篠原常一郎先生、竹田恒泰さんに怒っています! ③ | 中杉 弘の徒然日記

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※日本書紀1 第二十五代 武烈天皇 第二十六代 継体天皇 ゆっくり歴史劇場(ゆっくり解説)

 

篠原常一郎先生、竹田恒泰さんに怒っています! ③

 

 この連載は、次回で終わります。凄まじいものを感じました。「それは一体何か?」というと、篠原常一郎先生の攻撃力です。これは、驚くばかりです。

 とても、喧嘩をしてはいけない先生です。それと同時に篠原常一郎先生を攻撃してはいけません。徹底的にやられてしまいます。安積明子さんも、よい資料を出してきますから、この二人にかかったら、太刀打ちできません。

 本論に入る前に問題の本質をもう一度、整理してみると、この問題は、「女性天皇か、男系天皇か」という問題です。現行では、今上天皇の次の天皇はA宮です。もう取り消しはできません。天皇というものは、選挙で選ばれるものではありません。

 選挙で選ばれるということは、「ご立派な人だから、天皇に選ばれる」ということになるのです。或は、「ご立派ではないから、天皇に選ばれない」となってしまいます。そのような話になってしまうのです。

 世襲というのは、ご立派であろうが、人格が悪かろうが選ばれるのです。かつて、第二十五代、武烈天皇という天皇がいました。

 「長じて罪人を罰し、理非を判定する事をお好みになった。法令にお通じになり、日の暮れるまで政治をお執りになって、世に知られずにいる無実の罪は必ずお見抜きになり、それをおはらしになった。訴訟の審理はまことに当を得ておられた。また、しきりに多くの悪行をなさって、一つも善業を行われなかった。さまざな酷刑をご覧にならないことはなく、国内の人民は、みな震え怖れていた。」(日本書紀)

武烈天皇は、人殺しが趣味だったのです。逃げ回る家臣が木の上に逃げると、弓矢で射って殺したのです。

 だから、諡(おくりな)で「武烈」という名前をつけられたのです。そのような天皇もいたのですが、そのような人は天皇に選んではいけなかったのです。しかし、世襲制ならば、やむを得ません。どんな極悪人の天皇でも、世襲だと決まっているのです。

 「はい、天皇を選挙で選びましょう。あの人はご立派だから、あの人を天皇にしましょう」と言うのであれば、天皇の人格を問うことはできるのです。世襲の場合は、天皇の人格が問われることはありません。

 これが世襲天皇です。すると、「A宮が立派でない」とか、「鬼子さんが毒婦である」とかは、関係ありません。天皇の血筋であれば、世襲で選ばれるのですから、「A宮は上皇と血がつながっていない」と言わなければいけません。

 A宮は血筋が違うのですから、天皇になる資格はありません。そうなると、世襲制の話は変わってくるのです。すると、「証拠はあるのか?」という理論になってきます。それは、DNA検査しかありません。

 でも、A宮に対して「DNA検査をしなさい」というのは横暴です。そこまでは言えないのではないでしょうか? それを上皇后は知っているので、確実にA宮のDNA検査を拒否するでしょう。「無礼なことを言わないでよ。A宮のDNA検査はさせません」と言えば、それが通ってしまいます。A宮には、手も足も出せません。

 「A宮が天皇の子供ではない」と思っても、皇位継承には関係ありません。そうなっているのです。A宮は、天皇陛下の弟です。皇位継承権は、男系男子の順番なのですから、A宮がどんなに如何わしいと思っても、次の天皇は決まっているのです。

 それが嫌ならば、選挙で天皇を選ぶのです。ただし、そうなると「男系男子で天皇を継ぐわけではない」ということです。「天皇の血筋の中から、選挙で選ぶ」ということは、品格、人格が立派でないと選ばれません。

それは、「男系男子が天皇を継ぐ」となると、そのようなことは無理なのです。天皇陛下がバカであろうと、障害者であろうと、病弱であろうと、「天皇は男子男系でなければいけない」という考え方ならば、それでもよいのです。火差人さんが智慧遅れで、バカであっても、盗作王子であっても、血がつながっていれば天皇になることが出来るのです。

 男子男系と言うならば、天皇の悪口を言う必要はありません。「世襲で天皇になれる」というならば、どんな暴君でも天皇になれるのです。

 歴史の中では、良い天皇も、悪い天皇もいたのです。天皇は126代も続いているのですから、良いも悪いもありません。崇徳天皇は、祖父と自分の妻の子供だと疑われて、排斥されて、島流しにされてしまったのです。それで、怨霊になったのです。

 「天皇は良い人間か、悪い人間か」、ということは、全然関係ありません。そのようなことをわかった上で、「男系天皇か、或は女性天皇なのか」ということを論争しなければいけません。

 「愛子さんが良い」と言われているのは、「人格的に良い」と言われているのです。血は完全に男系男子に行くのですが、愛子さんは人格的に優れています。愛子さんは、天皇になる素質があるのではないでしょうか? 

 だったら、「愛子さんが天皇になったほうがよい」というのは、選挙によって天皇を選んだことになるのです。そうなるのです。或は、宣言を出して「これからの天皇は、主権のある国民が選挙によって選ぶこととする。ただし、天皇の血統がある人から、天皇になる人を選ぶものとする」というならば、それでよいのです。

 バカでも、智慧遅れでも、天皇になるとができるならば、血筋だけを保てばよいことになるのです。それならば、国民は一切文句を言うことはできません。

 ところが、竹田恒泰さんから見ると、「A宮を攻撃するということは、皇統を否定することになる」と思っているのです。篠原常一郎先生が「A宮を止めさせろ」と言ったことは、一度もありません。むしろ、「A宮を諫める人が出てきて、立派な天皇になってもらいたい。やってよいことと、悪いことがあるのです」と言われています。

 篠原常一郎先生が「A宮は、廃嫡だ」と言ったことは、一度もありません。男子男系を担ぐならば、当然、そうなるのです。

そこで、竹田恒泰さんは、先回りをして言っているのです。「A宮を攻撃しているということは、内心はA宮否定論だな。A宮を否定しているということは、女性天皇論者だな」思っているのです。

 A宮は否定してはいけないのです。どんなに乱暴者でも、否定してはいけません。皇統が伝わっているのですから、そのようなことになるのです。

 本当は「A宮が上皇と血がつながっているか、どうか」ということが大問題です。それ以外に問題はありません。

 僕が言っているように「A宮のDNA検査をしなさい」というのが正論です。DNA検査してみて、「天皇と血がつながっていない」という結論が出てきたら、その段階で全てが終わるのです。この問題は、そこまで言わなければいけません。篠原常一郎先生も、そこまでは言っていません。A宮のDNAを調べなければいけません。

 篠原常一郎先生と竹田恒泰さんの論争では、竹田恒泰さんは、「A宮を攻撃している篠原常一郎先生は、愛子さんを女性天皇として立てるつもりだ。A宮を廃嫡に追いこんで愛子さんを立てるつもりだ」と深読みしたのです。

 すると、男系男子の伝統が壊れます。だから、「女性天皇は、あり得ない」というのが、竹田恒泰さんの意見です。(②に続く)

 

 

■安西孝之さんとA宮は、瓜二つです!

 

  安西孝之さんは、美智子さんの妹の亭主です。

 

※M子ちゃんと、 矗昶(もり のぶてるも、瓜二つ。

 森 矗昶は、安西孝之さんの祖父です。

https://www.yoshiepen.net/entry/2021/03/01/224414

 

 

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