換えられた男の物語。

 

“记忆大师” のWikipedia(英語版) ↓

 

※ 映画のエンディングで最初に流れるのは 林忆莲(サンディ・ラム:”歌手2017” で優勝した方)の歌、その次に流れるのが Dimashの<拿不走的记忆 / Battle of Memories>。

ちなみに 今回の”大湾区音乐汇” の司会の1人で、Dimashの歌の後に話をしているのは ”歌手2017” で林忆莲(サンディ・ラム)の音楽パートナーをしていた 沈凌。

 

この映画のプロモーションにDimash が登場している。

公式ビデオがなくなっているので、Dimash InfoStationのものを ↓

  

 

冒頭からDimashの歌

4:24(歌後)

👩:有難うございます。もう一度Dimashの歌に拍手を!

いい歌でしたね。拍手を!

 

Dありがとうございます。

 

👩:有難うございます。

 

D:(観客に)ニーハオ!

 

👩:みなさんに ご挨拶をしていますね。

ここで監督にも登場して頂いて、Dimashのこの曲についてお話ししていきましょう。

(監督と 通訳の杜曼が登場)

 

👩:(監督に)Dimashと観客のみなさんに ご挨拶をお願いします。

 

正道監督:お越し下さったメディアのみなさんこんにちは!

Dimash、やっと会えましたね。

 

👩:(今日が)初めてなんですか?

 

監督:“歌手2017” の番組で何度か見てはいたんですけど。

 

👩:Dimashは初めて監督とお会いしたんですね?

 

D監督とは今日 初めてお会いしましたけど、中国で有名な監督で、素晴らしい作品を創っていらっしゃる方だということは聞いていました。

お会いできて嬉しいです。

 

👩:どうしてDimashをこの曲で起用しようと思われたのでしょうか?

 

監督:この映画は サイエンス系、サイファイ系の映画なので、中国で活動している歌手の中では Dimashの声が適していると思いました…“サイファイ” な感じがしたんですよね。

 

👩:彼の声がちょっと“サイファイ”的だったということですね?

でも、Dimashの容姿は たくさんの女の子達にとっては アイドル的に見ているんですよ。

Dimashは、監督がそんなふうにあなたのことを見ていたことは 知っていましたか?

“科学もの” 的な声だというね。

 

Dこの曲に僕を選んでくださって ありがとうございます。

中国語の曲なので 僕にとっては大変でしたが、頑張りました。

認めて頂ければ嬉しいです。

 

👩:中国語の曲は難しいということでしたが、ここで 私達があるビデオを用意しましたよ。

Dimashが苦労して練習しているビデオです。

どれだけ苦労したかを ちょっと見てみましょうね。

(中国語の発音の特訓中ビデオ)

  ※“诉说(スーシュオ)” の “诉(スー)” を庄妍に訂正される。

 

7:55

👩:今思い出しても、大変だったですか?

 

Dすごく!

 

👩:この記憶は “拭い去りたい記憶” ですか?

(記憶というのが映画の主題でもあるので)

 

Dこの記憶は拭い去りたくはないです。

というのも、中国での経験は日々一刻をしっかりと覚えていますから。

しかも、中国映画界にこのように曲を提供できたことは、とても嬉しいことですから。

 

👩:そうですか。

さきほどDimashも言いましたが、今回の経験はとても大切なものだということですが、Dimash自身はこの映画のような犯罪推理的で頭を捻るような映画は観ますか?

 

D普段はあまり時間が取れなくて 映画を堪能することができないのですが、このようなジャンルの映画は好きなので、今回のこの映画にはとても期待しています。

 

👩:Dimashは(あまり映画を観れないということで)ちょっと申し訳なさそうですね。

彼の時間のほとんどは音楽に使っているんですよね。

このプロモーションのスタッフが、Dimashと この映画を関連付ける写真を作りましたよ。

これは全く違和感なく出来上がっていると思いますよ。

それどころか、写真の中では 殺人犯は Dimashなんじゃないか、とまで思えるように出来上がっていますよ。

 

(映画のワンシーンに “歌手2017” の <秋意浓 / Autumn Strong> を歌うDimashを合成している写真と 控室で観戦しているDimashの合成写真、今回の主題歌の収録時のDimashの合成写真の3枚が出る)

 

👩:この3枚ですね。

監督、(写真の中のDimashは)殺人犯の雰囲気が出ているんじゃないですかね?

 

監督:黄渤さん(この映画の主役の1人:2枚目の合成写真にいた方)とは同じレベルではないですね。

 

👩:え?…同じじゃない…って何がですか?

