いよいよ、選挙が始まりました! ① | 中杉 弘の徒然日記

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   憲法を守れば、国は滅びるのです。

 

 

 

いよいよ、選挙が始まりました! ①

 

 いよいよ、選挙戦が始まりました。各党首の演説を聞いていると、出鱈目です。「憲法は改正しないで加憲する」と公明党の山口那津男は言っています。

 全ての問題は、憲法問題にあります。皇室の乱れも、憲法からきているのです。それをわかっていないのです。「平和憲法は素晴らしい。絶対に変えてはいけない」と言うのです。どうして変えては、いけないのでしょうか?

 ご存知の通り、日本国憲法は昭和21年11月に公布されました。日本が終戦したのは、昭和20年8月16日です。終戦して1年しか経っていないのに、ただちに憲法を改正したのです。

 1年経って、GHQから「憲法を改正しろ」という命令がきたのです。これは、マッカーサーの命令です。逆らうわけにはいきません。「わかりました」と返事をして、日本も憲法の草案をつくったのです。

 それはマッカーサーに悉く却下されたのです。一番の大きな問題は、主権の問題だったのです。日本人は、「天皇の主権は絶対に変えない」と主張してきたのです。他のものは変えてもよいけれども、天皇を主権者として残したかったのです。

 すると、「天皇を主権者にするのはダメだ。天皇は象徴にしろ」と言ったのです。日本政府が出したものは、全て却下されたのです。結局、1週間でつくられた憲法が採用されたのです。

 マッカーサーには、「日本を再び、大国にはしない」という明確な意図があったのです。日本を弱い国にするのです。まして、原爆など、絶対につくってはいけません。ところが、日本の原爆はすでに完成していたのです。

 韓国の島で実験もしていたのです。アメリカは、「もう少し遅かったら、日本の原爆でやられていたな」と思って、焦って日本に原爆を落としたのです。再び、恐ろしい世の中が来ないように、300年先までも、日本人は無能で、アメリカ人に従順で、臆病な日本人にしようとしたのです。それが、GHQが日本に押し付けた憲法だったのです。

 日本人を立派にしようと思って創られた憲法ではありません。日本人が再び蘇らないように弱体化させるための憲法だったのです。

 民族を弱体化させる方法で、効果的な方法は、民族から神話を奪うことです。神話を奪うと民族のルーツがなくなってしまうのです。

 韓国は、白頭山に降り立った熊と人間の間に生まれた子供が朝鮮人のルーツです。「これが我等の先祖である」と言っているのです。これが、檀君神話です。

 モンゴルは、「蒼き狼が成吉思汗の先祖である」と言っているのです。今でもそれは、信じられているのです。

 そのような民族の神話を壊してしまうのです。先祖が狼だとか、熊だとか、動物だと言っている場合は、神話をなくさなくてもよいのですが、日本人の先祖は神だと言うのです。「神が高天原に降り立ち、天照大神の子孫が天皇になった」というのですかから、他の民族の神話とは違います。

 日本の場合は、神武天皇から天皇が続いていることにより、神話が生きているのです。「日本人の先祖は神だ」という神話をGHQは、何としても壊さなければならなかったのです。

 マッカーサーは、「そんなことを言っていると、天皇を処刑するぞ」と言って、日本人を脅かしたのです。主権は、占領軍にあったのですから、最高司令官のマッカーサーには逆らえません。

 天皇を人質にとられて、憲法を押し付けられたというのが実情です。それを「大事な憲法だ」と言うのでしょうか? 「憲法を変えてはいけない」と思い込んでいるのですから、バカもよいところです。

 ところが、「この憲法でいこう。軍備はアメリカに任せよう。日本は軍隊が持てないのだから、それでよいのだ。アメリカがつくった憲法なのだから、日本を守ればよいのだ。日本は商売をやってたっぷりと稼ぐぞ」と言ったのが、吉田茂です。

 その路線が自民党に引き継がれているのです。「時が来れば憲法も変わるのだから、当分はこの憲法でやろう。アメリカが日本を守れよ」とやったのです。それが政治家というものです。

 しかし、それをいつまでも保ち続けていたら、日本はアメリカの植民地です。日本は、自衛隊をつくったのです。朝鮮戦争(1948年)になると、吉田首相の考え方は、見事に当たったのです。

 「日本は戦争に行かないよ。GHQが創った憲法を守っているのだから、朝鮮戦争にはいかないよ」と言ったのです。朝鮮戦争で、アメリカ人は何十万人も死んでいるのです。日本人は一人も死んでいません。

 憲法を利用して、これは上手くいったのです。アメリカが押し付けた憲法を利用して、吉田首相は朝鮮戦争には一人も出さなかったのです。マッカーサーは「軍隊をつくれ」と日本に言ってきたのですが、吉田首相は葉巻をプーとふかして、とぼけた顔をして、「はっ? アメリカ様がつくってくれた憲法で日本は楽しくやっていますから」と言ったのです。

 それから、昭和26年にサンフランシスコ講和条約が成立して、日本は独立したのです。米軍の占領が終わったのは、昭和26年です。その時に「自主憲法を持たなければいけない」と言っていたのですから、自主憲法をつくればよかったのです。

 その時にそのような案はあったのですが、現行憲法のほうが便利だったのです。アメリカが日本を守ってくれるので、日本はお金儲けだけをやればよかったのです。これは、便利です。自民党は口では、「憲法改正」と言いながら、憲法改正はしなかったのです。

 その憲法を後生大事にして、「これはよい憲法だから、憲法改正してはいけないのだよ」と言っているのです。日本は憲法により軍隊を持てない国になっているのです。いつまで、こんなバカなことをやっているのでしょうか?

 党首討論など聞いていられません。立憲民主党や、令和新選組は「核兵器を持ってはいけない」とも言っています。公明党は政権与党ですから、「持ってもいいのではないか」と言っています。

 まず、第一番に「敵は誰なのか?」ということです。日本の周辺諸国の中国、ロシア、北朝鮮は核兵器を持っています。日本は核兵器保有国に包囲されている状態です。

 立憲民主党は、「日本が報復をすると、何十倍の報復をされるのだから、終わがなくなるのだ」と言っているのです。「抵抗しなければ、終わるのだ」と言っているのです。大阪のHさんと同じ理論です。

 敵国が撃ってきたら、日本が反撃します。すると、敵国が2倍撃ち返してくるのです。そのような理論です。立憲民主党もそのようなことを言っているのです。それは、前提条件が違います。前提条件とは、核兵器を持たない国々に囲まれている中で、日本が核武装をするわけではありません。

 もうすでに日本は、核兵器を持った国に囲まれているのです。しかも、「核兵器を使いません」とは、言っていません。ロシアはウクライナに対して、「核兵器を使う」と言っているのです。中国の核兵器も400発が日本に向けられているのです。これで「憲法を守れ」と言うのでしょうか? 憲法を守れば、国は滅びるのです。(②に続く)

 

 

 

 

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