地方再生 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

前にも書いたことがあります。「地方に活気を与えなければいけない」と言っていますが、このことは大変素晴らしいことです。でも、どうやっていいかわからないのです。

各自治体が「私のところは図書館をつくり再生したいと思います。お金を何十億ください」、或は農業法人をつくり、「もっとまとまった農業をやりたい。これが再生につながります。お金がかかりますから、何十億ください」ということを、全国でやれと言っているのです。

政府がその案を見てどんどんやらせていくと言っているのです。それでなくても地方は活性化しません。地方の駅前の商店街はシャッター商店街になっています。イオンや大型スーパーがバンと営業してしまうのです。するとそこには何でもあるのです。地方の駅前で細々とやっていたオジちゃんに「これもらうよ」という関係がなくなってしまい、お客がこないのです。シャーター通りになってしまうのです。ひどいものです。

僕も湯河原に行きますが、大部分のお店のシャッターが閉まっています。何をやっても商売にならないのです。これは、大型店の影響です。

一つのアイデアがあります。再生する場合は、どこからいくのかというと精神の再生からいけばよいのです。もっとも精神を顕すものは何かというと、日本の歴史を代表する「城を造れ」ということです。城を復活するのです。これはやりたいし、やってもらいたいと思います。安土桃山城を再建するのです。

信長は安土桃山城の絵を有名な絵師にかかせたのですが、神経質ですから少しでも絵が違うと「やり直せ!」と言ったのです。天皇がそれをみて「それをくれ」と言ったら、あげなかったのです。その絵を宣教師に渡して、4人の使節がついてローマ法王にもっていかせたのです。その絵は法王にあげたのです。ローマ法王に献上する、ものすごい安土桃山城の屏風を造ったのです。

その絵は今はどこにあるのかわかりません。どこかにあるのです。それを見ると信長の秘密は全部わかるのです。「なぜ、このような形で城を造ったのか」意味があるのです。

意味がなく六角形でつくったのではないのです。なぜ、「信長が天守で、天皇が2番目に住むのか」ということにも意味があるのです。

その絵を見ると安土桃山城は復元できるのです。日本にも安土桃山城の絵がありますが、もっとすごいのです。これを探し出してもってきて、やってみなさい。安土桃山城は信長が死んで3年目に焼け落ちて落城したのです。土台は残っているのです。土台が残っているのですから、後は建物を再建すればよいのです。僕はこれをぜひやってもらいたいのです。

岐阜に黄金に輝く安土桃山城を建ててもらいたいのです。それを見るために観光客が来るのです。ちゃちいものではダメです。伊勢神宮から鳥羽へ行く道にも安土桃山城の真似をした城がありますが、あんなお城はダメです。本物の城を復元するのです。

そうすれば絶対に見に来ます。日本全国から観光客がきます。しかも途切れません。観光客が来れば、宿泊施設も潤います。観光客が買い物をして、税金が入ります。もうすぐに活性化してしまいます。何故、やろうとしないのでしょう。

僕はこれをやってもらいたいのです。そうしたら、僕も見にいきます。安土桃山城に代表されるだけで、全国に名城はたくさんあるのです。まず、江戸城だって天守閣がありません。天皇に相談して江戸城に天守閣を建てるのです。それだけで見事な東京の名所になります。

そんなものはたくさんあると思います。坂上田村麻呂がつくった胆沢城(いさわじょうがあるのです。あれだって見たいでしょう。いくらでも日本全国、お宝様の宝庫です。どんどん城をつくりだせば、旅行客だけで地方は活性化されてきます。どんどんやればよいのです。

それから、江戸時代の三十石船も復刻するのです。古い物の中に新しさがあるのです。ちょっとしたアイデアであっという間に活性化してしまうのです。文化が大事です。文化にもっとお金をかけるのです。

東北道の羽生パーキングにできた鬼平のテーマパークに期待して行ったのですが、全然ダメです。食べ物屋しかないのです。なんだかわかりません。まずやるなら、場所があるのだから、馬に乗った鬼平の銅像をつくりなさい。そのようなところが抜けているのです。やるべきです。

そうしないと食べ物屋ばかり並んでいて、全然ダメです。まだあるでしょう。鬼平の黒い茶わん、鬼平がもっている刀、鬼平のキセル、鬼平の煙草盆、そんなものを並べて売るだけで急によくなります。

まだいろいろなアイデアがあるのです。高円寺の阿波踊りも、100万人くらいお客さんが来たらしいけれども、まず「ちょうちんに火を入れろ!」ということを提案します。 ちょうちんに火が入っていないのです。LEDを使えば安く長持ちする火がともります。ちょうちんに火がともれば効果は3倍です。なぜそんなことに気が付かないのでしょう。

まだやり方があるのです。次から次へと阿波踊りがでてくるのですが、「もっと頭を使って考えろ」と言いたくなります。阿波踊りの間に武者行列を入れるのです。阿波踊りしかしちゃいけないということはないのです。5組くらい終わると武者行列が出て、また5組くらい終わったら、新撰組がでてきて、それが過ぎたらお神輿です。そうすると阿波踊りが立体的になるのです。電気はピカピカ光り、ちょっと頭を働かせれば全然違います。

阿波踊りの以外の踊りを入れてもいいのです。青森のねぶたとかも入れればいいのです。すると急に活気づいてきます。皆さん、もっと頭を使ってね。人生を楽しくするためには、そのような工夫が必要です。


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