集中力のおはなし〜塾代表の場合〜 | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんばんは、塾代表の大西ですニコニコ

中野よもぎ塾に来ている子は、塾で勉強するのは週に1度です。
そのため、自宅で自分なりのルールを作ってコンスタントに学習するという習慣をどのように身につけてもらうかということを、サポーターの間では話し合っています。
生徒それぞれ、性格も違えばペースも違うので、ひとりひとりに合った方法を考えています。
「毎日2時間勉強しろ!」と言うのはとても簡単なのですが、どのようにそれを実現するかが問題なんですね。

ただ、「こうしよう」と提案をしても、やるのは生徒自身であり、私たちが見張っているわけにもいきませんから、結局は生徒自身の意識に頼ることになります。


今回は、私自身が中学生の頃にやっていた「勉強のペースをつかむ方法」を教えます。

それはとっても簡単で、「音楽をかける」ことでした。
私の家にはレコードプレーヤーがあり、23時くらいまではそれが聴ける部屋で勉強します(親が寝る時間には、この部屋の上に親の寝床があるので音が鳴らせなくなります)。

かけるレコードはいつもほとんど同じで、表面がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、裏面がラフマニノフのピアノ協奏曲第2番という組み合わせになっているものです。
これはそれぞれ30分ほどの演奏になりますので、合わせると1時間くらい勉強できます。

このレコードをかけて、チャイコフスキーが終わった時点で5分くらい休憩します。
そしてラフマニノフの面にひっくり返してまた終わるまで勉強します。
これを何回繰り返すかという目標をやる前に決めて、勉強していました。

23時以降は自分の部屋に行って、今度はカセットテープかCDを使います。
こちらも、「A面B面両方終わるまで」「この1枚が流れ終わるまで」というふうに、その音楽の終わるタイミングを、自分の勉強の終わるタイミングにするわけです。

私は「何時から何時まで」と決めるのはあまり好きではなかったので、こういうやり方で自分のペースを作っていました。
音楽が常に鳴っている状態で勉強していたので、テストのときには「これ、ラフマニノフが盛り上がるところで覚えたやつだ」と、音楽とセットで必要なことが思い出せることもよくありました。
音楽を頭の中で流すと、「あ~これやったよね」ということが思い出されていくという不思議な効果を私は体感していたのですが、他の人はどうなのかな……。


私の場合は音楽が好きだったのでこういうふうにやっていましたが、それぞれ好きなものと絡めてやるというのもいいかもしれませんね。
サッカーが好きな子なら、サッカーの試合時間と同じように45分×2の時間を組んで、その日やったことを「ロスタイム」くらいの時間で最後にざっと確認するとか。
自分で決めたルールは、人に言われて守るルールよりも、ずっと守りやすいのではないかと思います。

どういうやり方で毎日勉強するかを、それぞれに考えられるようになるといいな、と思います。