宗教とお金と権力 ① | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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宮城大内裏)の朝堂院の北端中央にあり、殿内には高御座が据えられ、即位の大礼や国家的儀式が行われた。中国の道教では天皇大帝の居所をいう。「大極殿」の名は、万物の根源、天空の中心を意味する「太極」に由来する。ゆえに中国においては太極殿といい都城内の建物に起源をもち,三国時代の明帝青竜3年(235)、「北魏洛陽城」において太極殿が初めてであるとされるため、大極殿を「だいぎょくでん」とも読む。すなわち、帝王が世界を支配する中心こそ「大極殿」の意である[1]

日本最初の大極殿が置かれた宮殿については、飛鳥浄御原宮説(福山敏男小澤毅渡辺晃宏ら)[2]藤原宮説(狩野久鬼頭清明ら)[3]に分かれている。

日本最初の大極殿が置かれた宮殿については、飛鳥浄御原宮説(福山敏男小澤毅渡辺晃宏ら)[2]藤原宮説(狩野久鬼頭清明ら)[3]に分かれている。

宗教とお金と権力 ①

 

 どうも統一教会がらみの法案が流れたらしいのです。それはそうです。公明党も必死になって反対します。

 「この金額以上のお布施をもらったらダメだ」ということは、できないとわかるのです。世界中を見てごらんなさい。世界には大寺院があります。ノートルダム寺院や、ローマカトリック教会があります。日本においては、比叡山延暦寺、真言宗の金剛峯寺があります。東京にも念仏の立派なお寺があります。それらは、お金がないとできません。宗教とお金の問題を考えると、お金を出さなければ宗教はできません。

 それなのに、「いくら以上のお布施をもらってはいけない」などという規則をつくろうと思っても、できるわけがありません。宗教活動には、お金がかかるのです。お金がたくさん入ってくると、立派なお寺も建つのです。

 お金が入ってこなければお寺も建ちません。それが常識です。それを、金銭で区別しようなどという話は、いかに自民党の連中がバカなのかということがわかるのです。

 奈良の東大寺や、法隆寺は誰が建てたのでしょうか? それは、天皇が建てたのです。古代のお寺は、国分寺といって、税金の中から天皇が建てたのです。天皇がもっている税金で建てたから、立派なお寺が建つのです。

 念仏は、最初は個人が始めた宗教です。皇族が念仏宗の信者になると、皇室のお金で立派なお寺が建つのです。それを見ればわかります。日本の宗教建築物は、天皇、または幕府が建てたものです。政治権力で立派なお寺を建てたのです。

 統一教会がツボを売って、韓国に教会を建てても、たかが知れています。1万坪か、2万坪に教会が建っているのですから、日本の建築物から見たら玩具です。創価学会の会館も玩具です。とても天皇家の金銭にはかないません。

宗教とお金を同じ次元で論じることは、筋違いです。宗教とは、お金がかかるものなのです。お金をどのように集めようと、宗教団体の勝手です。

 週刊誌に掲載されていましたが、「学会のお金集めは、統一教会よりひどい」と書かれています。そんなことをいくら書いても意味がありません。宗教問題は、「お金と宗教」ととらえるのではなく、「国民の役に立つ宗教なのか?」ということが大事です。

 仏教は、皆さんの心に安らぎを与える良い教えです。国家神道は、伊勢神宮に代表されます。初代、神武天皇が橿原宮で建国宣言をされたのです。これを忘れてはいけません。初代神武天皇は、神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)です。神武天皇が統治した国のことを「倭(やまと)の国」と言ったのです。「倭(やまと)の国」は、日本国ではありません。

 「倭(やまと)の国」を奈良の橿原宮で建国したのです。本当は、建国するまでに、すごい戦争があったのです。殺し合い、殺し合いです。おとなしく神武天皇に従った連中などいません。神武天皇のお兄さんは、矢にあたって死んでいるのです。苦戦だったのです。

 神武天皇は日本を平定などしていません。西日本を平定したのです。東日本は手つかずだったのです。一応、奈良の橿原宮で国家というものを建国したのです。建国したので、税金を取ったのです。

 それまでは、各地の豪族が勝手に税金を徴収していたのです。天皇が国を統一して、「天下の富を私のところにもってこい」ということが、神武天皇の建国です。奈良の朱雀門の前には、幅100メートルの道路があったのです。その周りには、貴族の館があり、平城京の都があったのです。天皇が政治を治めた大極殿(だいごくでん)には、全国から様々な貢物が集まったのです。

 奈良時代は、天皇が道路の建設を命令したのです。それが古代のハイウェイです。NHKにも、この記録が残っています。幅18メートルの道路が4千キロにわたって造られたのです。

 できるだけ一直線に道路を造ったのです。山があれば、切り崩して、まっすぐな道路をつくったのです。「それは、何のためか?」というと、天皇が直接税金を取るためです。各地方には、馬車もあり、全国から税金を納めに来たのです。それが、古代のハイウェイです。

 古代のハイウェイには駅があり、宿泊所もあったのです。「なぜ、18メートルの幅の道路があったのか?」というと、税を納める人と帰る人がぶつからないためです。道幅が狭いとすれ違いができません。

 対面交通ができるような道路をつくったのです。税金を取るための道路ですから、全国から貢物が集まってきたのです。海産物、お米、野菜、珍しい物、金、銀など、あらゆる珍しいものが朱雀門に集まってきたのです。これが富です。天皇に富が集まってきたのです。

 天皇は財力を持たないと言われていますが、まったく違います。天皇は権力の象徴です。全国から貢物が集まってきたのです。朱雀門を通って、貢物が山積みにされたのです。

 貢物をもって来た人には、木簡を渡したのです。木簡の表には、「(表) 越中国利波郡川上里鮒雑」と書いてあり、「(裏) ■一斗五升、和銅三年正月十四日」と書かれています。これは、「越中国砺波郡からフナの干物を税として都に送ったことがわかる木簡」です。荷札木簡 (manreki.com)

すると、天皇も貢物のお礼にきれいな娘を出してきて、娘達は舞を踊ったのです。天平の美女は、舞を踊ったのです。

 全国から貢物を納めた人が集まってきたのです。「●●村のたろべえは、お米を納めました」と書いてあるのです。全国から天皇の下に富が集まったのです。その富をもって、神社仏閣を建てたのです。

 全国の神社仏閣は、もともとは天皇が建てたものです。庶民が建てたものではありません。これが抑えどころです。

 今は民間で宗教を始めても、国家ではありませんから、お金は全然集まりません。貢物をくれないとお金は集まらないのです。「貴方の宗教を信じた結果、人生がよくなりました。お返しに貢物を受け取ってください」と言うのが本来の宗教の姿です。

 知恵のない宗教団体は、だましをするのです。「貴方の先祖が地獄で苦しんでいます。この壺を買うと先祖が供養されます。すると、貴方の不幸もなくなります」と言うのです。それは、だましです。

 だいたい、神社仏閣のご祈祷は、ご利益を得たい人が受けるのです。天皇家も同じです。「仏教を導入すれば、ますます国家が栄える」というので、天皇家がお金を出したのです。そして、国分寺というお寺を全国に建てたのです。それが宗教のはじめです。(②に続く)

 

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