奴隷の作り方 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

NHKのBSでISILの番組を放送していたのですが、これを見ると本当に憂鬱(ゆううつ)になります。全く救いはありません。それと同時に宗教の本質をよく表しています。

 イスラム教徒は、「右手に剣を、左に手にコーランを」というのです。この言葉は本質を表しています。「お前達、マホメットを信じているか?」と聞かれて「信じている」と言えばよいのです。「マホットこそ神である。アラーは偉大である。マモメットの正当な後継者は、バクダディだ。バクダディの命令に従うのか?」このような事です。

 バクダディが何を信じているのか、何を言っているのか関係ありません。「お前はバクダディを信じるのか? 信じなければ殺す!」簡単な原理です。「理屈が正しいから信じる」という事は、関係ないのです。「お前はバグダディの子分になるのか?」ということです。「バクダディを親分と崇めて、何でも命令を聞くのか? 聞くのであれば、お前は助けてやる。聞かなければ直ちに殺す!」このような思想です。

 宗教とは奴隷をつくることなのです。奴隷の作り方がよくわかります。自由な人間を捕まえて奴隷にするのです。コーランを読んで教義に納得して、だんだん信仰が高まって「マホメットの言っていることは正しい」と思い信仰するという教えではないのです。

 「お前はマホメットを信じるのか?」と聞かれて、「ちょっと疑問に思っています」と言えば、「何? 殺せ!」と、その場で殺してしまうのです。ISILの統治下のシリアで生意気な事を言ったり、逆らったりした青年は皆で殴り飛ばして広場の真ん中に連れていき、よろめいた瞬間に拳銃で「バーン」と撃ち殺したのです。

 すると、周りにいた連中が、お祭りみたいに鉄砲を「バンバンバン!」と上に向けて撃っているのです。「やった!」という感じで喜んでいるのです。シリアにあるラファラジュ部族は2千人が殺されたのです。バクダディに戦闘要員の若者を差し出す事を断ったら、皆殺しにされたのです。ISILは、戦闘に関係ない若者、老人、女性まで虐殺したのです。

 従わない者、信じない者は殺すのですイラク・シリアの人々は、ISILが怖いから「信じた」と言わざるをえません。その「信じた」という証明が、1日の5回の礼拝です。メッカに向かい、何をやっていても、仕事をやっていても、5回礼拝するのです。それをやっていない人は、信じていないのです。中身は心の中だから、分からないのです。形だけ「アラームハマド」とやれば、「信じている」と思うのですが、それだけではダメなのです。命令に従わなければ、信じたことにならないのです。

 「あいつを殺してこい!」と言われて「嫌です」と言えば、「そうか、お前は信じていないのだな。お前を殺す!」と、その場で殺されてしまうのです。キリスト教は、そこまではやりませんが、中世では無神論は牢屋に入れられたのです。

 ISILは、世界全体を奴隷にして子分にしようということなのです。これを見ていたら憂鬱になってしまったのです。考えてみると関東連合もそう、ヤクザもそう、「親分を信じるのか?」と盃をもらいます。盃をもらうということは、親分の血を飲むと言うことです。血を飲んで親分に絶対の忠誠を誓うのです。これがヤクザです。だから鉄の結束ができるのです。親分の命令に逆らったらぶち殺されてしまうのです。

 ヤクザの世界は親分に逆らった瞬間に兄貴分がいるのです。その場で殺されてしまいます。親に逆らったらその場で殺されてしまうのです。怖くて従わざるをえません。関東連合の見立もそうです。なにしろ、焼きを入れるのにブッ飛ばして半殺しにしてしまうのです。怖くて、見立てが入ってくるだけで怖くて体に震えがくるというのです。そのくらいやるのです。

 大日本帝国の陸軍も焼きを入れたのです。セミとか、自転車とかやらせるのです。ともかくひどいことをやったのです。敵よりも上官の方が怖いのです。そうしないと敵と戦えないのです。後ろに行ったら鬼の教官がいます。「前へ行くぞ!」と言わなければ戦争になりません。

 世界を支配しているのは、ほとんどがこのような暴力です。しかし、ヤクザや暴走族は、宗教とは言いません。まだ救いがあるのです。腹の中で何を考えていようがいいのですが、宗教の場合は許さないのです。その場合、リンチを行い宗教の奴隷にするのです。世界は人々を奴隷にしようとする奴が大勢いるのです。

 国家もそうです。国家の主権者は、国民を幸せにしようなど考えていません。みな、自分の思い通りにしたいのです。「右を向け!」と言うと国民が右を向き、「左を向け!」というと左を向くのです。「前へ行け、戦争だ!」それを望んでいるのです。

民衆が政府の命令一家でロボットのように動くことを望んでいるのです。政府はそれをオプラートに包んでいるので、そのように見えませんが本質はそうなのです。本質は権力者と民衆との戦いです。常に国家は奴隷をつくってきたのです。

 世界には、今でも奴隷が大勢いるのです。本当の生き方は、絶対に奴隷にならないことです。しかも、殺されるのは嫌ですから、うまく考えていくことが大事です。




人気ブログランキングへ


『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!

     ↓↓↓

http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/?blog_id=2098137



朝堂院大覚先生と中杉博士の対談「剣道と神道」

          ↓

https://www.youtube.com/watch?v=caCJNYLJOXQ


【NET TV ニュース.報道】

朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


公開中!!!!