くびき
世界の頸木(くびき)①
優秀な者は、必ず頸木をかけられます。なぜかというと、社会ができたときには、優秀な人が上にいます。社会ができた時、全ての人は平等ではありません。必ず優秀な者がいて、民衆を抑えるのです。
最初にできた国家は、部族国家です。部族が5~6できると、各部族の長は、班長のようなものです。あちこちに班長がいて、それを束ねる者がでてくるのです。
優秀な者は、人よりも優れているから、村の中心者になるのです。ところが、優秀な者は、次から次へと出てくるのです。
為政者というものは、いつも「優秀な者は、どこにいるのか?」と思って見張っているのです。優秀な者を育てようとするのではありません。「早く芽を摘まなければいけない」と思っているのです。
優秀な者を放っておくと、必ず自分にとって代わるのです。権力を持てば持つほど、猜疑心が深くなってくるのです。豊臣秀吉の甥の英次は、秀吉の命令で京都の河原で一族皆殺し(genocide)にされたのです。
秀吉は、秀次を可愛がっていたのです。「お前が次の跡取りだ」と言っていたのです。関白という位は、最高位です。関白秀次になったのです。
ところが、秀吉は自分の子供ができると、秀次が邪魔になったのです。すると、「秀次の一族を皆殺しにしろ!」と、命令を出して、三条河原で、秀次の一族の首を斬ったのです。幼い子供の首も斬ったのです。「秀吉はむごいことをする」と言われたのです。
為政者は、そのように自分を追い抜く者、または優秀な者を監視するのです。これを頸木(くびき)といいます。
牛の口には、頸木という板がつけられています。頸木をつけられると牛は、自由に動けません。右にひっぱれば、右に曲がります。左にひっぱると左に曲がります。牛は、自由には歩けません。頸木をはめられて、行く先を決められてしまうのです。頸木をはめられると、口がいたいのです。
馬の場合は、口にヒモをつけて引っ張るのです。両方引っ張れば馬は止まります。それを頸木といいます。これは、牛にも、馬にもつけたのです。
頸木をつけられたらもう逃げられません。完全に奴隷です。そのように、為政者は優秀な者がでてくると、それをいかに防ぐのかということをやっているのです。
為政者が「人材を育成する」などということは、あり得ません。そんなことは全くのウソです。「優秀な者がでてこないように、俺よりも偉くなる奴がでてこないように」ということを、いつも考えて見張っているのです。
ピーターの法則があります。権力を持っている者は、自分より優秀な者を後継者には選びません。自分よりも劣っている者を後継者に選ぶのです。
ヤクザもそうです。優秀なヤクザは、すぐに殺されてしまいます。一番くだらない人間が上に登って親分になってしまうのです。普通は、「そんな変な奴が大親分にはなれないだろう」と思うでしょう。優秀な奴は、危険視されて殺されてしまうのです。すると、小者ばかりになって、小者が組織の長になっていくという構図です。
ヤクザの親分を見た人はビックリします。「何、これ、みんな小人じゃないか!」と思ったのです。そうなのです。
僕もサンポールにいたころ、松本社長は、150cmくらいだったのです。進藤英太郎さんに似ていました。創価学会の池田大作は、身長155cmくらいです。僕よりも、頭一つ分低いのです。
すると、「どうなるのか?」というと、自分の周りに身長の高い奴は絶対におきません。池田大作は、155cmです。170cmの奴が隣を歩いていたら、自分が目立ちません。だから、小さい奴を自分の周りに置くのです。
創価学会教学部長の原島嵩という人がいましたが、この人も身長が低い人です。僕は、原島嵩さんと会談したことがありますが、驚くべき小ささです。僕は、大きいほうではありませんが、その僕が体を縮めて話したのです。
原島嵩さんは、普通に椅子に腰かけて話しているのですが、僕がソファーのひじ掛けに手を置いて話したら、僕が偉そうに見えてしまうので、しゃがんで腰をかがめて話をした記憶があります。原島嵩さんの身長は、145cmくらいだったのです。
池田大作は、身長の小さい男をそろえたのです。舞台に立たせても、自分の身長が低いことはわかりません。池田大作は、顔だけは大きかったのです。人相学から見ても、顔が大きい人は、図々しいのです。
ヤクザの親分も同じことです。親分同士で集まると、みんな小さいのです。強そうなやつ、身長の大きい奴は、早い段階で消されてしまうのです。「組織の上の人が誰か見てくれていて、自分を引き上げてくれる」ということは、絶対にありません!
まず、優秀な人がいると、「あの野郎、早く潰さないといけない!」と思っているのです。「人材を育てよう」とか、「優秀な人材を組織に入れよう」などとは、絶対に思いません。
ヤクザの親分のやり方を見ていれば、わかります。自分より能力のある奴、優秀な人材は、消してしまうのです。自分よりも能力の低い者だけを身近に置いていくのです。
この図式は、民族関係でも同じです。「ユダヤ人がなぜ、迫害されたのか?」ということです、エジプトの奴隷となり、ローマの奴隷となり、バビロンの奴隷になったのです。ユダヤ人の歴史は、迫害の歴史です。
ヒトラーもユダヤ人を迫害しました。自分もユダヤ人なのに迫害したのです。習近平は、体が大きすぎて、威風堂々としすぎているのです。鄧小平は、小さな男でしたが、小さな男ほど残酷なことをやるのです。習近平は体が大きいから、多少は余裕があるのでしょう。
ユダヤ人は、全世界に散らされたのです。どうしてでしょうか? その理由は、優秀だからです。為政者は、「このユダヤ人を放っておくと、天下を取ってしまう」と考えたのです。
ユダヤ人の考え方は、他の民族とは違います。イエス・キリストが出現する500年前です。ユダヤ人は、他の民族とは違い神様に対する考え方が違ったのです。神様は、目に見えません。ここが違います。「神様はイエス・キリストだ」と言ったら、眼に見える神です。
目に見えない神がユダヤ人の神です。その神の名前を呼んでもいけません。「神様、助けてください」などと言ってはいけませんから、厳しい教えです。「人を殺してはいけない。両親を大切にしなさい。ウソをついてはいけない。泥棒してはいけない」と十戒(Ten Commandments)に刻まれているのです。だから、ユダヤ人は優秀な民族になったのです。(②に続く)
■モーゼの十戒
1. 我のみが神である
2. 偶像を作ってはならない
3. 神の名をみだりに唱えてはならない
4. 安息日を守ること
5. 父母を敬うこと
6. 殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
7. 姦淫をしてはいけないこと
8. 盗んではいけないこと
9. 隣人について偽証してはいけないこと
10. 隣人の財産をむさぼってはいけないこと
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