 

監督:同じ世界の人とは思えないですよ。

(黄渤さんは三枚目だが実力派俳優として超有名な方:<101回目のプロポーズ> の中国版で武田鉄矢さんの役をやった:中華圏のアカデミー賞の主演男優賞を全部獲っている…ここでは容姿の方で言っている)

 

👩:ははは。

でも、見た感じ(2枚目の2人の合成写真を見ながら)お二人の姿勢は同じですけど、考えていることは全く違うんでしょうね。

 

監督:今日は黄渤さんが会場に来ていないから、なんとでも言えますしね(笑)

 

👩:それで黄渤先生を笑いのネタにしているんですね?

 

👩:Dimashは自分の持っている(この写真での)要素がこの映画に合っていると思いますか?

 

D映画の要求に合う為には、その役者は皆さんのようなプロでなければなりません。

が、カザフスタンには「成功しなくても、挑戦する価値はある」という諺があります。

もし みなさんが、僕が俳優もできると思って下さるのなら、将来的には挑戦してみてもいいかな とは思いますが。

その時が来るまでは言えませんけど。

 

👩:そうなんですか?

演技もやってみるということですか?

 

D恐らく…。

 

👩:本当ですか?

(監督に)Dimashは俳優もする意向があるということですが、彼にもチャンスをあげるとか、一緒に作品を制作するとかは如何ですか?

 

監督:機会があればやってみたいですね。

彼は容姿的にも こんな映画にピッタリだと思いますよ。

(喜ぶD

 

👩:どんな役を彼にやって欲しいですか?

(今回の映画の主役2人の)黄渤先生と段奕宏先生の役柄でしたら どちらの役がいいでしょうね?

それとも全く新しい役柄の方がいいですかね?

 

監督:これは難しいですね。

黄渤さんも段奕宏さんも素晴らしいので、他の人では代わりができないですから。

(段奕宏も中国アカデミー賞で主演男優賞を獲得している実力派俳優)

ですから、彼には新しい役柄で書きたいと思います。

 

👩:新しい作品ですね?(心なしか喜んでいるD

こんな感じの(犯罪系の映画で)いつかDimashが登場することを期待しましょうね。

貴重なご意見を有難うございました。

では、監督にはお席に戻って頂きましょう。

この曲のタイトルは <拿不走的记忆· / Battle of Memories> ですが、実際の生活をしている上で、記憶と言うものはとても大事なものですから、“奪われたくない記憶”というものもあると思います。

ではここで、キャストのみなさんにも登壇頂いて、“奪われたくない記憶” について語って頂きましょう。

(段奕宏と杨子姗の登場)

 

13:04(俳優さん達のお話はカット)

(その際に “広場舞” という、中国のおばちゃんたちが近所の公園で踊る中国全土で非常に有名なダンスを杨子姗が踊らされて恥ずかしかった…記憶から消したいという話があった)

 

👩:Dimash、“広場舞” って聞いたことありますか?

 

Dいいえ。

 

👩:(流れてきた “広場舞” で よく使われている曲を聴いて Dimashに)これ、知っていますか?

 

Dいいえ、でも (今 聴いてみて)イイ感じですから、彼女(杨子姗)なら大丈夫ですね。

 

👩:彼女が踊ったのを見てどうでしたか?

 

D素敵な女性ですね。(他に言いようがない質問)

 

👩:彼女はいろんなことをこなせる人なんですよ。

では、Dimashにも椅子に座って頂きましょう。

 

(このビデオでカットされていた部分では、段奕宏と杨子姗の “消し去りたい記憶” を“ウソ発見椅子” に座って告白するということが行われていた。それでDimashもその椅子に挑戦という流れ)

 

(機械の声):患者さん ニーハオ。あなたには 最も消し去りたい記憶があるんじゃないですか?

(頭を覆うD

 

👩:(機械の)声色がヘンですね。

Dimashは何と言うでしょうね?

 

D消し去りたい記憶なんて 僕にはありませんよ。

全てが良いものばかりなので。

 

👩:ダメですよ。それじゃ 椅子から離れられませんよ。

 

D:(結果はすぐに)見たらわかるでしょう。

 

(機械の声):では、椅子にもたれてください。

あなたの記憶をスキャンします。

(緑色のセンサーの光がDの体に)

(機械の声):スキャン完了。スクリーンをご覧ください。

 

15:15

(<My Beauty> のMVが流れる・・・高音のところで会場がざわつく)

 

 

👩:これは全然 消し去る必要はないんじゃ?

あの髪型は…(会場笑)サラサラしていていいんじゃないですか?

 

D:(笑いながら)あのヘアスタイルは 消し去りたいですね(笑)

 

👩:髪型を記憶から消し去りたいということですね。

 

Dあれは5年前のビデオで、あの時はイケてると思っていたんですよね(笑)

 

👩:あの髪型とか動作は 自分で考えたものなんですよね?

