単純な真実 ② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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中国、ブータンで領有権争い インドけん制の見方も: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

 

単純な真実 ②

 

 新撰組の土方歳三の死体は、「誰も見ていない」と言うのです。函館の五稜郭で最後の戦闘が行われたのですが、誰も土方歳三の死体を見ていません。「前へ進め!」と土方歳三が号令をかけたのです。兵隊は前進したので、土方歳三の姿は見ていません。

 「怖がって帰ってきた奴は、俺が斬る!」と言うので、兵隊は前へ進むしかありません。「戦闘が終わると土方歳三は死んでいた」と言うのです。そんな馬鹿な話があるのでしょうか? 土方歳三が死んだというならば、死体を何処に埋めたのかわかりません。土方歳三の生死は未だに不明です。

 土方歳三が函館に住んでいた家の近所に豪商がいたのです。豪商は、ロシアの事情をよく知っていたのです。土方歳三は、それを聞いて「俺はロシアに行くぞ。二度と日本には帰らない。日本人であることも言わない。第二の人生はロシアの地で送り、ロシアで死ぬ」と決めていたのです。

 これも歴史常識論です。わからなくなったら、常識で考えたほうがよいのです。作家は、主人公が乗り移ってくるのです。自分の人生観を主人公に語らせてしまうのです。司馬遼太郎が描いた英雄は、司馬遼太郎自身です。

 歴史常識論で考えると、土方歳三という頭の良い男がいて、この男は戦争の名人です。最後まで戦ったのですから、「もうここらでよいだろう」ということです。「函館幕府の榎本武揚は、降参しても、海外旅行組だから、明治政府に徒用されるだろう。俺は降参したら殺される。俺の役目はもう終わったのだから、外国へ行くぞ」と思ったのでしょう。

 だから、土方歳三の死体をいくら探してもありませんでした。簡単なことです。また、「返り咲く」と言う気持ちはもうありません。徹底的に戦ったら、そのような心境になるのです。日本は一切捨てて、ロシアに行って、第二の人生を送ると決めたのです。これが土方歳三の歴史常識論です。

中国共産党を歴史常識論で見ると、全て侵略です。理屈をつけて「資本主義社会から守る」と言うのです。本当は他国の領土が欲しいのです。モンゴルの半分をかっぱらい、チベットをかっぱらい、ウイグルをかっぱらい、「ブータンは中国のものだ」と言いだしたのです。

中国は沖縄に関しても以下のように言っています。「沖縄という名前を使わないほうがよい。あれは、我が国に朝貢していた琉球である。琉球は、日本に隷属するものではない。中国に隷属している国だ」と言っているのです。

「琉球は中国の領土である」と言っているのですから、これは中国の侵略です。中国は、欲しい領土があると他国に波風を立てて、領土を盗ってしまうのです。それは、「侵略ではない」という理屈をつけるのですが、実際は侵略です。

中国の理屈は一切、聞く必要はありません。「お前は泥棒だ」と言ってやればよいのです。ドロボウにも三分の理という言葉があります。ドロボウは、必ず屁理屈を言うのです。屁理屈は、通用しません。中国のやった行動は侵略です。尖閣列島を盗ろうとするのは、ドロボウです。

尖閣列島は、中国の国だったことは、一度もありません。台湾もそうです。台湾は化外の地ですから、中国の領土だったことは一度もありません。中華民国の蒋介石が台湾に逃げてきただけです。それをもって「台湾は中国のものだ」と言っているのです。そのような理屈は、一部は通るかもしれません。

ところが、台湾人は、「台湾は中国のものではない。我々は日本人だ」と言っているのですから、日本政府も台湾を守らなければいけません。中国はドロボウです。

まだ、日本にとって恐ろしいことがあるのです。国連には、条項があり、敵国条項というものが未だに存在しています。第二次世界大戦の戦勝国は、アメリカ、イギリス、フランス、ソ連、中華民国の五大国です。

日本は、中国共産党とは、戦ったことはありません。それなのに中国は、「抗日70年戦勝記念パレード」をやったのです。日本と中国共産党は闘ったことがないのに、どうして勝ったというのでしょうか?

現在の常任理事国は、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中華人民共和国です。国連には、敵国条項があります。敵国条項に入っているのは、第二次世界大戦の敗戦国です。それは、日本、ドイツ、イタリアです。戦勝国と敗戦国が争った場合、戦勝国の言い分を認めるというのです。

領土問題があった場合は、戦勝国の言い分を認めるというのです。すると、日本と中国が尖閣列島の領土問題を争った場合、中国が有利だということです。だいたい領土問題などありません。尖閣列島は、日本の領土です。

中国は尖閣列島が欲しいので、そのような理屈で日本を攻めてくるのです。国連の敵国条項など戦後、使ったことなどありません。

日本は、今では三番目に国連にお金を出しているのです。国連の条文そのものは、死んでいるのです。「日本は国連に世界で第三位のお金を出しているのに、敵国条項とは何ですか? 外務省は、「敵国条項を抜いてください!」と言わなければいけなかったのです。抜かなかったら、抜くまでやらなければいけなかったのです。

「中国は戦勝国である。領土問題で争った場合は、戦勝国が勝つのだ!」と言ってきたら、日本はどうするのでしょうか? 自民党は、そのようなことをやっていないのです。これは、日本政府の怠慢です。

よく考えてみると、国連の条項はもう死んでいるのです。ロシアの侵略に対して、国連は何も制裁できません。ロシアが常任理事国だからです。常任理事国が他国を侵略しているのです。

第二次世界大戦の戦勝国が国際連合をつくったのです。それを[United Nations]戦勝国連合)などということは、死語なのです。それで、いちゃもんを日本につけてくるのです。

そんな屁理屈を言われたら簡単です。国連の条項などすでに死んでいて、使われていません。日本の外務省も「敵国条項から日本を抜いてください」と言えばよかったのです。汚い奴らです。将来、日本をいびる時に使えると思って残しておいたのです。

国連の常任理事国の一カ国でも反対したら、議決は通りません。「ロシアがウクライナを侵略しているから、制裁を加えましょう」と言っても、常任理事国の一カ国が「反対!」と言ったら、通りません。だいたい、国連は、自由主義国と共産主義国が常任理事国に入っているのですから、まとまるわけがありません。滅茶苦茶なシステムです。

 ブータンは、人口60万人の国家です。それを「中国のものだ」と言っているのです。中国は、どうしてブータンが欲しいのでしょうか? 中国の上にある国がチベットとブータンです。そこに大きな池があります。その湖から、中国の川に水が流れているのです。湖から、下流の中国に流れていくのです。黄河も、ガンジス河も、そこから流れているのです。

上流の湖を抑えておかないと中国は不安です。だから、「ブータンは中国のものだ」と言っているのです。物事は単純に考えればよいのです。単純に考えると、物事の本質が見えてくるのです。(3に続く)

 

 

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