それは 

 

息子の生後4ヶ

 

英国でのことでした。

 

※ このとき、僕はロンドンにおいて1年間の育休中で、息子と一緒に暮らしていました。

前回のお話から4ヶ月ほどが経過していますが、この間の筆舌に尽くしがたい出来事は、のちほど時間をかけてゆっくりとお話ししたいと思います。

 

 

 

季節は 12月中旬のクリスマスシーズンで 

 

ロンドンの街中が イルミネーションで華やぎ

 

道行く人々は どことなく笑顔で

 

ウキウキしている様子でした。

 

 

 

そんな華やかな雰囲気のなか

 

息子へのプレゼントは何がいいかな 

 

暖かそうな 手袋と帽子にしようかな

 

 

 

こんなことを考えながら

 

 

 

父親としての 

 

初めてのクリスマスを

 

楽しみにしていた 僕。

 

 

 

ほどなくして

 

 

 

そのような

 

ささやかでも 幸せな クリスマスなど

 

望むべくもないことを 思い知らされました…

 

 

 

わざわざ 日本から 僕の自宅に来られた

 

ミツカンの オーナー 兼 代表取締役である

 

義理の両親

 

 

 

僕の書斎

 

衝撃的な内容の打ち合わせを

 

していたことが 発覚したのです。

 

 

 

お二人は 何度も 僕の自宅に来られ

 

ミツカンのアドバイザーの助言をもとに

 

ミツカンの幹部と

 

次のような 打ち合わせをしていました。

 

 

 

(大輔は)

棚ぼたで

美味しい

思いをしていたのが

また急になくなる

 

 

(大輔は)

種馬(たねうま)

 

 

 

子どもさえ産めば

仕事は終わり
 

 


あれは

ミツカンから

追い出すべき

 

 

 

家からも

追い出すべき

 

 

 

オフィシャルに

解雇というにするのは

難しい

 

 

 

そうすると今は放置して1年後の

(大輔の育休明けを待ってから)


片道切符で

日本の

配送センターに

 

※ 上記の赤字は、

義理の両親、ミツカンの幹部、およびミツカンのアドバイザーによる実際の発言です。

 

 

 

えっ?

 

 

 

僕は

 

さすがに

 

耳を疑いました。

 

 

 

種馬(たねうま)

 

って…

 

 

 

もはや

 

人間ですら

 

ない じゃないですか…