※元ウクライナ駐在大使・馬淵睦夫さん
この問題について僕も色々なことを書いていますが、今まで発言してきたことが、ほとんど「間違っていない」と確信を持ちました。
それは、元ウクライナ駐在大使の馬淵睦夫さんの本を読んだり、ユーチューブを見たりしているうちに、確信に変わりました。
情報というものは、一次情報と二次情報があります。色々な人が色々なことをしゃべっていますが、二次情報、三次情報だけの人もいます。では、「一次情報とは何か？」というと、馬淵さんは現役の外務省の職員であり、駐在大使を歴任してきた人です。これは、「信用がおける」ということです。
馬淵さんの情報は、ここから見ても一次情報だと分かります。馬淵さんの本を読んで、鵜呑みにしてそのまましゃべる人は、二次情報です。それを聞いた人がまたしゃべるのは、三次情報です。インターネット時代は、誰でも情報を発信できますが、「この人は、何次情報の発信を行っているのか？」ということが、非常に大事です。
一次情報とは、その人が体験したことからくるのです。自衛隊にいた人が自衛隊について発言していれば、これは一次情報です。自衛隊にいない人が、自衛隊の情報をしゃべったら二次情報に決まっているのです。
そのような意味で僕が発信している一次情報は仏教です。これは一次情報であり、僕しかできません。でも、世界情勢について、経済について、日本の未来について、話をするということは、僕にとっては二次情報です。
専門家から様々な事を勉強して、自分なりに考えて発信しているからです。その場合でも、色々な情報がありますが、右よりの情報もあれば、左よりの情報もあります。判断は凄く難しいのです。
安倍さんという人間は、「よい人間だ」と言っている人もいます。しかし、「安倍さんは、悪い人間だ」と言っている人もいます。これらの意見は全然違います。どちらの意見も、それはこの人の一次情報です。
必ず僕は正反対の情報を取ります。「このような事を言っている人がいます」「それはダメだと言っている人がいます」両方の意見を聞いてずっと温めておくのです。すると、いつも答えが出てくるのです。
ちょうど、これは四元方程式です。見方を四つとって、四つから情報を取ります。そして、自分の中に入れます。入れたものをだんだん煮詰めていくのです。その内に結論が出てくるのです。
安倍さんの場合は、それをとくに感じます。「アベノミクスは成功しているのか？」という質問に対して「全然成功していません」という人がいます。「アベノミクスは失敗だ。物価が上がって、賃金が全く上がっていない」という人もいます。「アベノミクスは成功しているのだ。しかし、時間がかかるのですぐには成功しない」という意見があります。
集団的自衛権に関しても「安倍さんは愛国者だ」という人もいれば、「安倍さんは愛国者ではない」という人もいます。このような色々な視点をみていくうちに「安倍さんはどのような人間か？」という事が分ってくるのです。
それで、僕は安倍さんについての発言をしているのです。安倍さんはウソつきです。これは、色々な情報を取って分析した僕の結論です。アベノミクスなどは、成功しません。日本はこれから大変な時代に巻き込まれていくのです。
その導火線の役割を担っているのが安倍さんです。そのような事が分るのです。何故、分かるのでしょう。問題はここなのです。「どうして、このような現象が起きてくるのか？」これは、歴史の見方もそうですが、「世界は歴史が自然に起きてくる」と言っている人もいます。色々な利害の調整があって、偶然に物事ができて、戦争になったり、平和になったりしているという見方もありますが、全然違う見方もあります。
「後ろの影に歴史を書く人間がいて、シナリオを書いて、そのシナリオ通りに世界が動いている」という人もいます。
このシナリオについて僕も多少書いてきたのですが、この馬淵さんの本を読んでハッキリ分りました。僕が言ってきたことは正しかったのです。馬淵さんは、僕と同じことを言っているのです。僕は馬淵さんの本を読んで言っているのではなく、最近、馬淵さんの本を読んで「僕と同じ事を言っているな」と思ったのです。
僕の情報は二次情報ですが、この人の情報は外務省で駐在大使を経験しているのですから、「この人の情報は本物だ」ということで結論が出てきたのです。
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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・６・５
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