Sounds of joy353 | 愛すべき櫻葉の世界

愛すべき櫻葉の世界

甘々櫻葉と翔ちゃんへの愛を甘くおしゃべりしてます♡



陽縁と縁翔が退院して3ヶ月が過ぎた。

2人ともグングンとミルクを飲んでは爆睡し、寄り添うようにしてくっついていることが多いと潤がデレデレしながら教えてくれた。


そして雅紀のリハビリも順調だとは言いきれずに行ったり来たりしながらも松葉杖をつきながら歩けるようになってきた。

とはいえ長距離の移動はまだ負担がかかるので翔さんから借りている赤い車椅子はまだここにある。

でもいつかこれをおばあちゃんの家に、翔さんの元へ返す日が来るようにと懸命にリハビリに励んでいる。




そして今日は休診日でもあり、雅紀もオフ。

やがてくる夏休みの計画を立てようとちうううーーーってウイダーinゼリーを飲みながらPCとにらめっこなう。


「翔ちゃん?何見てんの?」

「ん?ああ、もうすぐ夏休みだろ?どっか行こうと思ってさぁ。日帰りくらいなら贅沢してもいいだろ?」


「え?でも車買うんだろ?いいの?」

「少しくらいいいじゃん。お前も課題とかリハビリとかめっちゃ頑張ってたしさぁ。羽を伸ばしてもバチは当たらないだろ」

ひょこひょこと松葉杖をつきながら近づいてきた雅紀も一緒にPCを覗き込む。


ふわ。


オレの後ろからPCを覗き込んできた雅紀が机に手を着くと、なんとなく抱きしめられるような感覚になって心臓がうるさい。


なんなんだよ。

一緒に暮らすようになって何ヶ月経ったと思ってるんだよ。

落ち着けよオレの心臓よ。


「翔ちゃん?」

「んぅ?////」


「そのちうううーーってするの、可愛すぎるんですけど?」

「うっせぇ///」


「そしてこのバックハグ体勢にドキドキしてんの、バレバレなんすけど?」

「ばぁか////」


「朝っぱらからだけど美味しくいただいてよろしいですか?」

「聞くな、バカ////」


くふくふ笑いながら雅紀の腕がしっかりとオレを抱きしめてくれる。

オレはバカバカ言いながらもその腕に擦り寄り甘えた。



もう。

雅紀のばぁーか/////