春色スニーカー293 | 愛すべき櫻葉の世界

愛すべき櫻葉の世界

甘々櫻葉と翔ちゃんへの愛を甘くおしゃべりしてます♡



今日の午後の最終講義が休講になった。

そしてサークルもない。

さらに家庭教師の日。

ということは。


愛しい雅紀のお迎えに行っちゃいますか。


ふんふーん。

ふんふんふんふーん🎶



1ヶ月ちょい振りに校門に来たけどやっぱりなぜか懐かしさを感じてしまうのはなぜだろう。

毎日来ていたこの場所に毎日来られなくなっただけなんだけど、やっぱそれってすげぇ大きなことなんだなぁ。


「あ?おーい、櫻井!」

「イノッチ先生!お久しぶりですっ」

部活終わりのイノッチ先生が校門に立ってるオレに話しかけてきた。

講義はどうだとかサークルがどうだとか色々話をしていると、イノッチ先生がとんでもないことを言い出した。


「そーそー、知ってるか?松本潤ファンクラブがあるらしいぞ。アイツめちゃくちゃかっこよくなっちゃってさ。モテモテよ。それから相葉雅紀ファンクラブも……」

「は!?」


「もはや伝説になりつつある櫻井翔という爆イケ彼氏がいることは新1年生の中でも有名なんだがな。ファンクラブを作るのは自由だろってことで…」

「は!?」


「男女問わず大人気らしい」

「はあああああああ!?」


「松本潤ファンクラブは圧倒的に女子比率が高いけど、相葉雅紀ファンクラブは男女比率が五分五分……」

「嘘だろっっつ!!!」




みるみるうちに顔つきが変わっていくであろうオレの勢いに負けたイノッチ先生は色々と白状してくれた。そして「イノッチ先生!また裏情報回して!!」って校門に放置したオレはバスケ部室に猛ダッシュした。


もおおおおお!!!!

カッコ可愛いオレの恋人に誰一人とも指一本触れさせねぇかんな!!!


…………すげぇ…………


バスケ部室の前に人だかりが出来てる。

サッカー部室の前にこんなに人だかりが出来てるのなんてなかったぜ?

いやいや、モテ度に関して雅紀にジェラってる場合じゃねぇわ!!


「あ!櫻井先輩?」

「ほんとだ!」

「え!あれが噂の櫻井先輩?」

「きゃあああああ!カッコイイ!!!」


てれ。

いやいや、違う違う!

そうじゃねぇ。


「ごめんだけど通して?」

オレの一声でずざざざざって通路が出来た(笑)


「まーさーき♡」

「え?あれ?しょーちゃん!?」


バスケ部室をノックしながら声をかけると可愛い可愛いオレの恋人が目を丸くしながら飛びついてきた。


ふっ。

見たか。ファンクラブ会員たちよ。


雅紀はオレだけのもんだぜ。