中国軍事委員会の話 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

 昨日の僕のブログ『日本の防衛』を読んでくれた人はわかると思いますが、今日見たらまだあまりコメントが載っていなかったので解説します。

 大事なことは、中国の軍事委員会の話だということです。中国の軍事の専門家が集まって会議が行われたのです。その会議録です。

 安倍さんが狙っている本当の意味での安保法制がわかったのです。安倍さんが言っていることは、集団的自衛権で尖閣列島を守るとか、南沙列島の問題ではないのです。一番大事な日本の防衛の「絆」ということがわかったのです。

 中国の軍事委員会の魏鳳和(中将、第二砲兵司令官)が「日本を核攻撃する。400発を撃ち込んだら日本は終わりだろう。やるべきだ!」と主張しているのです。他の空軍大将や、海軍大将は「そんなわけにはいかない。核攻撃しても日本には海軍も空軍も残るから、それと戦うことは無理だ」という結論に達しているのです。

 丁寧によく読むとこんな恐ろしいことを言っているのです。それを読んでいて、僕はハッと気が付いたのです。核の攻撃に対して、どのように守ったらよいのでしょうか。今まで僕はイージス艦などで守ると思っていたのですが、全然違うことに気が付いたのです。

 核から守るということは、恐ろしいことですが先制攻撃しかないのです。核攻撃から守るには先制攻撃しかないのです。

 ある人から与太話が入って9月になると、北朝鮮が核ミサイルを飛ばしてくるなどという話をしているのですが、とんでもない話です。アメリカ軍はすべて軍事衛星で空から見ています。中国のどこに核があり、ロケットがどこにあるかまでわかり、10センチ単位まで見ているのです。

 画面を細かく割ってコンピュータにはりついている人間が千人くらいいるのでしょう。その千人が自分の分担範囲の画面をずっと見ているのです。それで「以上あり!」と言うと、皆が集まって「どこが異常だ!」と上司が聞くのです。

ミサイルを飛ばすためには燃料を詰めなければなりません。危険な燃料ですか、前から詰めておくわけにはいかないのです。使う直前に燃料を積めないとダメなのです。発射するときにはトラックが来て燃料を詰めだすのに違いないのです。それをすべてチェックしているのです。

 燃料を詰めだしたら「来るぞ!」とわかり「行け!」と先制攻撃です。これができるようになったのが9.11以降です。それまでは先制攻撃ができなかったのです。「相手がやる気だな、やる前にブッ叩け!」というのは、法律的に問題があったのですが、9.11以降、「怪しい!」と思ったら先制攻撃してもよいことになったのです。

 「先制攻撃をして良い」とは、ミサイルが1機飛んでくるという話ではないのです。核爆弾のことなのです。中国もアメリカを一挙にやっつけてしまおうと考えているのです。ソ連もそのように考えているのです。それに対して、アメリカは防御をして「動いたらやるぞ!」ということです。

 軍事委員会の話を読むとわかりますが、中国の潜水艦はすべて捕捉されているのです。中国の潜水艦がどこにいて、どのような動きをしているのかということはすべて捕捉されているのです。

 さて、そこで問題があり、アメリカ本国に核が飛んできたら先制攻撃をやるのは当然です。日本に向けられたときに、アメリカは先制攻撃してそれを叩くのかということが問題になってきます。わかるでしょう。

 アメリカは自国に向けられたらそれをやります。しかし、「日本に核が向けられたときにアメリカはやるのでしょうか?」ということなのです。落ちてきたらという話ではありません。落ちる前にそれを先制攻撃でやるかどうかということです。

 ここに日本の首相の苦悩があるのです。もし、今のままではアメリカはやるかどうかわかりません。日本は原爆をもっていません。先制攻撃もできません。日本に核が向けられた場合、米軍と仲良くしていないとやってくれません。これが集団的自衛権です。「なるほどな、そのような意味があったのか」とわかったのです。その代り、集団的自衛権をやると自衛隊は米軍の下請けになって使われますが、そんなことは覚悟の上でやっているのです。

 自衛隊が千人死のうと、二千人死のうと核攻撃で400発のミサイルが日本本土に飛んできたら、自衛隊が千人死んだという話ではなく、東京も大阪も名古屋も日本が全滅です。それに対して集団的自衛権を組んでアメリカがやってくれるようにするのが集団的自衛権の本当の目的です。それしかないのです。

 核攻撃から身を守るのは先制攻撃しかないのです。撃たれたら終わりです。撃たれる前にやってしまおうということです。

 それが怖くて中国はガソリンも入れられないのです。妙な動きをしてガソリンを入れる真似でもしたら、先制攻撃で叩き潰されてしまうのです。だから中国は恐ろしくて、核をもっているのだけれども使えないのです。

 もっていない国は大丈夫です。もっているからこそ恐ろしいのです。「トラックでウロウロして疑わしい行動をするなよ!」、「疑われる行動をすると米軍の核が飛んでくるぜ!」このようなことになってしまっているのです。

 それから日本を守りたいのです。そのために集団的自衛権を組むのです。「そのためには自衛隊が使われることもあるでしょうが、そんなことは日本全国を守るためには覚悟してやろう。」これが真相です。

 僕は気が付いたから、今後は安倍の安保法案は賛成します。今までは「反対!」と言ってきましたが、賛成にまわった理由があるのです。アメリカが先制攻撃できるのですから、一番日本を守ります。

 北朝鮮などはすべて把握されているのです。アメリカからいうと何にも怖くないのです。「ああ、ガソリン積んでいるな、行け!」ドーンで終わりです。

 北朝鮮はそれを知っているので、地下に穴を掘って基地をつくっているのです。そんなものは、バンカーバスターズでみんなやられてしまいます。ロケットが200メートルの地下まで潜ってしまうので隠れるところがないのです。

 北朝鮮などアメリカは平気な顔をしています。「お前、動いたら大変だぞ!」ということです。その核の恐怖から逃れる方法は、今のところアメリカ軍に頼っていくしかないのです。早く日本も核をもてばよいのです。

 中国軍は「日本の警戒網は凄い。とてもではないけれども日本と戦争はできない」と、今でも言っています。一人だけ魏鳳和(中将、第二砲兵司令官)「先に核攻撃をやるべきだ!」と言っているのです。

 そのような話です。これがわかったので今日から僕は意見を変えます。


『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!

     ↓↓↓

http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/?blog_id=2098137