こんにちは。塾代表の大西です
無料塾本の制作を進めているということを、7月のブログに書かせて頂きました。
https://ameblo.jp/nakanoyomogi/entry-12492951943.html
今回はその続報を。
7月、お伝えしましたとおり、沖縄に1泊2日の弾丸取材に行ってきました。
取材はこんなスケジュールでした。
<1日目>
無料塾を運営する「珊瑚舎スコーレ」さん取材
↓
沖縄県庁 子ども未来政策課取材
↓
「珊瑚舎スコーレ」さん小学生対象の無料塾を見学
↓
「珊瑚舎スコーレ」さん中学生対象の無料塾を見学
<2日目>
名桜大学の嘉納先生を取材
↓
嘉納先生に沖縄の格差問題の背景がわかる地域にご案内頂く
↓
無料塾を運営する「那覇尚学院」さん取材
珊瑚舎スコーレさんの中学生の授業を見ていると、ホントにどの無料塾も子どもたちは変わらないなぁと。
「そこ、わからない子多いよね!」「そうそう、この対策を今やっておくのがいいよね」なんて思いながら見させていただきました。
ここでは大学生さんたちが講師役としてすごく頑張っていました。教え方がとってもテンポ良く上手な学生さんたちばかり!
いっぱいお話をしてくれた中学生の男の子もいました。また会いたいな!
嘉納先生に連れて行っていただいた場所のひとつは、沖縄中部のコザという場所にある「銀天街」というアーケード商店街。
ほとんどすべての店が閉まっているシャッター商店街でした。
ここは昔「コザ市」という地名だったそうですが、今は隣町と合併して「沖縄市」になっています。
「コザ市」という地名になる前は、「越來村(ごえくそん)」という地名だったのですが、1945年に戦争でやってきたアメリカ軍が、この地域を拠点のひとつとして「キャンプ・コザ」と名付けたことから「コザ」の地名に変わったそうです。
この「銀天街」は戦後、米軍関係者によって大変賑わっていたそうです。
近くには「黒人居住地」「白人居住地」と、肌の色によって分けられた米軍の居住地もありました。
このあたりでお店をやっていた人は、そうした米軍関係者によってたくさんの収入を得ていたのです。
ところが、沖縄返還によって徐々に賑わいが消え、今の状態に。
まさに、戦争によって振り回された街のひとつが、ここというわけです。
国の事情に街の経済事情も振り回されていく中では、当然、富める者と富まざる者が出てきて、格差が生まれていきます。
戦争などの歴史と格差問題というのは、切っても切り離せないものだということを改めて感じました。
これらの取材で得たことは、制作班3人でしっかり本に反映させていきたいと思っています。
***
そして今日は、印刷製本を相談している会社さんと打ち合わせに行ってきました。
明日、見積もりを出してもらいます。
デザイン会社さんが決まり、印刷製本会社さんも決まりつつある中……
執筆のほうが遅れております。。。
3人とも、どうしても日常の仕事があるので、なかなかじゅうぶんに手が回っておりません、待っているデザイナーさんゴメンナサイ。。。
取材もまだこれからいくつかあるので、頑張って進めていきます!
完成予定は10月後半となりますので、夏の間にとにかくガシガシと書いていきます。