※ 本日の記事は、前回の記事の続きですので、

まだ読まれていない方は、

ぜひ先に、2-39(←リンク) をご覧ください。

 

 

 

ミツカンの中埜和英会長と美和副会長 (義父母) から養子縁組書類へのサインを強要され、そして、妻からは、サインをしなければ離婚させられてしまうと泣きながらサインを懇願されてしまい、僕は、同書類にサインをして義父母に渡しました。

※ 義父母に脅された状況については2-39(←リンク) をご覧ください。

 

僕はこの時、実質的に、息子の親権を失いました。

 

他に選択肢が無かったとはいえ、生後5日目の息子の親権を失ったことに、僕は酷く落ち込みました。

 

養子縁組書類を手渡し、義父母が泊まるホテルから、心底落ち込んでトボトボ帰ってくるなかで、僕は自分なりに考えました。

 


なぜ男の子を授かってから、このようなひどい仕打ちを受けるようになったのか?

 

その背景にある意図は一体何だったのか? 

 

 

これらについて、当時は一切想像がつきませんでしたが、多くの重要証拠が発見された後になって分かったことがありました。

 

以下にお話します。

 

中埜家は、代々 一子相伝(いっしそうでん)によって家産を承継してきており、次世代の誕生は最大の関心事でした。そのため、跡継ぎや事業承継、相続税対策は ”中埜家” の最重要課題であり、頻繁に議論されてきました。この点においては、絶対君主制や、跡継ぎを巡って 血で血を洗った ”江戸時代のお殿様” と非常に似ていると言えます。

※ 一子相伝であることは中埜家8代目当主の中埜和英氏が明言しています。

 

事実、僕は、美和副会長と先代の奥様(和英会長のお母様)との嫁姑の確執を耳にしたことがあります。

 

先代の奥様は息子3人(和英会長が長男)と娘1人に恵まれた一方で、美和副会長は、娘2人で、男の子を産まなかったことから、姑から相当いびられたようです。まさに、江戸時代の ”大奥の争い” に近似した、緊迫感だったそうです。

その後、世代が変わり 先代の奥様がお年を召されたことで、和英会長を意のままに操り、権力を手中に収めていた美和副会長。一方の和英会長は いわば 裸の王様 で、周りをイエスマンだけで固め、誰の言うことも聞かずに 常に 美和副会長の話だけを聞いていたようです。その美和副会長が、和英会長に正しい情報だけを伝えていたかというとそれは疑わしいものでした。

 

客観的にも、美和副会長が讒言(ざんげん)を吹き込み、意のままに和英会長をコントロールしているように見えました。

※ 讒言(ざんげん)とは、「他人をおとしいれるため、ありもしない事を目上の人に告げ、その人を悪く言うこと」です。以前の記事2-29(←リンク)でも触れています。

 

実際に、美和副会長は和英会長に対して、僕を悪く言う讒言(ざんげん)を執拗に吹き込んでいましたが、これが発覚したことについては、後ほど、詳しくお話致します。

 

そんな中、僕と妻が結婚し、すぐに待望の男児が生まれたのですが、男の子が生まれた事実は、外から入ってきた僕のあずかり知らない所で、僕の立場を一気に押し上げたのでした。

 

韓国王朝ドラマ等でもよく描かれますね。男児が生まれた途端に妾(側室)が一気にVIP扱いをされ、他方で、それを不満に思った男児のいない正妻や別の側室等が、妾(側室)を殺そうとしたりします。古今東西、絶対君主制では、このような話は枚挙にいとまがありません。

※ イ・サン(←リンク・Wikipedia)という韓国王朝ドラマが一例です。僕も最近見ましたが、内容が当事件と驚くほど酷似していて、涙なくして見れませんでした。大作だと思います。

 

転じて、美和副会長にすれば、待望の男の子の誕生により、跡継ぎの父親になった僕の立場が中埜家内で上がってしまうことは、美和副会長の地位を相対的に危うくさせることを意味しました。

 

そして、自身が姑を隠居房に追いやって権力を得たことと、まさに同じことをされるのではないかという恐怖から、どうしても受け入れ難かったのではないでしょうか。

 

事実、これを裏付ける証拠があります。美和副会長の以下の発言です。

1-6(←リンク)をご覧ください。また、もう少し後の記事でも詳述します。

 

 

(男児が生まれた大輔は)

棚ぼたで美味しい思いをしていたのが

また急になくなる

 

子どもさえ産めば

仕事は終わり

あれ(大輔)はミツカンから追い出すべき

 

家からも追い出すべき

 

 

また、

息子の生後4日目に美和副会長が、僕に養子を強要した際の発言等も、これを裏付けています。

 

 

(孫を養子にせよとの命令に背けば)

殴られる位じゃすまされない

 

別れるのが絶対条件

 

あなたに育てられる子どもは不幸になる

 

※ 詳細は2-39(←リンク)を御覧ください。

 

 

僕の妻は次期当主候補でしたので、美和副会長にとって、僕は ”嫁” だと映っていたのでしょう。

 

僕は、これらの恐ろしい事実に気付いた時、目眩がしました。

 

 

完全に、

"韓国王朝ドラマ" や "大奥の争い" 

同じじゃないか…

 

 

悲しい現実でしたが、

 

 

・表の権力を握る  和英会長

 

・実際の権力を握る 美和副会長

 

・”種馬” 扱いされ男児の誕生直後に追い出された僕

 

 

という構造が、浮き彫りになったのでした。

※ 美和副会長らによる ”種馬” 発言は1-7(←リンク)を御覧ください。

 

和英会長は確かに8代目として、社内外に影響力を持っていましたが、その意思決定は ほぼ美和副会長の意のままであったと僕は理解しています。
 
より端的に言えば、和英会長は いわば声の大きい拡声器? 何を発言するかは 美和副会長が裏で全て決めていたということです。

 

 

 

<美和副会長>

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引用元:fuji-tv