本長押と付け長押の違い |  株式会社中谷建設工業                                 ★★★ 住 人 十 色 ★★★

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ようこそ。十勝の音更町で建設業を営んでいます。
わたしで3代目となります。
中谷彰の日々の感情、建築への思いを書き綴っています。

仏間スペースです。
お仏壇をお持ちの方はこのスペースに入れていただきます。
そして遺影を長押の上に飾ります。



当方はそうなると想定して造作しお引渡ししました。
入居後連絡ありました。
写真をかざる金具が取り付かない!と。
長押が厚くて金具は納まらないというのです。

その金具を借りてきて長押に重ねてみると
実際納まらないのです。



取り付けてある長押が厚すぎるのか??と思いました。

ネットで納まる金具がないかと調べ
ホームセンターに行き、納まるモノはないかと探しました。

が、無いのです。
理解しました。
売っている金具は本長押用なのです。
下の写真でわかるように本長押は断面の形が台形なのです。
現在取り付いているのは付け長押といわれ、断面は長方形
額縁を載せるための金具は本長押を想定した作りだったのです。



現在ある金具を利用するため、折り曲がっている部分を切断して
長押の天面にビスで固定し、何とか納めました。

本長押と付け長押の違いを実感しました。