生徒が選んだ本②『小野寺の弟・小野寺の姉』 | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんばんは、塾代表の大西ですニコニコ

年末、生徒たちに1000円分ずつの図書カードを渡して好きな本を買ってもらいました。そこで生徒が選んだ本をちょこちょこ紹介していきたいと思っています。

前回は『天国の犬ものがたり』を紹介しましたが(http://ameblo.jp/nakanoyomogi/theme-10080615279.html)、今回はこちら!

小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)/幻冬舎

¥583
Amazon.co.jp

昨年の秋に映画公開され、今も一部で上映されている作品ですが、その元になった小説です。

以下、アマゾンから内容紹介を引用させていただきます。

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早くに両親を亡くし一軒家でずっと一緒に暮らす、小野寺進と小野寺より子。お互いのことを心から思いやるあまり、不器用な言動ばかり出てしまう。ある日、そんな二人の元に誤配送の郵便が届く。その手紙を契機に弟と姉それぞれの恋と人生が動き始める。最注目のクリエイターが描き出す〝ありがとうの香り〟に包まれた、笑顔と涙の〝姉弟の物語〟。
***

これを選んだのは、中3のお兄ちゃんが1人いる、中学1年生の女の子です。
お話の中に出てくるのは姉と弟なので、男女が逆になりますが、兄弟の話というのもちょっと気になったのでしょうか。
私たちから見て、中3お兄ちゃんと中1妹は仲良しで、支え合っているようにも見えます(本人たちは「ケンカばかり」と言いますが)。

彼女がこの本を選んだ理由は、向井理主演の映画が気になっていたからというのもありましたが、もうひとつ「目次を見たら面白そうだった」というのがあります。
実際に目次を見せてもらったのですが、うん、面白い。
以下がそれ。

1.「歯に挟まっているから、とうもろこし」
2.「お二人様なの」
3.「おにぎりにカルピスは合わないだろ」
4.「だったら自分で選びなさいよ」
5.「ありがとう・・・サンキュー・・・おおきに」
6.「何か手伝うことありますぅ?」
7.「えーと・・・・どういうこと?」
8.「ごめんね」

歯に挟まってるから、とうもろこし……。秀逸ですね!
この8項目の目次を眺めているだけでも、なんかグッとくるものがあります。
そして、この目次を見て「面白そう、これにしよう!」と思ったそのセンス、好きです。


実は私も弟がいるので、姉弟の物語というのはだいぶ気になります。
小野寺の弟は33歳、小野寺の姉は40歳で、まぁざっくり言うと同世代になるので、、、中1ちゃんに感想を聞く前に自分も読んで、感想を言い合えればと思います!