 

D特殊効果感を出そうとしました(照れ笑い)

 

👩:自己特殊効果だったんですか?

カワイイですね。

消し去りたいのは髪型の部分で、他はないんですよね?

 

D髪型を消しただけでは足りませんかね?

 

👩:いつ頃のビデオで、なんのビデオだったのかを 教えてくれますか?

MVですか?

 

Dこれは僕の初めての(MV)作品です。

このMVは僕のカザフスタンの故郷 アクトべで、父のチームと僕の友人の助けを得て撮影したものです。

父は今ここに来ていますよ。(お父様を指す)

 

👩:そうなんですか? どちらにいらっしゃいますか?

(お父様 起立してご挨拶)

 

👩:ようこそ!お父様、ニーハオ!

お父様も素敵な方ですね。

お父様が撮影されたものですから、(髪型がイヤだからと言って)削除はできないですよね。

これはとても貴重な記憶ですもんね。

 

Dもちろん、初めてのビデオを父が撮ってくれましたので。

みなさんもご覧になった通り、父はいつでも僕の傍にいてくれています。

ここで父には感謝したいと思います。

父は、僕が海外のコンテストなどに出場する時でも、いつでも傍にいてくれます。

(お父様に)有難う!

 

👩:お父様、こんなに素晴らしい息子さんをお育てになってくださって、ありがとうございます。

(会場拍手)

 

👩:お三方の独特な記憶(思い出)をシェアして下さいました。

先ほど監督が「欠席している人をジョークにする」とおっしゃいましたので、ここで 欠席されている方々の「消し去りたい記憶」を見ていきましょう。

(その部分はカット)

 

18:40

👩:ではここでDimashには少しお席でお休みいただきましょう。

 

18:43

(記者会見で再登場のD

記者:Dimashに質問です。

初めての中国映画への主題歌の歌唱でしたが、中国語(の難しさ)以外でどんな感じを得られましたか?

それと、この <拿不走的记忆· / Battle of Memories> のどの部分が リスナーを感動させる所でしょうか?

 

Dまず、この曲を歌わせていただけたことを嬉しく思っています。

中国に来て間もない僕が 映画の主題歌を歌う機会を与えて頂けるとは思いもしなかったので、これはリスナーのみなさんのお陰だと思っています。

同時に、僕を信頼して この仕事をくださった制作の方々には 感謝を申し上げたいと思います。

 

曲に関しては、とても独特ですので、みなさんもこの曲の独特なメロディーに気付かれると思います。

僕にとっての挑戦は、この曲の(中国語の歌詞の)内容で、その感情を正しく表現して歌えるか というところだったので、一句一句をキチンと理解することが必要でした。

普通、レコーディングは大体1~2時間くらいで終わるのですが、この曲に関しては2~3日もかかりました。

この曲の歌詞の意味、曲の内容が理解できるように一句一句説明してくれた 僕のチームに感謝したいと思います。

精一杯やりましたので、みなさんに気に入ってもらえると嬉しいです。

 

22:11

記者:Dimashに質問です。

“歌手2017” に出演して 一夜にして有名になりましたが、中国での生活に何か影響、変化はありましたか?

 

D僕の生活は明らかに変わりました…良い方にね。

でも、生活や 周りが変わっても 僕自身は何も変わっていません。

こんなに短い期間に これほど影響力(知名度)が上がるとは思いもしませんでした。

“歌手2017” の影響で 、世界中のいろいろなところからオファーや手紙などが来るようになりました。

“歌手2017” の初回の放送の後、空港に到着した時、衝撃を受けました。

昨日まで普通だった若者の僕が、突然多くの人が僕を見て喜んで、たくさんの声援をくれたので、本当に驚きました。

“歌手2017” のお陰で 今の僕がこうしていられます。

この番組のお陰で みなさんとお会いできるようになり、たくさんの応援も頂けるようになりました。

 

おまけ:

「ピンクの衣装はヤダ」と ”追光吧” の初めに言っていたのに…

(↓ ボーナスビデオの最後に出てくるよ)

 

 

 
 

(旧DJFC版)↓

 

2023年5月のライブストリーミングでも、「ピンクが好き」と”冗談で” 言っていたのに…

 

(旧DJFC版) ↓

 

でも実は

ピンクスーツは初めてではない    

 
 
”记忆大师” は、当時 ビデオで観た。
とてもよい 大好きな 役者さん達が出ていたし、なかなか深いストーリーで引き込まれた。
今回、見直してみようと思って出してみたが、結末を知ってしまっているし、かなりヘビーな内容なので、結局観ず…。
面白い映画なので、興味があったら観るのもいいかも。