自衛隊員に麻薬を持たせろ! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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 米軍は全員が注射器に麻薬を入れてもっています。これは当然です。地雷を踏んだり、撃たれたりした場合は、痛くて耐えられません。リュックサックの中に必ず麻薬をもっているのです。それで、軍服の上から注射器を取りだすのです。

 地雷で足が吹っ飛んだら、まず足を縛り出血を止めます。麻薬(モルヒネ)を注射すると、スーと痛みが消えて兵士が「ワハッハッハッ・・・」と、笑い出すのです。それだけモルヒネは効き目があるのです。だいたい2時間は効くので、その間にヘリコプターで搬送して手術をしてしまうのです。手術が終わると足がなくなっているけれども痛みは消えているのです。そのようなシステムになっているので、負傷した時はある程度安心です。「俺には麻薬があるから大丈夫だ」と思えるのです。

 ところが、自衛隊員には麻薬はないのです。「私たちもそうしたい」と言うと、厚生省が反対して「麻薬ですよ。麻薬をそんなに簡単に持たせていいのですか!」と言うのです。全くこいつら、自衛隊員の気持ちになっていないのです。

 戦場に行く人間は、撃たれて痛いのならば麻薬をもっていきたいと思うはずです。厚生省は「注射は医者でなければ打てない」と言うのです。米軍は自分で打つのです。そのようにしなければ可哀想なのです。

 安倍さんもいろいろなことを言っているけれども、本当に自衛隊を戦場に送るのなら、そのくらいの配慮はしなければいけません。

 それからもう一つあります。長谷川慶太郎さんが言っている通り、自衛隊は軍隊ではありません。何故かと言うと軍隊という以上は、1.憲兵がいなければなりません。2.軍事裁判所がなければいけません。3.勲章制度がなければいけません。これがないものはどんなに戦車をもって格好をつけても軍隊ではないのです。軍隊は人を殺すものですから、それが国内法で「お前は殺人罪だ!」と、裁かれたらたまったものではありません。

 軍隊は独自に判断して裁判所を持つのが当たり前です。これがなければ軍隊とは言えないのです。日本国内の司法で裁くならば、これは軍隊ではないのです。そのように長谷川慶太郎さんは言っています。早く自衛隊法を改正して、独自のものをつくらなければダメです。

そして、軍隊という以上、勲章がなければダメです。「人間は何のために死ぬのか?」というと、勲章のために死ぬのです。ヒトラーは、生涯自慢していたのは、伍長の時にもらった鉄十字勲章です。この勲章は将校でももらえません。本当によい働きをした者には、階級に関係なく国家の名誉として鉄十字勲章を与えられるのです。それをもらっていると一目も二目もおかれるのです。だから兵士は勇敢に戦えるのです。

憲兵と勲章と軍事法廷がなければ軍隊ではないのです。自衛隊法になってくると国内法ではないから、軍事法廷です。そうなれば、麻薬を使おうと、そんなことは一切自由になるのです。日本の法律は及ばないのです。これをやってあげないと自衛隊は可哀想であり、使い物になりません。安倍はこんな中途半端なことをして、自衛隊員は殺されに行くのでしょうか。

最近、明らかになってきたことですが、サマワに行った時に、自衛隊は襲撃を受けているのです。何十回も襲撃を受けて、いきなりテントの中に炸裂弾が入ってくるのです。おそらく、そこで自衛隊員は死んでいるのです。帰ってきた人間でも夜寝るのにライフルがないと眠れないのです。日本に帰ってきても幻想に怯えて「ライフルくれ、弾をくれ!」と言っているのです。今度は本当に撃ちあうのです。

人間は「相手を殺せる」と思うと恐怖は消えるのです。普通の人間は武器がないので相手を殺せませんから逃げまくるだけです。逃げまくるとは、屠殺される原理です。鳥や豚が殺されるように「お前らぶっ殺してやるぞ!」と言われて、逃げるだけです。絶対に戦う気力は起きてこないのです。

こちらがライフルを持ったり、マシンガンを持つとガラリと気持ちが変わるのです。「やるぞ!俺はお前に殺されるかもしれないけれども、俺もお前を殺せる」となると、人間は急激に恐怖がなくなるのです。そのようなものです。

ですから、何も武器を持たないでいたら、とんでもないことです。自衛隊をそのような状態に追い込んではなりません。

敵にすぐる威力を要点に集中発揮して戦争は勝つのです。日本人は必ず日本刀を1本持つ必要があります。日本刀は、マシンガンに比べれば武器でもなんでもありません。しかし、1本日本刀を持てば戦う気ができてくるのです。

人間の体を見てください。「牙はありますか?」ありません。動物のような鋭い爪もありません。何にもないのです。動物は鋭い爪、牙などの武器を生まれながらにしてもっているのです。人間は何の武器もないのです。

ですから、人間が素手で熊と戦ったら、人間は絶対に負けてしまいます。熊の手をみてください。鉄の鉤爪(かぎづめ)のようです。あんな爪でひっかかれたら人間の皮膚は裂けてしまいます。或は犬にしても犬歯があります。牛も角をもっています。角も武器になりますから、ライオンも牛の角に巻き上げられてしまうのです。

「動物は武器をもっていて、人間は武器がないのだな」本当にそう思います。僕の爪でひっかいてもたいしたことはありません。女の子が爪でひっかいても自分の爪がめくれてしまいます。人間の歯には犬歯がないのでかむだけになってしまいます。人間には武器がないのです。

結局、人間は武器をもたないとダメな構造になっているのです。最低の武器はライフルや、マシンガンです。日本では無理ですから、日本刀を持つと戦う気にはなります。実際は戦えませんが、刀をもっていれば「この野郎!」と思うのです。

だから、神風特攻隊も必ず刀をもっていったのです。「飛行機に乗るのですから、刀など意味がない」と思うのですが、精神的に「やるぞ!」と刀を持つと思うのです。丸腰ではなくなります。

「せめて拳銃くらい持たせてよ」と思います。戦前、軍人は自分のお金でピストルを買えたのです。自分の家にももっていたのです。

大久保利通も6連発の拳銃をいつももっていたのですが、たまたま殺された日は6連発の拳銃を修理に出していたのです。運が悪いのです。修理に出していたので丸腰だったのです。せめて御者に刀くらい持たせておけばよいのですが、それも誰ももっていないので逃げるしかないのです。大久保利通は、見事に惨殺されてしまったのです。

伊藤博文は和泉守兼定をもっていたのです。土方歳三が愛蔵していた刀を仕込み杖にしていたのです。

「戦うぞ!」という気持ちをつくってくれるのが武器です。そのような効用があることをわからなければいけません。それなのに、今の日本政府はナイフまでも「5.5センチ以上のナイフをもっていたら銃刀法違反で捕まえる」というのです。5.5センチは、鉛筆の半分もありません。「もうちょっとナイフくらいよい物を持たせてよ」と、庶民からいうとそう思います。我々にも武器を持たせろ! 北朝鮮が来たらどうするのでしょう。自衛隊は戦いますが、我々も戦うのだよ。


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