サザンについて | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

だいぶ世間が騒がしくなってきて、「自称愛国者」達のサザンの糾弾が始まりました。11日、東京・渋谷にあるサザンの所属事務所「アミューズ」が入居するビルの前で抗議行動が行われました。

 問題点が3つあります。紫綬褒章をおしりのポケットから出したことが一つ、天皇陛下の真似を下ということが一つ、それから「ピースアンドハイライト」という反戦の歌を歌い、日の丸にバツをつけて「不敬だ!」ということが一つです。

 サザンの紫綬褒章を受け取った時の話を聞くと「非常に感謝しています。私は人気を取るためにくだらない歌を歌っていました。それにも拘わらず、こんな立派な賞を頂き、ほんとうにうれしい」と言っています。それが本音なのです。

 日の丸にバツがついていたのは、外国が日の丸にバツを書いた写真を出して「このようなことは止めましょう」と言っているのです。サザンが日の丸にバツをつけたのではないのです。「こんなことはやめましょう」というメッセージです。

 島の画像がでてきたのは、「俺の島だと言うのはお互いに止めましょう」ということです。サザンの桑田さんは、ビートルズに非常に影響を受けた人で、加山雄三を尊敬しているのです。加山雄三は最高の日本人です。先祖には岩倉具視(いわくらともみ)がいるのです。

「サザンの桑田は朝鮮人だ」という人もいますが、僕は全くそのように思いません。おばあちゃんが朝鮮人かどうかは知りませんが、そんなことから言っているのではありません。

 安倍政権は、あまりにも無理があります。集団的自衛権など、そんなに簡単に決めてよい問題ではありません。もし、決めるならば国会で議決して決めるべきです。だから「ファッシズム」だと言っているのです。こんな無茶な決め方はないのです。

 公明党が集団的自衛権を反対したならば、アメリカから鮫島参与が「政教一致で潰すぞ!」と脅かして、公明党も賛成させたのです。非常にやり方が強引です。

 そして、公明党は「集団的自衛権は日本周辺に限る」と言ったのです。それで通したのですが、今になってみると「日本周辺をのぞく。どこでも自衛隊は行きます」と言い出したのです。こんなことは、許されることではありません。

 それだけではありません。集団的自衛権を行使すると自衛隊は、戦争大好きなアメリカの傭兵として使われるのです。それを僕は恐れているのです。だから僕は反対です。日本のための集団的自衛権ならよいのですが、結果的にはアメリカのためになるのです。アメリカの手先としてあちらこちらへと行かされるようになるのです。

 これは、僕だけではなく心ある人などみなそう思っています。サザンもそうでしょう、みなそう思っているのです。集団的自衛権に対して「ノー」という意思表示で「ピースアンドハイライト」を歌ったのです。「ピース」は平和、「ハイライト」は、極右のことを意味します。

 「平和と極右」その区別がつかないから「サザンは朝鮮人になったのか」とか、「ふざけた真似をした」と民衆は言っているのです。

 もともと芸能人など、パロディなのです。芸能人がかしこまって「天皇陛下様!」と言ったらおかしくもなんともありません。かしこまって「こんな有難い賞をもらいました。天皇陛下万歳!」と言ったら芸になりません。

 それを打ち破っていくところに芸の力があります。僕はすぐに分かるから、サザンはあれでいいのです。

 「サザンを聞いた奴はぶっ殺せ!」など言う必要はないのです。お前達こそ、安倍さんに踊らされて徴兵されて戦争に行くことになりぶっ殺されてしまいます。

 そのような意味があり、サザンはビートルズのジョン・レノンの「イマジン」などに影響を受けているのです。それも真似なのです。

 本心から言っている面もありますが、半分は真似です。歌は芸術活動ですから、「ビートルズのように反戦歌をつくりたい」という気持ちがあり、「今ならそのような歌ができるかな」とつくったようなものです。そう重く考えてわめく必要もないのです。サザンは聞き流していいような曲です。

 でも多少は皮肉が入っています。多少は安倍政権に対する皮肉が入っていますが、目くじらを立てて怒るようなものではないと思います。


 


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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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